3年目の社員さんのひとりが、退社していきました。
彼は、すごく仕事が出来ると言うわけではないのですが
自分のポリシーを持って生きている人でした。
しかし、仕事がうまくいかないことにいつも頭を抱えていました。
「自分にはたぶんセンスがない」
彼の口癖でした。
例えば、Cでプログラムを組むときにはメモリ空間を
想像できなければいけないのですが、それが難しいとかだったり
同じ年度の同期と近いレベルの仕事ができなかったりしていました。
特殊な事情により、家族を持ちで30過ぎの彼でしたが
精一杯頑張ってはいたのだと思います。
俺も、社外の人間なので時々話しかけられました。
話しやすかったのでしょう。
しかし、結局辞めていきました。
そのとき、俺はこの客先は淘汰により何とか成り立っているのだと
知りえることが出来ました。
つまり、できる人だけが生き残ってフルパワーで働くことで
過剰な仕事をこなし経営を成り立たせているのです。
うまくこなせない人は、少し環境が悪い部署やチームだと
モチベーションと自信をなくして即辞めていってしまいます。
(大企業にある左遷転属のような、クッション的な部分が少ないように思います)
「仕事が出来る」ということは、
さまざまな要素が絡み合った総合的な意味合いの言葉です。
仕事とは、バイトのように指示に従うことだけではできません。
指示を待たずに、今自分に何を求められていて、何をすれば良いのか
全て分かっている必要があり、その仕事をこなすための下準備も
言われる前に全て用意できている必要があります。
(つまり仕事の流れを無駄のない予測、先読みする必要がある)
仕事が出来る人間には二種類いると思います。
・頭が良く、状況判断能力に優れるため作業の先読みが出来る人 →気が利く人
・頭は良くないが、豊かな経験でそれをカバーできる人 →経験で気が利くように見せられる人
どちらにも該当しない人は仕事が出来ない人です。
(この2者の違いは、異性への接し方でも同じことが言える気がします)
そして、おそらく普通の人は後者に該当すると思うのです。
女性では前者の人をよく見かけますよ。
しかし困ったことに、経験ある人は経験ない人にイラつきます。
叱ると怒るでは、受け手の感じ方が全然違うので直ぐに分かります。
経験が溜まるまでは皆凡人なので、つらい日々が続くと思います。
今の客先は、「つらい日々」が強烈に重く、余裕がないのです。
だから、今の俺はこの状況を乗り切るために
「当事者意識」と「反省」を捨てています。ぶっちゃけ逆ギレです。
でないと土日まで仕事に恐怖を感じ、うつ病になってしまいます。
派遣ならではの乗り切り方だとは思いますが。正社員はもっとつらい。
怒られた声が頭から離れなくなり、何回か夢でも怒られました。
先日は、隣の人がハルヒのコスプレをして出社する夢を見ました。
手遅れかもしれません。