10GBASEはまだか。。

イーサネットの規格で、ギガビットと呼ばれる1000BASE/Tがある。
理論値としては1000Mbpsの速度が出る。

登場当初は、技術的な制約があったり、その速度は通常は要らないと言われ、
業務用のサーバや、高性能PCにのみ搭載されていたが
2000年代半ばに、AppleがMacに搭載したことで廉価な製品にも一気に広まった。
今時のパソコンなら普通に搭載している機能である。
技術的な制約が取り払われた今なら、
実効速度としては500Mbps(60MByte/s)程度の速度が出る。

しかし、これでも1ギガバイト以上のファイルを転送するには遅い。
今、10GBASE/Tが実用化されているが、普及の兆しはまだだ。
速いところ普及してほしい。

まさかThunderboltがLAN向けに普及するとも思えんし。
(でもTCP/IP over Thunderboltという規格はありそう。。)

全くの余談だが、職場のスイッチが100BASE/TXなのがちょっとしぼむ。

Mac OSめも

1989 漢字Talk 6
1990
1991
1992 漢字Talk 7.1
1993
1994
1995 漢字Talk7.5 7.5.1
1996 漢字Talk7.5.3 7.5.5
1997 MacOS7.6 MacOS8
1998
1999 MacOS9
2000 09/13 10.0 Public Beta
2001 09/25 10.1 Puma
2002 08/24 10.2 Jaguar
2003 10/24 10.3 Panther
2004
2005 04/29 10.4 Tiger
2006
2007 10/26 10.5 Leopard
2008
2009 08/28 10.6 SnowLeopard
2010
2011 xx/xx 10.7 Lion

とある物語 その1

「やぁ、遊びにきたよ」
彼は私の書斎の窓を覗き込んでいた。
「お、コーヒーでも淹れるよ」
読んでいたパソコン誌を閉じ、きぃと椅子をならして立ち上がると、既に空となって乾き始めていたカップを持って書斎を出た。

朝まで降っていた雨はやみ、気がつけば青空が見えている。
外の桜が、散りかけの花を水気の重さで垂らしていた。
個人的にはコーヒーを淹れ慣れているつもりであるが、自分しか飲まないので彼が気に入るかは分からない。しかしながら客に対する社交辞令は必要だ。
「苦い」
「コーヒーは苦いもんだ」
「濃い」
「俺は濃いのが好きなんだ」
「しかし飲む」
「うむ、飲め」

二人は書斎に居た。
彼が来ると決まってパソコン談義となるから、パソコンのある書斎が居場所となる。
「こいつも随分と古いな」
「まぁなあ。かれこれ5年くらい使っているな」
「はぁ、プレスコ(Pentium4)か?」
「そうだな。買った直後にCore2Duoが出て、気付いたら今やi7だ」
「タイムカプセルか?早いところi7でWindows7に鞍替えしないか」
「実は考え始めている」
私は少々汚れた愛着のあるマシンをそっとなでた。
最近は音もうるさくなったし、ステッカーもはがれ始めている。
突然再起動する事故も時々起きていた。

彼は書斎の棚を眺め始めた。
そのまま1点を凝視し、ある白い箱を取り出した。
「これはAQUAZONEじゃないか。懐かしい」
「よく見つけたな」
「ちょっと動かしてみないか」
「さすがに漢字Talkのマシンはもう無いぞ」
「じゃあ、OS9。Classic環境は?」
「無いな。PowerMacがあれば動くんだが…」
「…あるかもしれない」
「は? 君はPowerMac持ってなかっただろう」
「PowerBookがある。黒いボディのやつだ」
「あぁあったな、黒いやつ。しかし、うごくのか…」
「わからんが、とってくる」

1時間後、彼は確かに黒いのを小脇に抱えて戻ってきた。
その間に書斎を片付けて、セットアップするスペースを作っておいた。
PowerBook1400…。1996年の骨董品である。
使い込みすぎてキーボードがすり減っている。
「ごくり」
電源を入れてみると、ポーンという子気味よい起動音が鳴った。
ガリガリとHDDの音がうるさい。画面には、笑顔のMacアイコンが映る。
「漢字Talk7.5.5か…。こんなに古いのに何故動くんだ!」
「しらん。でも時計が狂ってるから電池はダメだと思う」
よく見ると、バックパネルの蓋が無くなっていた。
「起動したので、AQUAZONEをインストールしよう」
私は箱からフロッピーディスクを取り出した。
ラベルにはネオンテトラが印刷されている。
何だか懐かしいにおいがした。
がちゃり、とディスクを挿入してインストーラを起動する。
「おい、インストール容量が足らないぞ」
「ハードディスクの残りは2MBだ」
「2MB…取り合えず色々消せよ。初期設定とか」
「このトラックパッド使い難いな…」
「マウスならあるぞ?」
「USBポートが無わけだが」
「ADBか…ジェネレーションギャップが…」

無事インストールは終わった。
窓からの日が陰っている。もう夕方だ。
「起動するぞ」
「うむ」
きらびやかな曲と共に、スプラッシュ画面が表示された。
すぐに水槽作成画面に入る。
コポコポコポ…コポコポコポ…。
「なあ、ゼロからやる気なのか?」
「え、だめか?」
「パッケージごとお前にやるから、じっくり楽しめよ」
「本当か、ありがとう」
「他にもSimCityやTheTowerがあるが」
「いや、それらはいい」
「MYSTもある」
「今度やらせろ」

実は、この書斎には水槽があり、熱帯魚が泳いでいる。
私もAQUAZONEで熱帯魚に興味を持った一人だった。

AQUAZONEのサントラが懐かしい

「AQUAZONE組曲」というCDがある。
もう10年以上前、1999年に出たゲームミュージックアレンジアルバムである。

聞いてみたい方は、以下の動画にアクセスすると良い。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8795689

AQUAZONEを知らない方も多いと思うが、
インターネットが普及し始める少し前の90年代半ば
パソコンゲーム界に「熱帯魚を飼う」という変なゲームが登場した。

ゲームと言うよりはシミュレータで、
水槽内の水の温度や成分から、魚などの生体状態までをシミュレーションする。
放置するとフィルターや水は汚れ、魚は病気になるし、餌を与えなければ餓死する。
アプリを起動していない時間もシミュレーションされるので、実にリアルに感じる。
水槽内のレイアウトも自由に行えるので、アクアリウムを楽しむという点において
きちんと作られているソフトである。

AQUAZONEは、あらゆる点でセンスの良いデザインが光るソフトウェアだ。
アプリケーションの起動時やイベント発生時に美しい音色が鳴るのだが、
上記アルバムはそれをアレンジしたものだ。

今では、AQUAZONEの最新版がでており、映像も3Dでよりリアルになっているが
ブームが去ってどのくらいになるだろうか。。
水中庭園という、スクリーンセーバに特化したバージョンもある。

お花見に行ってきた

20110416001.JPG
20110416002.JPG
20110416003.JPG
20110416004.JPG

松本城でお花見してきた。

信州大学の新歓飲み会っぽい団体がいた。
リズムとって叫んだりしていた。
きっと飲ませあってるんだろう。で、誰か倒れて救急車呼ぶんだろう。
よくある。よくある。

若気の至りか。いいな。
何も考えずにいたいわ。

年齢というやつは、上がると自動的に
社会から求められるレベルも上がる。

それは、
生活の中の普遍的な能力や、職業上の専門的な能力であったり
品性や節度、思慮深さといった、人間性の高さでもある。

実にわずらわしいが、誰でも思うことはあるだろう。
「あの人は、いい歳こいて何やってるんだ」と。
(特に女性の方が、若いうちからこういった意識が高い気がする)

誰しも、自由に生きているつもりではあるが
自由に生きるということは、自由に死ねるということだ。

社会の中で生きるためには、そこにある現実として、
上記のような見られ方やルールを認めないと、
力や能力を持っている他の人と、同じ土俵にすら立てない。

分かり易く言えば、他人に認めてもらわないと、生活もままならない。
進学や就職もそうだし、友人その他との信頼は、自分を認めてもらわないと得られない。
信頼の無い人は、誰も助けないし、金も借りれないし、働けない。
家族も友人も逃げてしまう。

逆に、それを認めないのも自由。
自由に死ねるということだ。

だから、若いうちに色々バカなことしておいてほしいなあ。
いいなあ。と思ってしまった。

無論、俺は上記のようなことを偉そうに言えるほど出来た人間では無いのだが
理解だけはしているし、日頃から考えることは多い。

そんなこと考えつつ、桜を見ながらビールを3本のみまちた。
キリン一番搾りはうまいよねえ。
スーパードライな日もあるけど。

電気代の棚卸し

俺は一人暮らしだが
毎月の電気代は7000円前後である。
ぶっちゃけ、少し高いと思っている。

■前提の原因
まあ、冬は寒すぎる、夏は暑すぎる盆地なので
仕方が無い部分はあると思う。
春と秋は5000円程度まで落ちるあたり、そういった原因が見えてくる。
夏の原因はエアコンだろうと、分かりやすいものだが
冬に電気代が上がる理由は水道管の凍結防止帯が挙げられる。

■日常的に必要な原因
部屋の照明は蛍光灯の32W + 40Wで、俺がいる間は殆ど点灯している。
しかし最近の蛍光灯は明るさに対して消費電力が低いため、72Wh以下である。
500円/月くらいと考えられる。

電気代の話をするときに避けて通れないのが冷蔵庫である。
うちの冷蔵庫は120リットルだ。ドアを開けると480kWh/年と書いてある。
120Lの冷蔵庫で、480kWh/年。
2011年の同等製品と比較すると驚異的な燃費の悪さだった。。。
例:三菱の146Lは、300kWh/年である。
電気代にして月1000円程度だろう。

また、熱帯魚を飼っているため、
ライト、ヒーター、濾過器が24h稼働している。
 - ライトは8W蛍光ランプで、1日6時間の自動タイマー
 - ヒーターはいかにもで、50Whは食うが常に動くわけでは無い。
おそらく24時間で割ると全体で30Wh程度なので
500円/月くらいかな。

■生活習慣の原因
PCを1日12時間程使っているため、それも大きな原因だと思う。
おそらくは100?200Wh程度の消費電力だ。
200W×12時間×30日=72kWhで、1622円/月くらいである。

他にも自宅にMac miniでこしらえたサーバがあり、それは24時間稼働しているが
それに付随する外部記憶装置等を含めてもせいぜい80Wh程度と考えられる。
1298円/月程度だ。

尚、うちにはPCが4台あり、それぞれが必要なときに必要なだけ動く。
テレビの自動録画だったり、いろいろだ。

これらだけで3000円近くになっているアタリが怖い。

■見えない原因
それ以外で気になるのは「待機電力」。

うちにはAV機器をはじめとする電化製品がたくさんあるが、
基本的に全てすぐに電源が入れられる状態になっている。
これはいかんだろうと、使っていないPS2やVHSなど、
4機器のプラグが刺さっているタップのスイッチをTurn Offした。

うちには6口タップが6つあり、全てスイッチ付きとなっている。
スイッチにはネオン管が入っており、ONだとオレンジ色に光る。

このネオン管、常に点灯しているわけで、電気を食ってる気がしなくも無いが
実は微々たるものなので気にしなくともよろしいことが分かった。
1つ年間20円くらい。36点灯で720円程度である。

さらば母校の制服。ようこそオサレ制服。

母校の制服が今年からチェンジした。

東高と西高が制服チェンジ
http://www.townnews.co.jp/0404/i/2011/02/18/94048.html

学ラン、セーラーという制服だったのだが
今年からは男女ともブレザーだ。
なんかオサレな感じになっている。

そして、上記の記事中の写真。
西校の方は、2001年までの弓道部員であったなら誰もが知ろう校舎裏である。

なんか寂しさを覚えるが、オサレならいいや。

しかし…制服とはかくも深く印象に残るものである。

HDD整理

■不使用HDD
HDD 500GB A
HDD 500GB B
HDD 500GB C

■現状構成
NAS運用中
RAID(combin mode) 570GB
├ HDD 320GB
└ HDD 250GB

REGZA運用中
 HDD 120GB (PATA)

■切り替え手順
RAID編
1, RAIDのデータを500GB AへCOPY
2, RAIDから320GBと250GBを取り出す
3, 500GB Bと500GB Cを搭載し1.0TB RAID0構築
4, 500GB AのデータをRAID0へCOPY
—–
REGZA編
1, 120GBをREGZAで取り外し処理をする
2, 500GB AをREGZAへ接続し、登録と初期化
3, 120GBのデータを、Ubuntuで500GB AへCOPY
4, 500GB AをREGZAに接続

—-
接続先
1, 1.0TB RAID0はNASへ
2, 500GB AはRAGZAへ
3, 320GBはTV録画サーバへ増設
4, 250GBは実家PCへ増設
5, 120GBはPS3のバックアップ用

決断力というもの

コレ、リスペクトした
http://www.fujitsubame.jp/beh-5.html

俺は決断力があんまりない。
そして決断力が有る人って、実は多くない。
でも、進学や就職で立ち止まる人は俺よりもっと無い。
だからちょっと書く。

決断ってのは、何かを決めて断じることだ。
まず決める。
「俺はこうしたい。なぜならば」
なぜならばも、きちんと言える。
自分が、それこそが正義だ!と断じてるからだ。

決断と判断は違う。
判断は、周囲にあふれる情報から、論理的に正解を割り出すことだ。
そう考えると、決断するために判断はもちろん必要になる。
自分が納得して、それが正しい!と言えるようにして
やる気を出すに値する根拠を持ちたいためだ。

更に、倫理観や価値観も自分の中に確立しないといけない。
「俺は正しい、お前は間違っている」
と、言い切れる自信である。普通に考えて、嫌われる台詞だ。
これは、コミュニケーショントラブルの元になることもある。
しかし、自己に「絶対的で普遍的」な倫理観や価値観がないと
正しい判断ができないし、責任も無いし、他人を納得させることもできない。

就職活動で「自分探し」する人とか、モラトリアムに陥っている人。
自分には何が合っているんだろう?自分は何がしたいんだろう?
そんなもん、まず決めて、
それから、どうすりゃいいか考えればいい。

前に進むってのは、「決める」「失敗する」「やり直す」の連続だ。
決めるなんて、簡単なことじゃない。
ぶっちゃけストレスでしかないし、死にたくなる。
でも失敗しないと、よりうまく決められない。成長しないままだ。

子供は何度も転んで、うまい転び方を覚える。
子供は傷の治りも早いし、丈夫だから大怪我もしない。
怪我しない転び方を知ってると、大人になっても生かせる。
大人は傷が治りにくいし、ちょっとした事でも大怪我になる。
転べるうちに転んでおいた方が、後々よいということ。

大人になってから失敗すると、いろいろ大変だ。

今やるべきこと

スラッシュドットでこんなトピックがあった。

# 自衛隊が総力を挙げてがんばっているのに
# IGS(偵察衛星)は情報を公開しない。けしからん。
# 災害時に使うのが目的だったはずだろう!

IGSは監視偵察衛星、いわゆるスパイ衛星で、
日本近辺の同じ位置を毎日決まった時間に撮影することができる。
得られた画像は国家機密上かなりハイレベルな情報となる。
従って、国家安全保障上、公開できないという状況らしい。

ちなみに、IGSの話題のソースは赤旗。
これに対して、
# IGSの画像など何に使うのだ。空撮なら航空機からでもできる。
# この期に及んで与党叩きしたいからIGSの話題を出したのでは。
というレスがついた。

それに対してこんなレス。
# 相手を悪人と認定し、議論を棚上げにするのはまともじゃない

# 元々の利用目的は方便であるのは誰もが知るところ。
# 実は災害時に積極的に活用する物ではない。
# その事実を政府は国民に明確にするだけでいいわけで、
# 今こんなときだからこそ言わなければならない。

# 災害時はそういうメンドクサイことを後回しにして、
# とにかく団結し、目の前の困難に対応すべき、というのは、
# 今やるべきことと、そうでないことの区別がつかない人の発想。
# 今IGSの利用を要求しなければ、後でIGSの是非を問うたところで、
# 「災害時に利用の要求が無かったから」と返され議論できなくなる。

私はここで、ハッとした。
議論や交渉は、時間をかけて伏線を沢山準備しておく必要がある。
私は労働組合の委員もやっているが、労使協議もその難しさがある。
その場の思いつきのような議題や質問は、「回答無し」が普通だ。

自分にそのような行動ができるだろうか。