夏は山登りの季節だ。
何処でもいいからとにかく登ろう。という気分になる。
何もクソ暑い時期に登らなくても、と御思いだろうが
たった500mでも登れば5℃くらい下がり、風もあるので涼しいのだ。
直射日光さえ無ければだが。
また、秋に登ると頂上が寒いので、やはり夏に登りたいのだ。
(大量の汗を吸った服が冷える様を想像していただきたい。
着ているのは軽くて薄い夏服ではない)
タイトルに「健康づくり」と書いたが
登山は事故にさえ気を付ければ運動不足解消に良いと考えている。
とにかく長時間歩くからだ。
5,6時間くらい、心拍数が高い状態を維持できるのである。
こと、ダイエットやシェイプアップを考えると、
脂肪の消費を第一に、次に筋肉の増強を考える。
私のようなプログラマが陥る運動不足の恐ろしいところは、
そもそも一日1kmも歩かない、一日中座っているため
筋肉量が極端に落ちており、ただでさえ基礎代謝が低いのに
筋肉量が少なく、運動しても燃焼される脂肪が少ないのだ。
じゃあ、といってカロリー制限したところで、
筋肉量が増えないので脂肪は燃焼されず一時しのぎにしかならない。
結局やるべきことを分析すれば、運動するしかなく、
しかも少ない筋肉量で、大量の脂肪を燃焼しなければならない。
何という贅沢な話だろうか。飛行機で燃油サーチャージ取られるこの時代に。
燃費の良い低排気量のエンジンで、ガソリンを消費するにはどうする?
そんなもん、長時間かけて長距離を走り続けるしかない。
筋肉は、動き始めて30分くらいでグリコーゲンを使い果たし
やっとこさ脂肪を取り崩して燃焼し始める。
この時の体調がどんなもんかというと、汗だくで呼吸はゼイゼイ、
「も、もう、むり・・・」と心の中で切実に感じている最中だ。
脳内麻薬が出始めてハイになる、そのすこし前である。
もう少し頑張れば、疲れや痛みがマヒしてハイになる。
1時間運動すると30分しか脂肪燃焼しない、ということだが
先にV.A.A.M.を飲んでおくと、初めから脂肪を燃焼し始める、らしい。
早くから脂肪を燃焼するのでエネルギーを多く使えるため
結果的に長時間動くことができ、本人も驚く結果がでるということだ。
だからダイエット食ではなく、あくまでアスリート食なのだが
上記のような問題を抱えてしまった我々には丁度良いアイテムだったりする。
ちょっとお高いけどね。
先ほどから、筋肉とひとくくりに言ってるが、実は赤と白の2種があって
瞬発力は赤いの、持久力は白いのを使う。
脂肪を燃焼するのは主に白いのである。
総合すると、長時間、しかもゆっくり運動することが大切ということになるが
ここで登山について向き合うと、色々と都合が良い特長がある。
・丸一日使って長時間歩き続けられる
・気付けば恐ろしい距離を歩いている(30km以上は歩きたい)
・途中で止めることができないので最後まで運動できる
・景色を楽しめる
・登山者が少ない山なら、最高の静寂を楽しめる
・頂上でビールを飲みたい
・危険な事もあるので、ボケ防止によい
・トイレに行けない
・他の登山者とすれ違うとき挨拶すると返してくれる
これが魅力的で、毎月どこかに登っている。
月に何キロカロリー消費すればいいか、で考えれば
毎日3km歩くだけでもいいが、それが困難なら一度に長距離歩けばいい。
ただ、自然の中に突入するのだから、自然の事故が起こる点も注意したい。
特に夏は雷雨が来ると逃げ場がなく非常に危険なため、
できれば午前中に登頂して早めに下山したいところだ。
雷の音が聞こえたら、既に落雷の圏内にいるため手遅れ。
心配な場合はAMラジオを携行すると良い。
人が認知できない距離の雷をガリガリ音で拾ってくれる。
(液晶とボタンで操作するDSP方式のラジオは避けたい)
九月もどっかいこうず。高尾じゃないとこ
らいねんいこうず