IC壊したクサ

▼不具合概要
先日作っていたヘッドホンアンプですが
昨日電源を投入してみたら、動きません(汗

▼不具合箇所
回路図と配線を見直しましたが問題が見当たらず。。。
どうやらICを壊した模様(汗

▼原因
熱量が足りないコテで無理に頑張りすぎた予感。
ソケット使ってなかったし、たぶん熱破壊だぁ

▼対策
ICとソケットを再注文。

で。

半田ごての不調の原因が判明しました。
こてもヨサゲなのを探して太洋の「PX-238」にしよっかなとか思ってた矢先でした。

今回、作業机からコンセントまでの距離があったので、
工具箱の中にあった延長ケーブルを使ったのです。

が。。

犯人はこいつでした。
このケーブルは私が中学の頃に制作したもので、
まさか…と思って分解してみたのですよ。
なんと、片側の接点に10D1が挟まってました。
こりゃパワー出ないわけだよ!!

10D1はメジャーな電源整流用のダイオードです。
家庭用電源は交流ですので、理屈の上では
+方向に100V、-方向に100V(※1)の正弦波となります。
そこにダイオードを挟むと、片方向の電流しか通さなくなります。
つまり、時間辺りの電流量が半分になっていたと。
中学生の自分に悪戯された気分です。


実際には、交流なので正弦波ですから常に100Vにはならず、
100V未満の電圧の時間が存在します。
その時は仕事量が落ちる(オームの法則で電流が減る)ので、
その間のエネルギーの目減りの穴埋めをするため、
ピーク時電圧は140Vくらいまで上がります。
この、100Vを実効電圧、140Vを最大電圧と言います。