ハードコンタクトにした

熊谷のアイシティで購入。
眼科の検査含めると4時間位かかった。

いままでもソフトコンタク(SCL)を使うことはあったが
眼鏡からの乗換えということで、初のハードコンタクト(HCL)。

慢性アレルギー性結膜炎のうえ、軽いドライアイなので
馴染む期間は少々覚悟が必要か。。

買ったのはHOYAのアイシティEX-αというもの。
初のHCLということで、保証が良いのでこれにした。

  • 3ヶ月は返品や別製品の交換が無料。
  • 1年は割れても割れなくても何度でも同一製品に新品交換可能である。
  • 1年は紛失やスペアが欲しければ5000円/枚で同一製品を買える。

一枚15000円とHCLの割に高いが、保険料の上乗せと思われる。

HCLとはいえ使い慣れるまで爪などで傷つけてしまうかもしれないため、3ヶ月なり半年なりで検診時に新品に交換してもらおうと考えている。保証が切れる直前にスペアを買っておけば長く付き合えるはずだ。

HCLの装用感としては、SCLの裸眼のような感覚とはまるで違う。
眼鏡をかけている時、鼻と耳に重みなどの感覚があり視界に眼鏡があるため、眼鏡をかけていることを忘れることはまずない。
それと同様に、HCLも独特の異物感・装用感があるため、目が慣れたとしてもレンズが入ってることを忘れることはない。
つまりこの異物感を無視できるようになるかどうかが相性となる。

装用中、SCLと大きく違うのは、レンズがよく動くところ。
これにより涙の交換がよくされ、健康によいらしいのだが、逆に言えばレンズと共に視界が動いたり、レンズがズレる事がよくある。
また、表面積の小さいレンズが涙の表面張力で目の上に浮いているだけなので、ポロッと落としやすいのが欠点。
他には、夜に点光源などを見るとレンズの特性がモロに出るところか。具体的には肉眼では見えない光の筋が見えたりする。
SCLでもモヤっとした光のボケが見えたりするが、これは肉眼のカスミ目と変わらないので気にはならなかった。

しかしHCLは硬いので、角膜乱視の補正能力が高く、光学的特性が良いとされ、きちんと慣れれば解像感の高い視界が得られるそうだ。

奥歯

先月のインフル休暇中に奥歯(の後ろ)が欠けるという恐ろしい事件が起きた。
欠けた部分は実は歯ではないかもしれない。昔の詰め物であり、経年劣化で天寿を全うしたのかもしれない。しかし私にとって歯は歯である。メガネは顔の一部です。それは初め、東尋坊の断崖の岩が縦にさけて崩れ落ちるように、ボロリと割ける様な欠け方をした。そして徐々に歯間の違和感としてあらわれ、何かが詰まったような感覚をおぼえた。そこで糸ようじを使ったところ、事もあろうか砂粒のように、劣化したコンクリのように、しゃりしゃりと砕けていくではないか。この時の気持ち悪さたるや、とても言葉で形容できるものではない。口の中に残ったのは、シャリシャリと、歯から溶け出した「苦み」だった。

auにMNPしてiPhone6に機種変更

レベルを上げて物理で殴る、みたいな
タイトルになってしまった。

結局のところauに戻ってくることになった。
顛末はこう。

先の記事に載せた計算シートによれば、やはりauにMNPするのが一番安いが
softbankにMNP予約番号を電話で取る際、引止めポイントが1.5万もらえれば
トントンになる。機種変更でアドレス変更がなく楽ちん。
そうなればいいなと電話したが引き止めポイントは無かった。
ドライに「ウチで機種変するよりも安くなるということですね」と言われ終了。

ただ、auにMNPするにも、やるショップによって割引措置は千差万別。
例えば、この機種なら期間限定で1万円キャッシュバックだとか、
機種やタイミングや店によって、どれだけ得なのかが大きく変わってくる。
かといって、そんなものいちいち調べて比較している暇はない。

こういう時、ポイントのつく大型家電量販店(しかも激戦区)に行くと
大体、何か特典があるような気がする。
今回はヨドバシカメラの秋葉原店に行ってみた。
すると、au iPhone6/Plusの新規加入なら1万ポイント貰えるようだった。
1万円分も貰えれば、ケースや保護フィルムが買えるので十分オトクだ。

店員と、自分の計算結果のシートを照らし合わせて問題ないことを確認し
いざMNPの作業にかかった。

予想外なことに「年末年始限定 auにかえる割」施策が打ち出されており
基本料金が2年間チャラになる割引が自動でついてきた。
月額980×24≒23,500円も安くなってしまった。

予想外は続く。
年末商戦で、ヨドバシポイントがもう1万ポイント追加されたのだ。
合計2万ポイントもどうしろというのだ。しかし貰えるものは貰っておく。

他にも、「今なら2年間無料」なiPadやらWiFiやらGPSやら
いろいろアピールされたが全て要りませんで済んだ。

一番強烈だったのはauスマートバリューだ。
MNP申込書に書いた住所から、勝手に使用できるKDDIのネット回線を調べ、
ネット回線の乗り換えを勧めてくるのである。
うちの場合はJCOMのCATVが入っているため、そちらに乗り換えないか勧められたが
最低でもアップロードで月に30GB以上使う旨を伝えたら
「ムリデス」と引き下がってくれた。

結果的にオンラインショップでauにMNPするよりも、
4万円以上得してしまった。この4万円はどこから出てきたんだろう…
普通に機種変更している人は、2年間で20万円近く支払っているはずである。
これが、このタイミングでヨドバシでMNPしただけで、16万円になったのだ。
何とも言えない気分になったが、折角貰ったので有効に利用させてもらう。

MNPによる弊害についてだが、
iPhoneからiPhoneへの乗り換えは、iTunesやiCloudを使えば
キャリアに関係なく一発で移行できるため特に問題なかった。
せいぜい、メールアドレスが変わったことくらいだ。
しかし今はLINEの時代だし、電話番号宛てにSMSできるため
メールアドレス変更の連絡をしなくてもいいかもしれない。

iPhone6への乗り換えシミュレーション

現在SoftBank iPhon5 32GB から iPhone6 64GB への乗り換えを
2年契約で12月にやるとして、料金のシミュレーションをしてみた。
ざっくりだけど。

iPhone6_mnp_sim

auスマートバリューは「auひかり」の加入が必要なので
計算から外している。

旧プランなら何でも安いという結果になった。
docomoに旧プランもう無い。
Softbankのホワイトプランは11月までと謳っていたが
結局延長されることになったそうだ。
MNPの予約番号を電話で取得しようとすると、理由を聞かれるそうで
場合により引止め用のポイントが数万円分貰えたりするそうだ。
Softbankのまま引止めポイント貰って機種変するのが一番安いということかも

なお、iPhone6Sが出るまでSoftbankを解約し、
MVNOでiPhone5を延命させるパターンも考えたが
SIMロック解除が非常に面倒くさいのでやめた。
iPhone5はLTE初対応ということもあり下駄による解除が不完全であるし、
下駄はSIMを破壊する可能性が高い。
ファクトリーアンロックも考えたが、スリープボタンが壊れており
長期間の使用は考えておらずコストに見合わない。

結局のところ無理せず
MNPなりキャリアのが割引を活用して安く済ませておくのが得策と判断した。

友人結婚

11/1は、長野で、以前の派遣先の社員さんで同齢でもある友人の
結婚式だった。場所はアニヴェルセル長野。この間は豊洲だった。

僕はどの席に座らされるんだと思っていたら、同期席で一番前列だった。
少々恐縮してしまうが、久しぶりに会った上司や皆は
「お!久しぶり!」という感じで、疎遠さがなかったのは救いだった。

2年半ぶりに会ったが、少しやせたような気もする。
彼は「いつ結婚できるんだろ」とよく言ってたが、結局先を越されてしまった。

全てを加速させたのは奥さま。
付き合って1ヶ月目から、デートで結婚式場の下見に行きたがる奥さま。
そんなことを繰り返し、プロポーズは式場デートの帰りだったそうな。

二人ともよく食べる。
食べるときの顎の動かし方や顔がそっくりで、皆で爆笑してしまった。

イトコ結婚

イベントといえば、常に人生はイベントの連続であるが
直近でいうと従姉妹の結婚式があった。

従姉妹は二人姉妹で、妹が今月、姉が来月、結婚式をする。
来月は友人も二組結婚式をするので、ご祝儀貧乏である。
(前に書いたかもしれないが)

身内の結婚式というものは、特に花嫁側というものは
なんとも言えない気分にさせられる。
旦那については、彼女らが選んだ相手なので特に何も言うことはないし
それでいいと思っている。
あらゆる愚痴や文句を言ったところで、うまくまとまっていくもの。
大人は傍観しつつ、困ったときに助け舟を出す。それ以上は野暮だ。

私は従姉妹たちの両親(叔父と義理の叔母)の結婚式に3歳の頃出席している。
叔父には結婚前から息子のように扱われていたため
従姉妹たちとは兄妹のような関係で、自他共に兄妹だと思っていた。
ただ私とは性格や趣味が全く違い、彼女らはオタ臭が皆無。
私と違い聡明で、私より背が高い美人である。

しかし、決してずっと仲が良かったわけではない。
彼女らが中学に入るころは、もう甘えてくれることはなくなり
理由はよくわからないが、話しかけてすらくれない時期もあった。
私を呼ぶときも「ねえ」「あのさ」である。名前も何もない。
田舎で娯楽のない地域だというのに、私が遊びに行っても
夕飯が終われば彼女らは自室に閉じこもった。
帰りにさよならも言ってくれないし、だんだん疎遠な気持ちになっていた。
もっとも私が遊びに行く目的は叔父と飲むためであり、
義理の叔母にも好かれているため、実家より実家らしい待遇であったと思う。

「兄ちゃん」

またいつか、そう呼んでもらえる日がくればいいな、そんな風に思っていた。

昨年の6月、突然、私の携帯が鳴り響いた。母からだった。

「ばあさんが亡くなった」

急いで身支度をし、休暇をとって車を飛ばした。
到着するとすでに皆揃っており、バタバタしていた。
婆さんの眠った顔を拝み、今後の段取りを話し合った。
夕方は農家の多い田舎特有の、和室をぶちぬき、ちゃぶ台を並べて、
大勢で婆さんの前で夕飯(酒盛りに近い)をとった。
久しぶり、私にとっては小学生以来での、親戚一同の夕飯であった。

その時である。
従姉妹二人が、人が変わったように気遣いのできる女性になっていたのだ。
気が利くどころの騒ぎではない。全員の食器や料理を用意し、ビールを注いだ。
私がアレが欲しいなと思うと、口に出す前に間髪入れず出してくれるのだ。
エスパーかお前らは!! 少し恐怖した。
この時の全員分の酒は、この二人が仲良くテキバキと作っていた。
つまり、今にして思えば。この頃には二人共、結婚の準備がだいぶ進んでおり、
生活力も身に付け、整っていたのだ。
しかし婆さんがいつ死ぬかわからない状況、なかなか踏み切れなかったのである。
(さすがに喪中で結婚はできない、したくないだろう)

更に、社会性も上がったのか、私に対する抵抗が無くなったのか分からないが
普通に「兄ちゃん」と呼んでくるではないか。むずむずする。

久々に親戚一同の会する場が、昔の呼び方を自然にしたのかもしれない。
色々な話もできたし、ハードルが壊れたのか普通に甘えてくれるようになった。
酔っていた私は、そう呼んでくれることを嬉しく思うことや
従姉妹たちを本当の妹のように思っている事を告げ、近いうちにあるだろう
結婚も踏まえて、彼女らの彼氏の話に花を咲かせた。
私と彼女らが話すところを久しぶりに見る母は、本当の兄妹のようだと驚いていた。
その2ヶ月後。初盆は盛大に行われた。田舎の初盆は超めんどくさいが
従姉妹との距離は完全に回復されていた。
そして、二人の結婚式計画に現実味が帯びてきていた。
大正生まれの、婆さんの死が、あらゆる人の転機になった。

それから1年と数ヶ月経った今月、豊洲で結婚式が行われた。
私の席のネームカードの裏にはメッセージが書いてあった。

「いつも面倒を見てくれてありがとう。
 私も本当の兄のように頼りにしています。
 これからも仲良くしてね 可愛い妹より」

二日酔いした

DellパソにAdobe Lightroom付いてた

従姉妹の結婚式で写真をたくさん撮影した。
飲んでいるので、近くにある彼女宅に泊まることにした。
(家主は夜勤で居ないわけだが)

RAWで撮影した写真は、そのまま誰かに渡しても観ることが出来ない。
色味や明るさ、構図を調整して、写真として見られるデータにする
「現像」という作業が必要だ。今回200枚以上も撮影してしまった。
さっさと現像したいので部屋のPCを借りて作業することにした。

このPC、DELLのInspiron 17 7000シリーズ Graphic Proというのだが
長く使える機種を選んで買わせたものだ。
Graphic Proの特徴は高性能なCPUやRAM、高画質な液晶と色々あるが、
なんとAdobeのPhotoshopやLightroomの買い切り製品版が
プリインストールされている。これを使わない手はない。

デル、Dell Graphic ProシリーズにAdobe Photoshop Lightroom 5が付属
デルは2日、Dell Graphic Proシリーズに写真編集ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」を同日より付属することを発表した。従来通り「Adobe Photoshop Elements 12 & Premiere Elements 12」も標準で付属する。

今回は初めて現像にLightroomを使わせてもらったが
3時間ほどの作業で、現像の機能はすべて試させてもらった。
大量の写真を素早く現像するにはかなり効率的に出来ていた。
画面下部にプレビューを並べて次々に切り替えられるが
一番良いと思ったのは、数ある画質パラメータの中から
適用したいパラメータのみを選んでコピー、ペーストできる点。
写真によって高感度ノイズのリダクションや露出が大幅に違う中で
後から色温度だけを一括で設定できるため、雰囲気の変更が楽だった。
これは様々な色の照明が入り乱れる結婚式の写真現像では助かった。

結局朝までに現像を終えて従姉妹に渡すことが出来た。

そろそろ革の鞄でも。

実は、ビジネスでもフォーマルでもスーツに合う鞄を持っていない。
そろそろ革の鞄の一つくらい持つのもいいかもしれない。

万双やHERZのサイトを覗いてみる。欲しい。

革靴も一足欲しい。
ミヤギコウギョウのストレートチップ。欲しい。

革製品は価格と品質の折り合いが人によって大きく違う。難しい。

日常生活で使う持ち物、工業製品は大きく分けると2種類に大別される。
機能的でデジタルなモノか、単純でアナログなモノである。

アナログなモノは選ぶのが大変難しい。素材や加工について勉強しないといけない。

スケールがだいぶ違うが、「家」も同様だったりする。
家を建てるときは、大変な勉強をしないと満足な結果にならない。
土地・地盤から、建材の素材や生産国と輸送、建築工法、法律。
難しい。

カラーキャリブレーション

デジカメの写真をPCで見るなら
カラーキャリブレーションをお勧めする。

デジカメの写真は、デジカメの画面で見ると綺麗だけど
PCの画面で見ると全然違うことがある。
これはPCのモニタの色を正しく調整していないからで
その調整作業をカラーキャリブレーションという。
カラーキャリブレーションして、はじめてマトモに使えるわけだ。

そもそも、色というのは非常に扱いの難しい繊細なものである。
大量生産された同じ型のモニタでも、画面は同じ色にならない。
例えば、2台同時に買った同型のスマホを並べてみるとよくわかる。
画面が黄色かったり青かったり、あまりの違いに驚くことだろう。
これはプリンタでも同じで、色の難しさが計り知れる。

調整が必要なの?じゃあ正しい色って何なの?と思うことだろう。
色とは… これを理解するのも難しいものだ。
使う環境の条件や、見る人の個人差で変化してくるからだ。

ちょっと想像してみてほしい。

物の色とはつまり反射・散乱された光である。
リンゴが赤いのは、リンゴの表面が赤色以外の光を吸収し、
赤の成分(周波数)を強く反射するから、そう見える。
逆にいえば、
赤の成分を含む光をリンゴに当ててやらないと、反射できない。
水色の光を当てれば、リンゴは黒に見えることだろう。
物の色は、光源、つまり環境によって違って見えるのである。

たとえば屋外なら、天候や時間で、物の色が違って見える。
昼と夜、晴れ、曇り、雨の日では、車の色も違って見えるはずだ。
室内であれば、照明がどんな種類の光を放っているかが重要だ。
蛍光灯の下では物が青白く見えるし、白熱球なら赤っぽく見える。

蛍光灯にも色々あるが、よく売っている「三波長」と書かれたものは
赤・緑・青の3つの光を混ぜて白い光を作り出している。
極端に言うと、それ以外の成分の光は出していない。
人間の目は、赤と緑と青の光を全て同じ強さで感じると白に見えるのだ。
白色LEDも同様の原理で「白い光」を作っている。
この「白い光」は非常に人工的な光で、太陽光とは全く違う。
もっと言えば、秒速50、60回も点滅している(フリッカ)。
人間以外の動物から見れば、蛍光灯は非常に違和感のある光源だろう。
白熱球の方が、よほど炎や太陽光に近い光を出している。
普段は感じなくても、照明が違えば全然違う色で見えているのだ。

照明によって白色の基準も変化する。これをホワイトバランスという。
しかしそれは感じ方の問題であり、何色であるべきといったものではない。
欧米では黄色っぽい白、日本では青っぽい白が、「白色」なのである。
この差は色温度で表すことができ、単位はケルビンである。
映像や印刷業界では、定められた色温度の基準に従っているからこそ
同じ色味で違和感なく鑑賞することが出来るのである。
銀塩(フィルム)カメラの頃は、現像時に技師が調整していたが、
デジカメではカメラ側でこれを調整できるようになった。

話がそれてしまったが、人間の目は個人差が大きい点も見逃せない。
現代の大半の哺乳類はそもそも色を識別することが大の苦手である。
これは哺乳類の祖先が夜行性であったことに起因する説があるが
人間も、鳥などに比べれば色の識別が苦手な動物である。
色覚異常とはいかないまでも、赤と緑の区別が苦手な人は大変多い。
逆に女性ならば「第4の色(紫)」が見えちゃう特殊な人もいる。
つまり、たとえ全く同じ部屋で同じものを同時に見ていても
自分と他人が見ているものは、大体同じに見えるのであろうが
厳密には同じ色ではないはずなのである。
(感覚というものは他人と共有できないので比べようがない)

また、先に述べたとおり人間が「見える」色は三色であるのだが
その赤と緑と青の間にある色、中間色は脳が補完して作り出している。
したがって、人間が知覚する色と、光の周波数は直接的に一致しない。
機械で緑と青の光を同じ量で足し合わせても、水色に見えるわけではない。
極端な例で言うと、「ピンク色」は現実には存在しない。
ピンク色を見ている人間は、赤と紫の間でしょ?と思い込んでいるが
赤と紫は、周波数で言えば可視光の下限と上限である。
目に見える色は環だが、周波数は環ではないため、存在しない事になる。
ピンク色は、脳が赤と紫を混ぜた色を勝手に作って違和感を打ち消している色だ。
この問題は、周波数という数値と、実際に見える色の差を生むため
色というものは機械的に作り出すことが困難である、ということだ。

だから色を扱う業界では、
「この計測値なら人間にはこの色に見えるのが自然だ」
という、色の表を大量に作って、色の校正をしている。
この表はオリジナリティあふれる企業秘密である。
色の味付けという要素は、おそらくこれに準じている。

色彩とは、その場、その瞬間に、誰にどう見えるかで、常に変化する。
それでも、すべての条件を一致させたときに同じ色に見えるはず、という
色を定量的な数値で定めたものが、「色空間」である。
色空間も用途によって文字通り色々ある。
よく目にするのはsRGBとか、AdobeRGBだろうか。

なお、画像処理や印刷に用いるRGBやCMYKのといった色空間は相対的なものだ。
これらは、ある機器が出力可能な色の幅の、外の色は表現できない。
ある機器の中だけの表現方法となる。
JPEGなどの画像ファイルは「RGB」を色々な方法で記録しているため、
映すモニタによって色が違って見える。
「赤:50」と表現されても、それは機器により違う赤になる。

機器に依存しない絶対的なものは、例えばsRGBとかAdobeRGBとかLabがある。

この絶対的な色空間を真の色として扱うとすれば、
実際にデジカメの写真をモニタで見る人が、
絶対的な色空間と、実際の見え方のズレを補正する必要がある。
これがカラーキャリブレーションだ。

 0  ← +1  ← -1  ←  0
見る人  モニタ  色補正  写真
          ↑ここを調整する

カラーキャリブレーションを行えば、撮った写真を、見せたい形に仕上げたとき
それを見せたい形のまま、相手のモニタで表示させることができる。

じゃあどうやればいいかといえば、
色の調整・ガンマ調整という作業をすればよい。

注意点としては、
調整前にモニタのあらゆる画質設定を工場出荷時に戻しておくことである。
ニュートラルな状態からはじめないと意味がない。

 Mac
  OSX標準でモニタ設定から肉眼で調整可能。
 Windows
  ビデオカードのドライバで可能な場合がある。
 Windows7以降
  OS標準で可能
  [コントロール パネル]の[ハードウェアとサウンド]
  [ディスプレイ]
  [色の調整]を選択する

以上

EOS Kiss X2を売却

新しくEOS Kiss X7を購入したので、
それまで使っていたX2を売却することにした。

X2は2008年にαやNikonと比較して悩みに悩んだ末購入。
実に6年間頑張ってもらった。
友人の結婚式から日常まで、あらゆるシーンで活躍してくれた。
大変愛着のある機種で、手に持つと色々な思い出が甦ってくる。
しかし、一眼レフとはいえ、所詮デジカメである。
基本的な性能を上げるにはボディを交換しなくてはならない。
レストアすれば最新のフィルムで撮影できる昔のカメラとは違うのだ。

最近、物を捨てられない原因に、その愛着というか
物を使ってきたときの思い出が邪魔をしていることに気づいたので
断捨離というわけではないが、手放す必要性も感じていたところ。
売れそうなものは売る、ということでX2も売ることに決めていた。

そのためX7はボディではなくレンズキットでの購入となった。
EF-S 18-55mm f3.5-5.6 STMというレンズが付属しており
X2に付属していた標準レンズの後継版だ。
ダブルレンズキットなので、40mm f2.8のパンケーキも付属している。
小さくて軽いEFレンズで、フルサイズでも使えるのが特徴。
(EF-Sのパンケーキは今秋やっとでた)

さて、うちからすぐに行ける範囲で、中古を売れる店は次の通り。
・カメラのキタムラ
・コジマ電機(ソフマップ中古買取窓口)

X2の状態としては以下の通り。
・外箱・包装袋はなし
・マニュアル・ケーブルなど付属品は全て有る
・キズ・剥がれあり
・レンズにはレンズプロテクターを装着していた(外した)
・ボディには液晶保護フィルムを装着していた

EOS KissX2は新品でも56,000円程度で購入できたものなので
5,600円くらいになればいいと思っていた。
しかし、その見積もりは裏切られることとなる。

キタムラに持って行ったら、良品と査定され、6,300円。
コジマ電機に持って行ったら、なんと、買取り上限の14,000円。

思わぬ収入に驚いた。

実際には、バッテリの端子カバーが無くなっていたので減額されたが
買取キャンペーン中により増額され、トントンになった。
この金額の差はいったいどうして生まれたのかよくわからないが
今のコジマ電機はソフマップと共にビックカメラグループであり
ソフマップは元々中古市場が得意なので、高価買取ができるのかもしれないし
ビックカメラとの提携で、カメラの市場に強気なのかもしれない。

また、外箱の有無は査定に関係ないという点には救われたし
レンズプロテクターや液晶保護フィルムが、査定に一役買ったのだと思われる。
実のところ、レンズの先玉は買ってから一度も拭いたことが無い。
触れてすらいないので、コーティングは新品同様の状態である。
液晶も同様で、新品の時に保護フィルムを張り付けたままとなっている。

例えば、持ち手の部分やストラップは、使えば必ず汚れ傷がつくもの。
賃貸の通常使用における経年劣化と同じで、許容されるのかもしれない。
しかし、性能に直結する傷や汚れは許容されないと思われる。。
あとは付属品が完璧にそろっていれば、文句はない方針なのだろう。

新しいX7の液晶保護フィルムと、簡易なドライボックスを購入した。

ところで、X7用の液晶保護フィルムがビックカメラブランドの品しか無く、
700円と非常に安いがこれ大丈夫なのかと、店員に聞いたら、
元々欲しかったハクバ製品のOEMだったことが判明。
確かに製造元はハクバと書いてあるし日本製だった。

EOS Kiss X7については後日レポートする。