携帯電話のハンドオーバー つづき

そして、ついにIDO/セルラー(現au)が本腰を入れた。
cdmaOneの開始である。

cdmaOneは2Gとされているが、当時最新のCDMA方式をはじめ
3Gの基本技術と同じ仕様で、「2.5G」と呼ぶべきものだった。

2Gで切れる要因だったビルの反射波や、他の基地局の電波を
3つまで同時に受信して合成するレイク受信が最大の特徴だった。
このお陰で、同時並行で複数の基地局と常時通信できることになり、
つまり、常時ハンドオーバーが行われている状態となった。
この方法だと、基地局の切替で通話や通信が途切れないので
ソフトハンドオーバーと呼ばれた。

これらの特徴をアピールするため、
auは「3つの電波を掴むから切れにくい」とパンフレットに書いていた。

ただ、サービス開始当初は基地局側や技術のノウハウ不足などにより
通話品質はかなり不安定だった。
大体1年くらいで、cdmaOneは電波が強く音質もよいと言われるようになった。
エリアこそドコモに負けるものの、人混みでの切れ難さや音質は圧倒的であり
次世代(3G)は確実にCDMA方式を用いると確信できるほどの性能だった。

ただしcdmaOneは設計上、基地局でGPS衛星の電波受信が必要という欠点があった。
GPSの電波を受信すると、GPS時計という正確な時刻を知ることができる。
つまりcdmaOneというものは、ハンドオーバーのために
全基地局で時刻が一致した時計が必要だった。

ビル内や地下の小型局は、GPS衛星の電波を受信できないため
地上と地下を出入りするとハンドオーバーできず、切断してしまった。

そのかわり、地上の基地局では位置情報サービス(地図)が使えるようになったし
端末が自動で時計を更新できる時刻補正サービスも標準で提供された。
(位置情報は基地局の位置なので必ずしも正確ではないが)

そして3Gの時代がやってきた。

まずはドコモがFOMAというサービス名で開始したが、一向に普及しなかった。
というか、ドコモにやる気がなかった。
当時のドコモは今より殿様らしかった。
基地局が少なければ、ハンドオーバーどころの話ではない。
ドコでモ使えるわけではない、などと揶揄された。

そんな中、auはcdmeOneの進化版であるcdma2000を着々と普及させた。
cdma2000は初めからcdmeOneの延長線上の技術として開発されたため
cdmeOneの基地局とシームレスに通信、ハンドオーバーできた。
利用者は自分の端末がcdma2000であることすら知らずに普及した。
電波だけでなく、通信規格の切り替えというハンドオーバーもソフトだった。
au最大の成功である。

ここで大事なのは、
cdmaOneとcdma2000の違う通信規格の間でハンドオーバーできたことだ。

FOMAはmovaと全く別の規格であり、ハンドオーバー出来なかったため、
ドコモのエリア内でも、基地局がFOMA未対応ならぷっつり切れた。
そのFOMAエリアの狭さを補完するためにFOMAとmovaのデュアルモード機も登場したが、
これはユーザが、ドコモ基地局の都合に「使い方」で対応するという機種であり
ユーザに責任を転嫁する、なんとも情けないものだった。
この後、ドコモがFOMAにやる気を出すまで2004年まで待つことになる。
(というかユーザが増えすぎて、早く3Gにしないと電波が溢れる事は明白だった)

ドコモの3Gは、W-CDMAと呼ばれる方式で、基地局はGPSの受信が必要ない。
だから地下と地上の移動でも切れずにハンドオーバー出来る。

ところで、この頃のボーダフォンも3G(W-CDMA)に着手しようとしていたものの
そもそも電波が2GHz帯しか認可されておらず、元々基地局が少なかった事もあり
3Gでハンドオーバーの変化を実感するまでもなく「電波がない」状況だった。
SoftBankになっても「電波がない」「エリアがない」「切れる」「安い」という
恥ずかしいキャリアとして不動の地位を保ち続けたが、
2007年ごろから他社の数倍の金をかけて本気で電波改善に取り組み始めた。
長年のユーザにとっては、エリアの広がりに感動を覚えている状況であり
ハンドオーバーの品質なんぞどうでも良いというのが正直なところだろう。

3Gは皆さん御存知の通り普及が進みきっており、2Gの電波は停波している。
こういった歴史から、次世代の3.9Gとか4Gとか呼ばれるLTEは、
3Gとソフトハンドオーバーできることが最重要課題となった。

そして、LTEがやってきた。。

つづく

携帯電話のハンドオーバー

携帯電話は、基地局と通信して通話などができるが
移動中は基地局をポンポンと切り替える必要がある。
この切り替えをハンドオーバーという。
今まで繋いでいた手をパッと離して、別の人とまた繋ぐ、
というイメージで、名前の由来も理解できると思う。
携帯電話でなくても、通信という世界では
ハンドオーバーはよく行われるありふれた作業だ。
リレーのバトンは落としてはいけない。通信が切れてしまう。

2Gの頃、つまりドコモのmovaやIDO/セルラーのデジタルでは
ハンドオーバー時にプツンと通話が切れるようなことは日常茶飯事だった。
ビルの谷間に入ったり、高速道路や新幹線での移動中に使用すると、
突然相手の声が聞こえなくなったり、自分の声が伝わらなくなったりして
ついに無音状態になると一瞬プッというノイズが起き、
直後に通話が回復するという動きをした。
まさに一旦切断して繋ぎなおしました!という感覚だった。
ただ、ハンドオーバーは成功すれば運がよく、大抵の場合は切断された。
これは、2Gの頃は同時に通信できる基地局は1つだけだったため
「あ、切れそう!」と端末が判断した時には既に余裕が無かったからだ。
また、急激なユーザ増加に電波の余裕が無く、
基地局の近くにない端末は(遠く電波が弱いと通信できず)容赦なく切断されたので
ハンドオーバーする条件にあてはまる端末は、切断されやすい条件でもあった。
しかし、当時はそれが当たり前なので特に大問題にはならなかったし、
低品質でも、外出時に会話ができるだけで十分実用的だったのである。
会話をしたくない相手に「ちょっと電波が悪くて」という言い訳を使ったものだ。
懐かしい。

これが特に酷かったのはPHSである。
PHSの基地局はマイクロセル方式といって、超小型である代わりに、
100m毎に設置しなければならない、じゅうたん爆撃のような設計であった。
そうすることで、少ない消費電力で超高品質な通信が出来た。
当時PHSを使っていた人は、音質の良さを覚えていることだろうし
3Gが登場するまではネットの接続も最高速だった。
一回の充電で半月も使えたし、電波が医療機器へ影響を与えにくく病院で使えた。
だが、その利点が逆にハンドオーバーで欠点になってしまった。
移動中にまたぐ基地局が多すぎるのである。
PHSのハンドオーバーは、数秒かかる(その間無音)。
人の歩く速度程度なら問題ないものの、自動車や電車での移動になると
ずっとハンドオーバーのターンで一向に会話できず、無音のまま切れた。
基地局が少ない地区では電波が弱すぎて切れた。
多い地区ではハンドオーバーが多すぎて切れた。
地方と都市部では文字通りお話にならないということになり、
PHSが切れやすいといわれるようになった。
H”が頑張って技術向上したものの悪いイメージは払しょくできないまま、
低価格路線でWILLCOMしか生き残れなかった。
(最終的に通勤電車くらいの移動では切れにくくなった。凄い)

そして、ついにIDO/セルラー(現au)が本腰を入れた。
cdmaOneの開始である。

つづく

iPhone5 32GB WH予約した

SBとauはお互い突き合わせたかのように料金が一致しているが
エリアやテザリングの料金を見ると、auの方がオトクだと思う。
でもSBで予約してしまった。

はっきり言うとテザリングしたいと思う事がないのよ。
テザリングは外出時にするものだけど
携帯端末の性能向上は著しいもので、外出時に使いたい機能の殆どは
最新のスマホならば単体で出来てしまう。それで正解だ。

まー、外出時に会社とVPNで繋いで仕事できれば便利だろうけど、
仕事ってのは「出来ます」って言うと「やって」となるのが現実で。
例え入院中でも新婚旅行中でも、必要なら電話かかってくるものです。
極めてプライベートな私物を仕事に使いたくないってのもあるしね。

WiMAXやXGPみたいに、元々高速な無線インターネットインフラとして生まれ、
ラスト1マイルの補完を想定してサービスされていれば
自宅のゲートウェイとして使うからテザリングは必須なのだけど。
いやこれはテザリングというか、ただのモバイルルータか。

ただし、LTEは「電話回線」ではなく「通信回線」たる仕様と設計思想を持ち
移動体通信会社間で互換性のある規格となっている点は、3Gと大きく異なる。
つまりLTEが普及する2014年頃にはテザリングの論争は過去のものになると見る。
今のWiMAXのような料金形態でLTEがサービスされると思うからだ。

そしてLTEの次世代、4Gの話題が出る頃には
LTEも更なる高速化を果たしている可能性が高く、モジュールの小型化が進むため
ノートPCやタブレットをはじめとする移動体通信機器には
WiFiよろしくSIMカードスロットと共に標準装備になっているかもしれない。

そう考えれば何も焦らなくてよい。と思う。
自分が何もしなくても誰かと時代が勝手に便利にしてくれる。

リボンインタフェース

Office2007から採用されたリボンが使いにくいと評判だが、
職場で使っているOffice2010でついに慣れてしまった…

元々Mac版Officeを使っていたのでWindows版とUIに違いがあり
パレットを自分でカスタマイズして使っていたこともあり
リボンもカスタマイズしてしまった。

どうせ頻繁に使う機能なんて限られているので
WordもExcelも、20機能くらいをバラッと並べられれば十分だ。

更に、使う場面でタブを分ければ、従来のパレットより便利になる。
従来はパレットを増やせば増やすほど画面を占有したため、
大きいディスプレイ至上主義になりがちだったが
リボンの場合、ワンタッチで隠すことができる。

どうしても「リボンやだ!」という人は、
クイックアクセスツールバーをカスタマイズしまくっちゃってほしい。
私の場合Outlookの操作はクイックアクセスツールバーで十分なので
リボンは常に隠している。
以下の10こ登録しておけば、まず困らない。
「送受信」
「新規メール」
「返信」
「全員に返信」
「転送」
「削除」
「印刷」
「別名で保存」
「アドレス帳」
「検索」

余談ですが、Office2010で便利に思うのはOneNoteです。
Projectもそれなりに便利なんだが、複数Projectを跨ぐ仕事をしていると
ガントを合せるために別のProjectの案件を別のProjectに入力したりしないといけなくて
管理がめんどくさい。個人で使うなら便利。

バイク、たまにはメンテしないと。。

そろそろ、実家で数年放置されて可哀想なことになっている
バイクYBR125ちゃんをレストアしようかと。

ちなみに、全然乗ってないけど
毎年、任意保険と税金はちゃんと払ってます。
ファミバイだけど。※

レストアどんくらいかかるかなあ?と 軽く妄想。

【YBR125】
・自賠責 \10000
・ショップ整備 \10000?\20000 ?
 ブレーキフルード交換(色も量もやばい。ほぼカラっぽ)
 その他(タイヤの空気圧とか、錆とか、ゴムとかやばいだろう)
 もう7年だからキャブのオーバーホールいるかも…
・バッテリ ZX5L-B購入 \3000 

自賠責は1年前に切れてるからコンビニで買い直し。
ショップは2,3年に一度お願いしているのでまた頼もう
バッテリーはネットで互換品買うかな。正規品バカ高いから。

ちなみにバイクのバッテリーは新品時は液が別になっていて、
液を入れて反応させてから使用可能になります。
消耗品だな。

※ファミリーバイク特約
自動車保険の特約で、自動車も原付も乗る家庭等で重宝する。
保険料は3000円程度。
124ccまでのバイクに乗っている時に、被保険者が保障される。
保障内容は自動車と同一となる。
バイクに制限はないので、友人から借りたバイクでも補償される。
ただし自賠責保険に未加入のバイクは対象外。
盗んだバイクも駄目じゃないかな…

健康づくり、登山の魅力

夏は山登りの季節だ。
何処でもいいからとにかく登ろう。という気分になる。

何もクソ暑い時期に登らなくても、と御思いだろうが
たった500mでも登れば5℃くらい下がり、風もあるので涼しいのだ。
直射日光さえ無ければだが。

また、秋に登ると頂上が寒いので、やはり夏に登りたいのだ。
(大量の汗を吸った服が冷える様を想像していただきたい。
 着ているのは軽くて薄い夏服ではない)

タイトルに「健康づくり」と書いたが
登山は事故にさえ気を付ければ運動不足解消に良いと考えている。

とにかく長時間歩くからだ。
5,6時間くらい、心拍数が高い状態を維持できるのである。

こと、ダイエットやシェイプアップを考えると、
脂肪の消費を第一に、次に筋肉の増強を考える。

私のようなプログラマが陥る運動不足の恐ろしいところは、
そもそも一日1kmも歩かない、一日中座っているため
筋肉量が極端に落ちており、ただでさえ基礎代謝が低いのに
筋肉量が少なく、運動しても燃焼される脂肪が少ないのだ。

じゃあ、といってカロリー制限したところで、
筋肉量が増えないので脂肪は燃焼されず一時しのぎにしかならない。

結局やるべきことを分析すれば、運動するしかなく、
しかも少ない筋肉量で、大量の脂肪を燃焼しなければならない。

何という贅沢な話だろうか。飛行機で燃油サーチャージ取られるこの時代に。

燃費の良い低排気量のエンジンで、ガソリンを消費するにはどうする?
そんなもん、長時間かけて長距離を走り続けるしかない。

筋肉は、動き始めて30分くらいでグリコーゲンを使い果たし
やっとこさ脂肪を取り崩して燃焼し始める。

この時の体調がどんなもんかというと、汗だくで呼吸はゼイゼイ、
「も、もう、むり・・・」と心の中で切実に感じている最中だ。
脳内麻薬が出始めてハイになる、そのすこし前である。
もう少し頑張れば、疲れや痛みがマヒしてハイになる。

1時間運動すると30分しか脂肪燃焼しない、ということだが
先にV.A.A.M.を飲んでおくと、初めから脂肪を燃焼し始める、らしい。
早くから脂肪を燃焼するのでエネルギーを多く使えるため
結果的に長時間動くことができ、本人も驚く結果がでるということだ。
だからダイエット食ではなく、あくまでアスリート食なのだが
上記のような問題を抱えてしまった我々には丁度良いアイテムだったりする。
ちょっとお高いけどね。

先ほどから、筋肉とひとくくりに言ってるが、実は赤と白の2種があって
瞬発力は赤いの、持久力は白いのを使う。
脂肪を燃焼するのは主に白いのである。

総合すると、長時間、しかもゆっくり運動することが大切ということになるが
ここで登山について向き合うと、色々と都合が良い特長がある。

・丸一日使って長時間歩き続けられる
・気付けば恐ろしい距離を歩いている(30km以上は歩きたい)
・途中で止めることができないので最後まで運動できる
・景色を楽しめる
・登山者が少ない山なら、最高の静寂を楽しめる
・頂上でビールを飲みたい
・危険な事もあるので、ボケ防止によい
・トイレに行けない
・他の登山者とすれ違うとき挨拶すると返してくれる

これが魅力的で、毎月どこかに登っている。

月に何キロカロリー消費すればいいか、で考えれば
毎日3km歩くだけでもいいが、それが困難なら一度に長距離歩けばいい。

ただ、自然の中に突入するのだから、自然の事故が起こる点も注意したい。
特に夏は雷雨が来ると逃げ場がなく非常に危険なため、
できれば午前中に登頂して早めに下山したいところだ。

雷の音が聞こえたら、既に落雷の圏内にいるため手遅れ。
心配な場合はAMラジオを携行すると良い。
人が認知できない距離の雷をガリガリ音で拾ってくれる。
(液晶とボタンで操作するDSP方式のラジオは避けたい)

ビデオカードを買った。

ビデオカードを単品で購入するのは人生で二回目。
大抵の場合、PC丸ごと作り直してしまうから。

最近はCPU性能向上の鈍化で、作り直す気が起こらず
今月でなんと6年目に突入した。

6年前のビデオカードは、今となっては流石に性能が低い。
どのくらい低いのかというと、最近のCPUはオマケでビデオ機能があるが
それと同じか、以下だ。(なんてこった…)

それでも6年前からあるソフトやゲームは当然快適で困らなかったが
OSをWindows7に変更してから画面の操作感にモタつきを感じていた。
そして最近、PSO2をやり始めてしまったのが決定打となった。

乱戦になると処理落ちが酷くなり、操作不能になるのである。
この手のゲームは数秒でも動けないと相手にやられて死んでしまう。

どうせ来年くらいにはPCを作り直すので、
その先行投資になる性能のビデオカードを買うことにした。

これである。
SAPPHIRE HD6870 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I+SL-DVI-D/HDMI/DP
\11,980

僕は2万円程度のビデオカードが、程良く長く使えるという持論がある。
本当にゲームをする人なら5万円以上のカードを頻繁に買うだろうし
ゲームをしない人ならそもそもビデオカードは要らない。
ほどほどゲームをする人には、2万円の製品でもオーバースペックで数年は使える。

ところが今回、その半値のカードを買うとはこれ如何に。
実はこのカード、2011年7月に登場した際は25,000円もしたのだ。
PCパーツは生ものだとよく言われるが、HD7000シリーズが登場して値崩れしたのだ。

性能だけなら現行の2万円弱の製品と遜色なく、
DirectX11にも対応している。
世代的には一つ前だが、実用上は最新と言っても過言ではない。

問題があるとすれば消費電力だ。(HD7000シリーズの2倍近いらしい)
おまけにPSO2はNVIDIAのチップに最適化されているうえ、
同じ価格ならNVIDIAの方が性能が上という状況の中、
ATIを選んだ僕は世間的に見ればバカである。

たまにはATIに戻ってみるか。というのが選考理由なのだから。
PCはどこまでいっても趣味なんだ。

しかし、ドスパラは発送が早かった。
夜中に注文したら次の日の朝には発送され、18時以降に配達された。
関東地方で午前11時までの注文なら、当日配達サービスが自動適用される模様。

wei_20120821.png

最近のビデオカードが欲しくなった

ビデオカードが欲しくなった。
あらかじめ書いておくが、
高額でハイスペックなビデオカードが欲しいわけではない。
もっと低次元の問題がでてきた。

最近、PSO2を始めたのだが、
5年使ったビデオカードの限界が見えてしまったのだ。
プレイはできるがキャラが増えるとカクつく。
今使っているビデオチップはGeForce 8600GTSだ。

価格.comを調べてみたら
NVIDIAならGTX560、ATIならHD7850がヨサゲなようだった。
(昔から1.5万?2万強のビデオカードはたまにゲームする人に丁度いい)

ところで、買い換えたら今よりどれくらい良くなるのか?気になるわけで。
ベンチマークサイトをあさったら
古すぎて最新製品と比較できなかった…
(ビデオカード以外のパーツを合わせないといけないので、
 世代の違うビデオカードの性能は正確に比較できない)

「とりあえず」で付けておくような6千円で買えるGeForce GTS450でも
どうやら今使っているものの3倍の性能があるみたいだ。
もしかするとオンボードビデオより性能が悪いかもしれないな。

下手に性能のいいマシンを自作すると長く使うから
こういうことになりがちだ。
(ちなみに2007年に作って、翌年にCPUだけ交換した状態でずっと使っている)

ダスキン エアコンクリーニングを利用してみる2

26日の朝9時、事前の話どおりダスキンから電話がかかってきた。
今からいらっしゃるとのこと。
抗菌コーティングをやるかやらないか、私が迷っていたので
この時に再度どうするか聞かれた。気配りを感じる。

来て頂けるのはありがたいのだが、私の部屋は何しろモノが多く
家具の配置もゆとりが無いためエアコンの前を空ける事が出来ない。
具体的には、エアコンの前にベッドが横向きに置いてある。
部屋に散らかったものは片づけてあるものの、
このデカブツだけはどうにもならんかった。
結果的には、ベッドの上に脚立を立てて作業していただいた。
(所謂スノコベッドなので、布団を取り外せば板の上に乗れた)

まず、家に上がる際、白いスリッパを持参して履いていた。
ダスキンのサービスマンはいつもこうである。
客の家に上がる際に床を汚さない為の気配りであるが、
私からしてみれば
純白のスリッパが我が家の床で汚れてしまわないか心配なのであった。
(ただ、脚立に乗って作業するときは危ないので靴下だった)

作業するスペースを作ったら、幅1メートルほどのビニールのロールで
周辺を養生し始めた。エアコンから2.5m四方くらいは養生してくれた。
すぐ近くの大型テレビもしっかり養生してくれたので安心だった。

次に、エアコン本体の養生が始まった。
うちのエアコンはダイキン製だが、少し前までクリーニングを断っていたそうだ。
家庭用の壁掛け式ダイキンエアコンは下カバーを完全に分解できない為
他社製品と同程度の養生では、内部に水が溜まってしまうことがあり
時々故障することがあったそうだ。
というわけで、ビニールとテープで3重4重の養生をしていた。
では一番養生が楽で分解しやすい家庭用壁掛けエアコンは何か?というと、
三菱の霧ヶ峰だそうだ。
内部構造が単純で分解しやすい機種は、メンテも楽なので長く使えるという。

そういえば、うちのエアコンに「自動お掃除機能」は無い。
この機能、高級機種の目玉機能として最近もてはやされているが
実は、ホコリフィルタ以外はお掃除できない。
具体的には、シーズンごとに洗うことが推奨されているフィルタに対して
ローラーでホコリをからめ取るだけの機能である。
つまり、内部に侵入した微細なホコリや、今回問題のカビに対しては無力だ。
おまけに、クリーニングにとってはリスク以外の何物でもないそうで
この機能があると、クリーニングの時間も価格も通常の二倍になる。

ホコリフィルタは、取り外して裏からシャワーすれば一気に洗い終わる。
10秒あれば2枚くらい洗える手軽さなので、頻繁に掃除した方が良い。
完全に乾かさなくても、水気を適度に拭き取ればすぐに使える。

養生が終わると、お待ちかねの洗浄である。
洗浄用の電動ポンプを床に置き、風呂場で水を汲んで、タンクに注ぐ。

最初に、フィンとシロッコファンに洗剤をチュルチュルとかけ始めた。
まんべんなくかけているが、ただそれだけで黒い個体が入り混じった汚水が
どろどろ、ぼろぼろと、吹き出し口から流れ出してきた。
どうやらこの洗剤は超強力なアルカリ性らしい。汚れの溶け方が凄い。
ところでエアコン内部はアルミでできている。
普通、アルカリ洗剤はアルミを溶かすので使えない。
だから、ダスキンは世界で唯一の
「アルミを溶かさないアルカリ性洗剤」を使うのだそうだ。(そんなのあるん?)

この洗剤を汚れに染み込ませた後、水の高圧洗浄がはじまった。
ポンプのスイッチには、すすぎ・リンスと書いてある。
なるほど。つまり2液式の洗剤なのだった。
強力な洗剤が残留すると対象を傷めたり、毒性があったり危険なので
リンスで中和しながらすすぐのだ。
やっぱり自力でやるには荷が重い作業だった。業者に頼んでよかった。

この高圧洗浄、ケルヒャーみたいに面で一気にズバッとやるのかと思いきや
ノズルの先端から出てきたのは一本の細いビーム状の連続流水だった。
サービスマンはこれをちょこまかと動かして、隅々まで綺麗にしてくれた。
先に上部のアルミフィンを上から奥までジョバジョバと洗い、
次にシロッコファンと吹き出し口をしっかり洗ってくれた。
シロッコファンの汚水はひどいものだった。
殆どのカビはここにいたのだ。
家電メーカには素人にも洗いやすい機種を作ってほしいものだ。

すすぎ終わると、最初にはずしたカバー類やフィルタを風呂場に運び、
「お風呂場お借りします」といって、手で洗っていただいた。
エアコンの内外を全部洗ってくれるのだ。ありがたいことだ。

その後、エアコン本体のフィンに「抗菌コーティング」をスプレーし始めた。
ピンク色の薬液が霧吹きに入っており、まんべんなく吹き付けていく。
エアコンはどのみち、カビるのだ。それを少しばかり遅らせてくれるだろう。

最後に全て組み立てて、電源を入れて送風運転で動作確認した。
万事完了である。

豆知識を頂いた
エアコンは冷房を使えばカビるが、出来るだけ抑える方法がある。
内部の水気をできるだけ飛ばすために、送風運転を30分?60分行うことだそうだ。
お出かけ前なら、切タイマーで仕掛ければ簡単だ。

ダスキン エアコンクリーニングを利用してみる

2月に入居したアパートのエアコンを
クリーニングすることにした。

まず経緯から。
最近、冷房を使うとクシャミが出るようになったり
ぼーっとしたり、体調不良が目立つようになった。
冷房を使う前と後では全く状態が変わるので、
冷房の風が原因であることは明白だった。

そこで、エアコンの風の吹き出し口を調べると
内部のシロッコファンはもちろん黒カビが繁殖していたが、
なんと吹き出し口の羽にまでモコモコとカビが繁殖していた。
どうもエアコンは大量のカビ放射器になっているようだ。

念のため書いておくが、エアコンの掃除はしている。
せいぜいフィルタの掃除、外部のふき取り、
シーズン前に内部をスプレーする程度だが
一般の人ができるエアコン掃除は一通りやっている。
それだけに、内部のカビを自分で対処できないことも
知っているつもりではあったが
まさかこれが原因で生活に支障が出るとは夢にも思わなかった。

私の頭に二つの選択肢が浮かんだ。

・このままエアコンを使い、急性肺炎を患うか

・熊谷でエアコンを使わず、熱中症を患うか

どちらも悪夢だった。

エアコンのクリーニングは、つまり使用で発生した汚れの掃除である。
原則は入居者が自分でやるもので、費用も入居者負担だ。
ただ、賃貸の設備、しかも電化製品を分解して水をかける行為である。
最悪の場合、それが原因で故障するかもしれない。
大家さんに許可を得てから行うのが筋というものだ。

大家さんにTELで相談したところ、事故時の補償があればOKとのことだった。
よくある「便利屋」のエアコンクリーニングは、補償がない場合が多い。
大家さんのおススメとしては、近くのパナソニックであった。
部屋のエアコンはダイキン製だが、もちろんやってくれる。
費用は大体、\12,000?13,000程度。大手のサービスでは大体こんなもんだ。
便利屋だと\6,000程度からある。

今回は、ダスキンのクリーニングサービスを利用することにした。
掃除のプロ、モップやミスタードーナツでおなじみのダスキンである。
ダスキンのサービスは何度か利用したことがあるが、
スタッフのプロ意識が高いので、エアコンも試してみたくなったのだ。
ちなみに、大手らしくちゃんと補償もある。
ただ、エアコンの寿命は平均9年間とされており、
メーカに保管される保守部品の期間も9年間と定められている。
従って、エアコンが9年以内の製品でないと補償できなくなるため、
クリーニングを断ることもあるそうだ。
費用もパナソニックと同じくらい。抗菌コートを付けると\15,000くらいになる。

Webの申し込みフォームで住所などを記入すると、
次の日に電話がかかってきて、細かい点の確認と、日程を決めた。

ちなみに、うちのエアコンは今年で7年目である。
9年を超えているのであれば、大家と買い替えの相談もできるが、
現状では多少費用がかかっても、クリーニングが最善の選択だろう。

クリーニングは7/26の予定。