人間の視界

望遠レンズで写真を撮ると、
遠くの物がやけに大きく見える。

例えば、都心から富士山を写した写真を見たことはないだろうか。
が、写っている富士山が大きすぎる。ビルより大きいのだ。
まるで都心が静岡にあるのかというくらい、富士山が大きい。

実は、人間の目という奴は
目から離れた物の大きさの感覚が「対数的」になっている。

対数的とはつまり、以下のような感覚。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,200,300
これを線画にすると、以下のように段々と幅が狭くなる図になる。

|     |    |   |  | ||
10m    100m   1km  10km 100k1000km

これによる視界は、遠くにある物ほど大きさの差がわかりにくくなる。
10m?100mの大きさと、100m?1kmの差は、実数では900m以上の差があるが
上記の感覚で、その900m分を丸め込んでしまう。

つまり、実際にはビルも富士山も、撮影者からは遠くにあったのだ。
ビルと富士山の距離が100kmだとしたら、ビルから1km?10km離れれば
大きさの違いがわかりにくくなり、
見た目上30km程度しか離れていないように見えるだろう。
望遠レンズを用いれば、その視界のまま近くに寄せる事ができる。

この感覚のおかげで、非常に広大な情報でも手軽に扱えている。
また、人間の感覚、自然現象、宇宙の理は、対数的であると言われる。

責任を避けてきた結果

「クズは何処まで行ってもクズ、自分等が甘えるに甘えて様々な責任を避けてきた結果だ」
– 利根川(カイジ)

あるプロジェクト。人前で大きい発表会を行う必要が出てきた。
メンバは皆で責任逃れ。やりたくない。

でも、誰かがやらなくちゃいけない。それが責任だから。

結局、最終的にリーダーがやる。
一人だけが、苦しんで、苦労する。
自分が苦しまない選択肢は存在しない。
とても怖いし、自信だってない。非常にリスキーでもある。
でもやらなくちゃいけない。

一方、メンバは自分の負荷が無いという事実を得て満足し
そんなこと、知らないふり。そして忘れてしまう。

リーダーばかりが、実績を積む。
そして認められていく。

責任を、逃れようとするメンバは、実績も経験も得られずに、
同じ年齢の人の間にもどんどん差がついていく。

その違いは、面倒なこと、負荷な事を自分からかぶれる人であるか。。。

積極的に行動できる人と、できない人

私は基本的に面倒くさがり屋なので、
やらなくていい事はやらないし、興味の無い事はやらない。
その結果、本来ならやるべき(やらないと他者に迷惑がかかる)ことも
全く気付かずにやらない事がある。

また、発生した問題に対しては積極的に行動して解決するが
解決が難しい場合は
そもそも問題を発生させないようにしてしまう。

例えば、「週末にボーリングをやろう」という話が出たら
・参加者を募る。
・ボーリング場を決めて手配する。
・昼食の手配は?
・ボーリングして昼食して終わり?早くね?
といった課題や問題が発生するだろう。

積極的に行動できる人は、悩む間もなく参加者を募り、
「どこのボーリング場にしようか?」と言う暇があったら
その場で近場のボーリング場の情報をさっさと集めて決定し、
昼食の手配もお弁当屋さん等に躊躇無く連絡して、
更にレクリエーション的なイベントも後付けしてしまう。

私の場合は、より楽しくする為に複雑化して頑張るのが嫌なので
より簡単で、安く、めんどくさくないの方向にしたがる。
つまりは「ボーリングやめて別の事しようか」となってしまう。

最近、積極的に動ける人を見習わなくてはと思いはじめている。
そういう人には以下の特徴があるからだ。
・仕事でも、アクティブに切り込み特攻できる
・ツールや人を駆使して真っ直ぐに問題解決ができる

でも、積極的に動けない人が、
なぜ積極的に動けないのかは良くわかっている。
・行動がもたらす結果を心配してしまう
 (経験の無い事は避けたいという感覚)
・ただ単に勇気がない(人間が小さい)
・状況把握能力が無い(頭が悪い)
・行動しなくても、感覚と想像だけで解決できたと勘違いする
 (行動しないと分からない情報や事情を活用できない)
・体を動かすのが嫌い

日本人らしいってこと?

最近、しっかり考えてから行動しなければならないとよく思う。
考えの無い行動を指摘された時に、非常に情けないからだ。
物事の良し悪しも、自分の考えで判断できなければならない。

先日、上司が会社のエコ対策に対して文句を言ったのだ。
居室の空調や、照明に関する省エネ措置を決めた委員会に対し
「労働環境を悪化させ作業効率を落とす損失は考えているのか?」
委員会からのもっともらしい正論に、自分の正論をたたきつけた。

この人は基本的に自分の中に正論があって、他者の理論と合わないと
他者の理論を理解する為に詳細の説明を求め、穴があると指摘する。
仕事に私情はタブーなので、そういうやり方は決して間違っていない。

他にも、濁した説明や甘い指摘を安易に受け流したりはしない人なので
見習わないとな、と思っていた。

子どもの頃
ランドセルでなく、普通のかばんで登校するクラスメイトを
「あれっていけないんじゃないの?」
と思ったり、友人から言われた事は無いだろうか?
例えば、障害のある子が手提げで来るのは理由があるから仕方が無いが、
普通の子がランドセル以外を使うのは「いけないこと」だと、
皆に合わせて協調することが「よいこと」だと、
その理由も良くわからずに、無意識に考えたりはしなかっただろうか?

本当に「わるいこと」なのか?
悪い事なりの理由を忘れていないだろうか?

Winnyの作者が逮捕された時、
「警察に逮捕されたのだから、悪い事をしたのだろう」
と安易に思わなかっただろうか?
「なんで彼は、作ったら逮捕されると予想できなかったのかな?」
と考えなかっただろうか?

そもそも、Winnyが悪なのか、使用者が悪なのかという議論を
忘れていないだろうか?
物が悪いなら作者に責任があるだろう。
しかしながら、物は使われ方の善し悪しを選べない。
使用者が逮捕されるべき、という点はどちらも変わらないが、
その責任がWinny自体、延いては作者に及ぶかどうかを
考えるに至っただろうか?

ただし、これは個人的な偏見であるが、
物に対して責任を唱える人は、自立心や精神力が弱いように思える。
物が無ければ事は起こらないかもしれないが、
それが根本的な解決と言えるのかどうか、疑問ではある。

MSマウス初期不良で交換

20091022001.JPG

MSに電話した。
思いの外に時間がかかったので不就労時間になってしまった。

1、カスタマインフォメーションサポートにTEL。
自動応答による受付の後、オペレータに繋がる。
ここで漢字のフルネームと電話番号、製品名を告げる。
あくまでここは窓口なので、10桁の問い合わせ番号を貰える。
ここまでで15分かかる。

受付時間は結構難しい時間帯なので注意。
昼休みに電話できないし、全体で30分はかかる。
(土日祝日と休業日以外。9時?12時、13時?19時)

2、自動で担当部署に繋がる
今もらった問い合わせ番号と、漢字でフルネームを告げる。
これでやっと問い合わせの認証が完了するらしい?
製品のPIDと具体的な症状や使用環境を告げる。
PINも告げる場合がある。
話をして行く中で、オペレータがどんな不良か判断する。

3、使用法で解決するか、製品交換で解決するかを判断される。
今回は製品交換で解決する問題だと判断された。
聞けば、構造上起こりうる問題の可能性について説明を貰える。
お姉さんから工学的な言葉と理屈で詳しい説明を貰ったのでビビった。

4、製品交換の手段を決める
保証書があれば空欄でも良い。FAXすることで先出ししてもらえる。
(交換品が届いてから不良品を送り返す交換手段)
詳しい交換方法を教えてもらい、こちらの住所などを伝える。
ここで電話は終了。ここまでで30分かかる。

5、FAXする。
保証書、問い合わせ番号、氏名、電話番号を
指定された番号にFAXする。

6、数日後、交換品が西武運輸で届く
普通の宅配便と違い、再配達が容易でない事に注意。
お詫び状が入っているので、これに従って不良品を返送する。

7、不良品の返送
梱包は自分で行う。伝票や、梱包材は自前で用意する。
梱包はいい加減で良い。緩衝剤などは要らない。
お詫び状に記載されている住所に、着払いで送る。
(問い合わせ番号はここまで控えておく)

8、完了
おめでとう。ここまでで3?4日です。

IC壊したクサ

▼不具合概要
先日作っていたヘッドホンアンプですが
昨日電源を投入してみたら、動きません(汗

▼不具合箇所
回路図と配線を見直しましたが問題が見当たらず。。。
どうやらICを壊した模様(汗

▼原因
熱量が足りないコテで無理に頑張りすぎた予感。
ソケット使ってなかったし、たぶん熱破壊だぁ

▼対策
ICとソケットを再注文。

で。

半田ごての不調の原因が判明しました。
こてもヨサゲなのを探して太洋の「PX-238」にしよっかなとか思ってた矢先でした。

今回、作業机からコンセントまでの距離があったので、
工具箱の中にあった延長ケーブルを使ったのです。

が。。
…続きを読む

電子工作を久しぶりに。

ヘッドフォンアンプを作ろうと思って
オーディオパワーアンプICのLM4881とか
オーディオ用コンデンサを買った。
(コンデンサが一番高い。マジビビる)

本当はブレッドボード上で一旦組んでから
ユニバーサル基盤に取り付けるつもりだったんだけど
家の近くにブレッドボードなんか売ってないし
普通にハンダ付けして作り始めた。

ハンダ付けするときはコツがある。
・背の低いor熱に強い部品を最初に付ける
・熱に弱い部品は足を浮かせて手早く

で、過去の遺産というか、
銅箔テープやすずメッキ線を大量に持っているので
気軽に完了するつもりだったのだが
すずメッキ線にハンダが全然つかない!

やべえ、なんだこれ
ランドに乗せたハンダが再融解しない。。

なんか。。熱量が足りてない気がした。
よく考えてみると、自分の半田ごては16年モノだった。
小学5年生だった1993年から使っている。白光のRED30W…。

そろそろ替え時かしらね。

最近はセラミックヒータでサーモ付きのが流行みたい。
ネットで「ニクロムヒータは温度調整がむずかしい」と書いてあるが
ずっとニクロムヒータのこてを使ってきたから分からん。

最初、こて台のスポンジでこて先を拭く時に、
じゅ?っという音を聞いて温度調整してるが。。悪いか?

セラミックヒータの20Wとニクロム線の20Wって同じなのかなあ。

auの秋冬モデル 12Mのカメラ…

CA003、SH003、SH006の3機種には
なんと1200万画素のカメラがついている。。

デジタルカメラの性能を画素数で語るのは馬鹿な事だが、
あのサイズのセンサで12Mて。画質大丈夫か!
しかもコンティニュアスAFも搭載しているらしい!
下手なコンデジを超えた機能を持っている。。

でも考えてみれば、最近のコンデジも非常に小さい。
それこそ携帯電話と同じか、少し小さいくらいの大きさだ。
ってことは、もしかして同じ部品を使っているんじゃないか?

やべえ。嫌な仮説を立ててしまった。。

カメラって、画質を上げるには、レンズや光の関係で
ある程度の空間の確保や、センサの大きさが必要になる。
(一眼レフが小さくならない理由)
こうした理由により、
携帯電話のカメラがどんなに頑張っても、
デジタルカメラに敵わない。専用機には強みがあるのだった。

しかし、デジタルカメラ側がサイズを優先したら
画質が同じになってしまうのではないだろうか。

そういえばこの間、
知り合いから、小さいコンデジで撮影した写真を貰ったが
「デジカメの写真!?」と疑ってしまう程、画質は悪かった。
ハレーションが起きていたり、写真全体が歪んでいたり。
携帯電話の写真と同じ傾向だった。

買ったばかりのコンデジで揚々と撮影している知り合い。
気分を害するかもしれないので何も言えなかったが
しかしメーカもこんなものを平気で売ってるのかと落胆した。
俺の、6年前に買ったコンデジの方が遥かに綺麗なのだ。
デジカメとケータイが同じ画質なら、コンデジ要らないねえ…。

HDDの容量が足らない

HDDの容量が足らない。
ファイルを捨てないのが悪いんだけど。

HDDの容量は日々上がっていて、
その度に「そんな容量が故障で消えたら困る」なんて言う。

確かに消えたら困る。
しかし操作ミスを除く回避不能な自然故障に対しては
ある程度気をつければ回復可能だと思う。
まず、RAID。RAIDを使うと1台が壊れてもデータは消えない。
更に、定期的にHDDのリプレースを行う。
経年劣化で故障の傾向が現れる前に、最新のHDDに交換する。
容量が増え、高速化し、データも守れて一石三鳥だ。

またHDDはシステムの性能を引っ張るボトルネックであるが、
構造上、容量の増加は一定時間にアクセス可能なデータ量の増加に繋がるため、
大容量のHDDに取り替えるとシステムの性能が上がるのだ。

結論としては、容量が増えるのは良い事だと考える。

もし、小容量のHDDを複数あつめて大容量HDDの代わりに使っていたとしたら
台数分の故障リスクがある事を念頭に置かなければならない。
例えば、1%の故障率(0.99の正常稼働率)を持つHDDが2台あると、
故障率は、1-0.99×0.99=0.0199なので、約2%に増加する。
3台なら、約3%。4台なら、約4%だ。
同じ時間に動かすHDDの台数が増える程、リスキーになることがわかる。
…続きを読む

部下に仕事を任せる際の5つの間違い

U.S.News & WORLD REPORTに
「部下に仕事を任せる際の5つの間違い」
という記事が載っているので紹介。

1. 共通の認識を持たない
マネージャは、しばしば自分と部下の関係がうまくいってるように誤解して
認識あわせを怠り、想定外の成果物に驚きます。

2. 進捗管理をしない
マネージャが最初にプロジェクトを考えたなら、仕事は計画通り進みますよね?
ただ一つ、プロジェクトに関わってチェックしていくことはマネージャが使える武器です。
それはマネージャが計画通りに進んでいるかよく見て、早く問題を捕らえ、
必要なら、対策を講じることです。
これをしないのは、マネージャが失敗するただ一つの最も大きい原因です。

3. 自分が出しゃばる
部下に仕事を割り当てましたが、マネージャが神経質になりすぎて
その仕事を自らやろうとしてしまうことがありますが、
部下とマネージャのどちらに仕事の責任があるのか混乱を招きます。

4. 自分でできることは自分ですべきだと思う
これは自然な誘惑ですが、マネージャがスタッフを十分に利用できなく、
マネージャの仕事を逼迫し、時間を削るることになります。
管理することとは、他人に仕事をやらせることですので、
マネージャはその方法を学ばなければなりません。

5. 不適切な人に仕事を任せる
仕事を任せる際には、地位に照らし合わせて誰にその仕事を任せるべきかではなく、
誰がその仕事をできる才能やスキルを持っているかを考えることです。
もちろん、その仕事を任せるべき人に、仕事を任せるのがいつも乗り気がしないならば、
その人の職務が適切かを再検討が必要です。