組合イベント

 組合のイベントがありました。
 場所は菅平高原(すがだいらこうげん)。そう、3つの山を使ったスキー場のあるところです。私が住んでいる上田から菅平までは、車で30分くらいです。それにしても暑い。おかしいよこの暑さは。ハァハァ
 同じアパートの先輩が車で行くというので、乗せていってもらいました。車(ワゴンR)の中は快適そのもの。助手席には先輩の娘さん(幼稚園児)が乗っていたので、ナビの画面にガッシュベルが流れていました。この娘さんは、今まで何回か顔を合わせているのですが、特に挨拶もしないような状況でした。人見知りというか、俺がいるので車の中でもはしゃがずにおとなしくしてました。ガッシュベルに出てくるガッシュの声が大谷育江。大谷育江、大好きです。車の中では大谷育江に夢中でした。(ピカチューとか、ワンピースのチョッパーの声です)

 菅平につくと、10時です。高原なのでそれなりに涼しいのですが、やっぱり日差しが暑い。マレットゴルフというのをやりました。ゲートボールのボールとスティックで18ホールまわります。すげえ難しいです。マレットゴルフは長野ではありふれたスポーツで、新宿で言うカラオケみたいなもんらしいです。
 一緒にやっていた方が、勢いを付けすぎてボールをすっ飛ばし、隣で外人がサッカーをしていたのですがその真っ只中に転がっていってしまいました。やべえ!オーソーリー、アイムソーリー、クジューテイクミーマイボー!?とか叫ぶ。とってもらえたw
 数分後、そのサッカーグランドからボールを追いかけてこっちにくる外国人!そのままゴルフのホールへボールがはまりました。
外人「ワォーーーーーヽ(゚∀。)ノ」
俺たち「イエーーーーーーヽ(゚∀。)ノ」
 俺はスコアが100超えてビリでした。罰ゲームで組合誌の一角を書かされることに…。ああ、組合員6000人に俺の痴態が…。(おそらく誰も読まない)

 その後、BBQしました。長野は娯楽が無いので、こういうイベントは楽しいものです。その時、突然先輩の娘さんが話しかけてきました。子供ってのは、顔をよく知ってる人とは仲良くしたがるものですね。子供と話すのは懐かしい気分になります。もっとも、親になるとウザったくなる部分もあると思いますが。親がサッカーしに行っちゃったので、おててつないで二人で散歩。
「ねえ、ガッシュベルおもしろいよねえ」「ああ、面白いねえ」
「さっき、車の中で、ガッシュベル見てたよねえ」「うん、面白かったねえ(大谷育江が)」
「なんで、きょう、うちのくるまに、乗ってきたの?」「俺車もってないんだよ?」
「あー、だからこのあいだ、うちのじてんしゃ、借りたのね?」「うん、そのとおりだぁ」
「なんで、くるま持ってないの?」「まだ買ってないんだよ?。お金ないし」
「ふぅんー。あのね、○○(自分の名前)のお母さん、オニババなの」「え…こ、こわいの?」
「うん、すごくこわいの。■■■■■■で、お父さんも■■■されちゃう」「へぇー(聞いちゃいけない…)」

んで、最終的にサッカー参加!久しぶりに運動した?!俺はここらへんの地域で一番若い社員なので、いろいろ元気さが求められます。

 菅平から上田に帰ると、恐ろしい熱気が待ち受けていました。気温は35℃。やはり菅平は涼しかったのです。

Debian

  インストールはネットワークインストールで、最小構成。特に何もパッケージを指定せずに完了。

 sshはもともと有効
 NICの設定をしなおす必要がある。動作に難あり。
 /sbin/ifconfig eth0 192.160.X.X という風に設定してもいいが、NICが突然再起動した時に変わる。
 emacs /etc/network/interfaces

auto eth0

iface eth0 inet static
address 192.168.X.Y
network 192.168.X.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.X.255
gateway 192.168.X.1

 設定後、/etc/init.d/network restart

 apt-get install apache2
 主な設定はhttpd.confではなく、apache2.conf

 かんなを殺してAnthyを入れる
 apt-get remove canna
 apt-get install uim uim-anthy
 apt-get install anthy-el

 そのままではローケルが日本でもアプリケーションが日本語を扱えない。
 set-language-env実行。こいつ最高

Music Baton

 ああ…Music Batonがきやがりました。Exist a Reason – tomoさん から。
 あー。
 まわすー。

・コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
 25GBくらい

・最後に買ったCD
 冨田勲 惑星

・今聴いている曲
 TVアニメ 『ローゼンメイデン』 オリジナルサウンドトラック
 Track30 臆病者

・よく聴く曲、または自分にとって特に思い入れのある5曲
 山口さんちのツトムくん
 恋はみずいろ
 夏影(AIRオリジナルサウンドトラック)
 Neko Mimi Mode
 おにいちゃんどいてそいつ殺せない

・バトンを渡す5名
 RefreshTime – ガンタ
 ちえーこいろいろ。 – ちえーこ
 Archive’s Drive – どんぶり
 underdog – ボン
 Harvest – 樹
…続きを読む

ダブルクリック病

050622_0839~01.jpg 朝出社しようと思ったら、玄関にコクワガタのメスがちょぼんとへばりついてました。かわゆい。
 んで、同じアパートの先輩が大寝坊してて俺に起こされ、車に乗せてもらう代わりに俺も30分遅刻しました。もうすぐ三十路なのに?大丈夫かなぁ。フレックスだから遅刻もくそもないけどさ。ちなみにコアタイムは11:30?14:30です。昼間はセミがうっさい。
 まさか誰も、評価・最適化フェーズで、テスト用ファイルにガ○ダムSE○Dデ○ティニーの動画が使われてるとは思わないでしょ…。使われてます。なぜか。業務中恥ずかしいんですけど。大画面だから…。おまけに5話で議長のベッドシーンだったり

病名 勝手にダブルクリック病
症状
シングルクリックが、数回に一度ダブルクリックになる。
クリックしたままにしてもダブルクリックになることがある。
従って、ドラッグアンドドロップ操作や、選択操作が困難になる。
つないでいるパソコンを変えても上記と同じ症状が出ることが重要。

原因
マウスボタンの故障
よく使う左ボタンほどよく壊れる
また、安いバルクマウス等は故障しやすい

 俺のインテリマウスオプティカルが壊れました。勝手にダブルクリック病にかかって一週間たちました。こんなに操作していてムカつく故障は初めてです。バルクマウスは当たり外れがあると聞くけど、これは外れ、かな。

 今月は出費がきつく、来月頭から再来月頭までで7?8万円が口座から落ちてしまうので、お財布を固くしなきゃならんのです。Mac mini、掃除機、メモリ、PC切り替え機がな、ちょっとね。そこにきてマウスぶち壊れですよ。
 幸いにもAmazonでMac miniを購入したため、5000円のクーポンが来月末来ます。これ使ってマウス買おうと思います。バルクではなく、ロジクールのコードレスでレーザーなやつとか。

Logicool レーザー採用・次世代充電式コードレスマウス MX-1000 Laser Cordless Mouse
B00061OJCS
ロジクール 2004-10-15
売り上げランキング : 36

おすすめ平均 star
starまぁ、いいのだが…
starケッコウなマウス

Amazonで詳しく見る by G-Tools

ちょっといまから分解してきます(`・ω・´) 俺のエンジニア魂が叫ぶ
ラジオペンチから半田ごて、リーマ等基本工具は持っているので、多少のことなら可能です。
…続きを読む

マーケティング

 BフレッツはNTTなのだから、NTTはもっとBフレッツを広めようとするべきだと思う。光を導入すれば、これができる!ということを沢山始めてほしいものである。光を入いれたら、運転免許証の更新が自宅でできますとか。
 もともと光回線というものは、電話回線に取って代わるものであったそうだ。NTTが積極的にADSLサービスを始めなかった理由は当にここにあり、最初から光回線を一戸ずつに行き渡らせるつもりだったらしい。各家庭に光回線なんて必要あるの?と思われるかもしれないが、この光回線はもともとインターネットだけのためにあるのではない。例えば、家全体をネットワーク化して、家電同士が勝手に自立して通信を行う構想がある。例えば消し忘れた電灯などを、自分の部屋のテレビ、台所の冷蔵庫などが教えてくれるのだ。寝る時に自分の部屋の電気を消せば、家全体の電気が同期して消えるようにすることも可能だ。こういった情報化を最大限に生かすには、外部との情報のやり取りが不可欠で、大域に余裕のある回線が一番良いのである。ADSLなんて雷で切れる。そんな信頼性に欠ける回線には任せられない。
 現在の光回線(Bフレッツ)のサービスといったらどういうことだ。光をひいて映画を見ましょう?ハァ?みねえよ。TSUTAYAで借りてウマウマするよ。
 この際だから、電話のメタル回線から光回線に本格的に移行するサービスでもすればよいのにと思っている。今現在持っている自分の電話回線を、光回線に完全移行するのだ。NTTのIP電話網を使い、安い通話が可能になる。どういうことかというと、自分の電話回線を解約して、その機能を光回線に任せてしまうのである。その代わり、普通の光回線より月額を安くする。同じNTTだから絶対可能だと思うのだがどうだろうか。正直、IP電話がつかえるようになると、電話回線は要らなくなる。使わないのだ。そこにつけこんだサービスである。このサービスのメリットは、基本料でNTTが毎月まとまった金額を得られることにある。今時、通話料が無料か激安なんてあたりまえ。変動の激しい利益である通話料よりも基本料でお金を取ったほうがしっかりできると思う。

 別エントリにも書きましたが、iMac G5は本当にお買い得といえます。液晶モニタがついていて、Bluetoothや無線LANモジュールが標準で搭載されています。それなのに価格据え置きなので、下手するとPowerMac G5よりも”使える”機種であるといえます。

このサイトをMacで見るとこうなります。
20050621.jpg

しんじんさん

 派遣先の新人さんを迎える時期がやってきました。来月に配属らしいのですよ。
 とどのつまり私の職場の会社の、新入社員です。私とは就職年次的には同年ですので、もしかすると同じ年齢かもしれませんね。ひそかに楽しみですが、ちょっと怖いのは、その人に「先輩」と思われることです。確かに業務経験は私のほうが1ヶ月以上早いですが、同年かもしくは年上に先輩とは思われたくないですね。一緒にやっていきたいですし。

 で、上司と密談しておりました。
 「新人さんのマシンないですよーどうするんですかー」
 「買うよ?なに買おうか」
 「G5」
 「ああ、いいねー」
 「新人さんにG5渡してどうするんですか!」
 「いやでもウチG5無いし」
 「ディスプレイいれたら50万ですよ」
 グループマネージャが横から口出し「50!?勘弁して…(つд`)」
 「じゃあiMac G5で」
 「ふむ…バス幅が低いのか。G5デュアルの半分だね」
 「ん、iMacいいんじゃないですか?ディスプレイついてるし、20万ですよ」

 職場では、大きくてPowerのあるマシンはあまり人気ありません。場所はとるし、熱いし、スマートじゃないからです。そんなわけで、PowerBookG4がたくさんあります。私もPowerMacG4デュアルの他に、12インチのPB G4を貸与してもらっています。

 WWDCレポート
 アメリカ人は15インチのPowerBookを手で持ち歩くぞ!あいつらガタイはいいから、15インチがまるで木の葉のようだぜ!

 というわけでiMac G5がもうすぐやってきます。

かみなりがこーん

 今日は雷が鳴りすぎです。
 お米の軽量カップや、スズキのディーラーにも行けませんでした。
 昨日にひき続き、Debianの構築をしていましたけどね。雷でADSLが切れやすかったです。

 気分はいつもぐーるぐるぅ!シノブでーっすぅ!

 この続きは、「いま、会いにゆきます」を見たことのある人しか読まないほうが良いです。思い切りネタバレです。っていうか、映画全ストーリーのアウトラインを書いたので、読んだら間違いなく映画を見る意味がなくなります。
 簡単に言うと、KanonやAIRとの共通点が多いということを書いています。
…続きを読む

休日の過ごし方

 起きるのは必ず午前中にする。午後に起きると、時間を無駄に使ったように思えてしまうからである。SEECOMは、午後よりも午前が好きなのだ。午前と午後を比べると、午前が金曜日の夜のような気分で、午後が日曜日の夜のような気分なのだ。なんとなく分かっていただけるだろうか。旅行での、行きの電車と帰りの電車の気分の違いのようなものである。期待感とか、これから何しようとか、さて遊ぶか!とか、そういうことを考えていられるひと時が重要に感じられるのである。
 余談だが、そういう時間感覚を持っている俺は、よくこういう夢を見る。一週間前から今日は水族館に(一人で)遊びに行くぞ!とか決めていたのに、自分が寝坊したり、ボーっとしたり、やり忘れてたことをダラダラしたりして、いつの間にか夕方になってしまっていて結局行けなくなってしまうのである。自分が悪いのだが、もの凄く悔しくてたまらない。
 また、それが自分ではないこともある。例えば自分の親父が、「今日は遊園地に行こう」と言っていたにもかかわらず、とっくに支度を終えた家族を知らずに、特に理由も無く午後まで寝ていて行けなくなってしまうのだ。←これは結構、どの家庭でもよくある普通のコトかもしれない…
(因みにSEECOMが親父だったら、遊園地ではケータイをロッカーに放り込むタイプです)

 あれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけない、でも気分が乗らない。よくあることですが、そういう時はできる簡単なことから片付けていきます。結局やらなきゃいけないことは気分が乗らなくてもやらなきゃならないので、それが終わる頃に夜になってたら、睡眠不足に陥るからです。で、これは家事だったり、電話料金の払い込みだったりするわけですが。または会社関係の書類とか。仕事は家に持ち込まないといっても、まさか客先の勤務時間に客先で弊社の書類作るわけにも行きません…。サービス業ですから。仕事を人生にするという考え方に、ワーキングライフという言葉がありまして、我々の場合はワーキングライフしないとやっていけないのかもしれないです。

 さて、ぼちぼち家事をしつつ、Linuxサーバの調子がおかしくなっていたので調べていました。VineLinux3.1をフルインストール+拡張して使っていたのですが、やたらHDDの空き容量が少ないのです。ログを消しても明らかに少ないのでした。唸りながら再起動してみると(電源を落とすこと自体殆どしない)ファイルシステムのチェックが起動。バッドブロックが大量検出…。あーつまり、HDDの一部が物理的に壊れてました。物理フォーマットをかませば、そのブロックだけ使用不能にして使うことができます。ってことは、システムの再構築。これです。
 今回はDebianを用いることにしました。理由としては、最小基本構成時のサイズが小さく、パッケージも豊富で好きに構築できるからです。しかしながら、Debianは上級者向けにカスタマイズされている風味の癖があり、とっつきにくい部分もあります。まあ、入れてみる価値はありです。ファイルシステムはReiserFS。ガンタのオススメらしいです。
 パーティションは、主に容量を食うデータのあるパーティションとシステムを分けました。boot ルート(/) swapのパーティションを合わせても500MBもありません。したがって、わけも分からず食われることはなくなるでしょう。

 Apache2の導入ですが、httpd.confはいじりません。別の独自ファイルに設定が書き込まれており、インストール直後にはバーチャルホストとして稼動します。これは、Apacheのバージョンをアップしたときに、設定ファイルごと消されるのを防ぐことができたり、セキュアであったり、合理性に基づいて行われてることはなんとなくわかります。そういうことが当然であるかのように振舞うのがDebian臭さなのかなと思いました。

MacOSに触れてみたい人へ

 昨日、あんなこと書きましたが、Windowsの方がパーツとソフトウェアの歩み寄りが進んでおり、画面の描画ひとつとってもWindowsの方が明らかに速いです。WindowsはUNIX系システムと違い、ウインドウマネージャとファイルマネージャのプロセスがあることが前提のOSだからか、同じ機能のGUIで使おうとしたら絶対速いです。ですので、WindowsからMacに移行すると操作感がイマイチ悪い印象を受けます。AQUAなんてユーザインタフェースを乗せているので余計重く感じます。強力なグラフィックスコアエンジンQuartzにより、ウインドウの開閉からサイズ変更、ボタンの鼓動(OSXのボタンは実は生きています)に至るまですべてがアニメーションされますから。おそらく次のメジャーアップデートで、DirectX9以上のビデオチップでのみ、2Dと3Dの超高速化が図られると思います。QuartzをすべてGPUに任せてしまうそうです。その頃にはIntelMacが出回っていることでしょうね。

 ぜひ、店頭でMacOS X 10.4(Tiger)を見かけたらやってほしいことがあります。
 まずエクスポーズ機能。画面にWindowがたくさんある状態で、キーボードのF9とF10とF11を押してみて下さい。F9はすべてのアプリケーションを対象とした、Window一覧が出てきます。F10は同じく一覧ですが、対象はアクティブのアプリケーションのみです。F11はすべてのWindowを一時的に片付けてしまいます。
 次にダッシュボード機能。次期Windowsであるロングホーンの新機能として、サイドバーがあります。画面の端っこでさまざまな情報を表示したりできるダッシュボードの役割の機能なのですが、MacOSXにも当に同じ役割の機能が搭載されています。これは本当に便利で、例えば株価や天気予報などを常に表示することができます。ただ、MacOSXは”デスクトップの概念”(画面を机に見立てる)を大切にしているので、机の大切な資源である面積をを占有するようなダッシュボードではありません。F12キーを押してください。これがMacOSXのダッシュボードです。画面左下に+マークが見えると思います。これをクリックしてみてください。引き出しが開き、ダッシュボードに追加できる機能を選べることでしょう。一つ一つの機能をウィジェットと呼び、HTMLとCSSとPNGとJavaScriptで作られています。比較的簡単に作ることが可能なため、作りたいと思ったものをすぐに実現できるでしょう。
 他にもイロイロ使える機能があるのですが、所有しないとわからない部分なので割愛します。OSXは、デベロッパに嬉しい機能を満載しているOSだと考えられます。今までのMacはまったく逆でした。その代わり、一定の束縛をユーザとデベロッパに与えて逆に統一感などを醸し出し、使いやすさを実現していたのです。デベロッパにとっては地獄のような環境ですね。Macはこれから生まれ変わる、そう感じざるを得ないデベロッパの端くれの卵なのでした。

 一応、OSXがどんな要素で構成されているか説明しておきます。
 Appleは、Xerox社のパロアルト研究所で見たアルトというシステムを常に市場で実現したいと思っていました。Smalltalkという超進化型オブジェクト指向とOSを20年以上前に体験し、Dynabook思想をかかげてマッキントッシュを進化させてきました。Dynabookとは、今で言うユビキタスとエージェント指向とオンデマンドとマルチメディアを全て併せ持つ情報端末で、言ってみれば超超多機能で人工知能を搭載した、自分の有能なマネージャーになってくれる、そんなものでした。Dynabook同士が会話をし、スケジュールも決めてくれます。
 この画期的な思想は、20年以上前のものであるにもかかわらず、未だに誰も関わろうとしていないか、表に出てきません。何故ならば、人は泥臭いことが好きだからだと考えます。未だにC言語を用いたUNIX系システムが社会を支配するのが当たり前となっています。で、Cに似た環境や仕組みでないと手が出せないようになっちゃうのです。だからJavaもRubyも、Cとは違う言語なのにCに則した表現が多いのです。基本的に、やさしい言語と呼ばれているものはCに似ています。まあ、そんな話はおいといて。
 そんな思想を持っているAppleは、1990年辺りからコープランドというプロジェクトを立ち上げました。プリエンティブマルチタスク(完全型並列処理)やメモリ保護(アプリにOSや他のアプリが巻き添え食ってフリーズしない)、革新的で豪華なUI等、非常に画期的なOSを作り上げることが目的で、今までのMacOSと違い、ゼロから作り上げる必要がありました。本来はMacOS8として発売される予定でしたが、技術力不足等でまともに出来上がらず、結局頓挫してしまいました。そして、その機能(メモリ保護以外)を持ったOSがWindows95として出てしまい、大きな遅れをとってしまったのです。
 結局、その時に一番モダンであったUNIX系システム、NeXTSTEPのフレームワークとOSを、コープランドの代わりに使えないかということになり、NeXTがAppleに買収され、NeXT社長であったスティーブジョブスがAppleにCEOとして帰ってきたのです。それも、なんとCEOとしての年収が$1で…。ちなみに世界で一番安いCEOと呼ばれています。コードネーム・ラプソディという新OSの内容としては、カーネルが土台にあり、BlueBoxとYellowBoxがその上に乗っていました。BlueBoxとは、今までのMac用ソフトウェアの互換性を保つAPIを含めた部分で、YellowBoxとはNeXTSTEPのソフトウェアを動かす部分です。つまり、これからのMacのソフトウェアはNeXTSTEP用ソフトウェアであるということでした。実際、そうすれば革新的な技術がたくさん使えたのです。NeXTのエンジニアは非常に優秀でした。元々はAppleにいた人ばかりでしたが。YellowBoxのみのラプソディは、Intel版の発売も予定されました。トレーラーと呼び、ひとつのソフトウェアを複数のプラットフォームでネイティブに動かせる仕組みを作り上げるのです。OS深層域までオブジェクト指向ならではの思想でした。この頃、MacOSは9となり、新MacOSへの橋渡し的な役割を果たしました。今でもMacOSXには互換性のためにOS9が付いてきます。
 ラプソディは、MacOSXとして登場しました。YellowBoxやBlueBoxのほかに、Javaがネイティブで組み込まれました。しかし、トレーラー等の話はどっかにいってしまいましたw
 革新的で高性能なオブジェクト指向フレームワークCocoa(Cocoaのオブジェクトのアイコンが何で青いキューブなのかもう分かりますね?w)、今までのMacOSのAPIが使える高機能フレームワークCarbon、OSXではJavaアプリケーションがそのまま動きます。そして、Carbonでも対応しきれない過去のソフトウェアを動かすための仕組み、Classic(MacOS9ルート表示システム)。AppleはそれらをMacOSXに搭載し、商用OSとしてはおそらく一番モダンでエレガントなものとして再出発を果たしたのです。しかし、時既に遅し。Windowsの普及度合いは異常なものでした。

 MacOSXは、バージョンを重ねるごとに使い勝手が昔のMacに近くなっています。そして、iPodの成功や、Mac miniの発売、IntelCPUの採用など、これからも目が離せないAppleComputer。絶対にMicrosoftより面白いです。
 パソコンの世界の、ほんのきれっぱし。Appleのここ10年ちょいの話を交えて、OSXの構成を話してみました。いかがでしたでしょうか。

MacでWindows

 新しいインテルMac、Windows動きます…。AT互換機ではないのですが、動いちゃいます…。まあ、デベロッパ用のベータ版Macなのでなんともいえませんが。(※上記の文章はフィクションであり妄想に過ぎません。実在の同名の物とも一切関係がありません)

 でもMacOSXはAT互換機で動きません。

 そんなことはさておき、PC切り替え機がやっと届きました。二週間も待たせやがって…。Amazonから謝罪のメールが何度もきましたが。送れるものから早めに分割して送ってくれるけど、送料は無料なのが親切です。

 いままではVNC(GUIをリモートコントロールする仕組み)でMac miniを操作していたのですが、これはLANを介しての操作のため、とても画面が遅いのです。なのでとても使い辛く、正直、サーバにしたままほったらかしでした。
 しかし、切り替え機をつないだ事により、同じキーボードとマウスとモニタとスピーカを瞬時に切り替えられ、しかもどちらのPCもネイティブで動作します。切り替えはコントロールキーを二回叩くだけ。この手軽さが良いです。

 Mac miniにFirefoxを入れてWindowsと似た環境にしてありますが、MacとWindowsは所詮同じ使い方ができないので、それぞれに合った構成を求めます。片方だけをオールマイティに使うのではなく、目的にあわせて使い分けるのが最良だと考えます。
 WindowsでいうOutlook(Officeに付いてくる方です)からメール機能を抜いたもの(スケジュール管理ソフト)がMacにもありまして、iCalといいます。標準で付いてくるソフトなのですが、これが使いやすい。CLIEと連携させています。あ、連携もiSyncという元から入ってるソフトで可能です。私の場合、派遣先と弊社と私自身の3つのカレンダーを混在して管理する必要があり、そのニーズを良く満たせているのです(例えば出勤簿にあたるものも、内容を一致させ3種類作ります)。カテゴリ分けを重点的にできる設計がアップルらしいですね。アップルのソフトは、メタ情報を使ったカテゴリ分け指向なのです。これはOSX自体にも言えていて、OSXの検索機能は恐ろしく使い勝手の良いものです。
 Windowsユーザに分かりやすいのは、iTunesですね。MP3をID3タグで綺麗に情報管理でき、しかもそれを再生の手段にすら用いています。Microsoftが開発中のロングホーン(次期Windows)も、メタ情報を使った機能を重点的に備えるようです。最近発売された、野球中継を録画してハイライトシーンを自動でつくり、見やすくしてユーザに提供するPCがありますが、あれもメタ情報の活用です。映像を解析して、おいしいシーンを人工知能が重み付けし、メタ情報をつくるのです。

 というわけで、会社でも使ってて正直、Macでよくなってきました。むしろMacの方がイロイロ挑戦できるコトが多くて、楽しいのです。ゲーム目的でパソコンを使わないく、smalltalkの様な未来的なアーキテクチャに触れたいのであれば最良の手段です。このサイトが半透明だらけになったのはMacOS Xのせいです。マァチガイナイッ!
…続きを読む