神奈川弁

あまり気にされることは無いが、神奈川にも方言と呼ばれるものがある。
男女関係無く、若い人が使うことが多い。

長野で ??だべ とか使う人がいると ハッ とする。
俺が無意識につかってても、ハッとしていることだろう。

●語尾に「だべ」をつける
 とくに神奈川に限定されるわけではなく、近辺の県でも使われ、
 「??だべ?」とか「??べ」といった具合に語尾に付け加える。
 少なくとも群馬、栃木、埼玉、千葉(の北西)、静岡では確認している。
 大抵の場合は、子供同士でふざけて言ってるうちに若者に定着したもの。
 (大人は普通言わない)

 【例】
 「疲れたなぁ」
 「んじゃそこのカフェにでもいくべ」

 【例2】
 「このエロ本いいべ!」
 「すげえ!」

 ※決して「??だっぺ」や「??だべえ」では無く、
  他人への発言を強調するために使われることが多い。
  湘南地域(茅ヶ崎、鎌倉、逗子、葉山)で昭和の頃流行った言葉だったよーな。。

●長音に出来そうな言葉は何でも長音にする
 他地域の人によく指摘されるのは、「あつい」を「あちぃ」と言う事。
 これらも若者に多い。
 他にも、
 「さむい」は、「さみぃ」
 「かっこいい」は、「かっけぇ」
 「だるい」は、「だりぃ」
 「うまい」は、「うめぇ」
 「しょっぱい」は、「しょっぺぇ」
 「あまい」は、「あめぇ」
 「わるい」は、「わりぃ」
 「つらい」は、「つれぇ」
 「ちがう」は、「ちげー」
 と言うことがある。

 ア音かウ音の場合に変えることが多い。
 エ音やオ音の場合は変えない。
 「ちかい」は、「ちけぇ」になるが、
 「とおい」は、「とおい」のまま。
 「きれい」は、「きりぃ」にならない。

●「る」を「ん」に置き換えて話す事が多い
 やるのか → やんのか
 するか → すんべ
 書いてるでしょ → 書いてんじゃん
 ※「じゃん」は全国的に使われてると思うのであえて無視。

●割り込みの事を「よこはいり」と言う
 おい!よこはいりすんなよ!
 ※これも「?だべ」と同じく、近隣の地域でも使われている。

●蹴りとばすを「蹴っ飛ばす」「蹴っぱぐる」という
 「ぱぐる」は本来茨城の言葉なので今はあまり使われない。
 「食いっぱぐれる」とルーツは同じと考えられる。

●西部の山間部では「?だら」という事がある。
 「早く片付けなさい!」
 「やるって言っただら!」
 県央部(厚木)から東では聞かない。
 山梨の方言が混ざっている可能性がある。

3件のコメント

  1. 「○○だべ?」はよく使いますが、これも方言だったんすね!?
    ウチのママ(横浜産まれ)は、昔、パパに「じゃんじゃん言うなっ!」と言われたそうです。
    「○○じゃん?」は、パパ(島根産まれ)には不思議な言葉だったそうな☆

  2. 「じゃん」は中部地方の方言が、愛知の三河弁や横浜に広まったものみたいです。
    地域によって活用の幅が変わってくるそうです。

    神奈川ではやはり、湘南?横浜でよく使われているようです。
    でも、中部で聞かれるような
    「あれって○○じゃんねぇ?」とか「それは○○じゃぁん?」とは言いませんね。
    じゃん、じゃんよ、じゃんか、じゃんな、位ですかね。

    昔、先進的文化的でカッコイイ印象であった横浜の人に使われているため、
    若者のカッコイイ言葉という印象で全国に広まったそうです。
    そういえば、SMAPの中居君のしゃべり方はモロ神奈川ですのう。