県庁の星

映画を見に行った。また見に行った。
本当はフライトプランを見に行くつもりだったのだが、上映時間を日によって変えてしまう映画館の陰謀により、見れなかった。そこで県庁の星を見ることにした。

座席に座ると、俺の隣の席に上着が置いてあった。
更に隣の席のオッサンのものだろう。
するとおもむろに、オッサンが俺に声をかけてきた。
「あの、ここにもう一人連れがくるけどいいの?」
『はあ、べつに構いませんよ』
「あぁ、そう…」

10秒後
「あのさ、ここにもう一人連れがくるけど本当にいいの?」
『ええ、別に』
「ふぅん…」

何が何だか訳が分からずに、一瞬だけ、向こうの意見を聞いていないことを忘れていたので聞いた。
「そっちが構うなら、席ひとつずれますけど?」

するとホッとした顔で
『ああ、そのほうがいいね…うん』

つまり、このオッサンは最初から、「離れろ」と言ってるわけですよ。
お前!俺たちに席をずらしてほしいなら、ハナからそういえよ大人だろうが!!!
訳わかんねえよ!察しろってのか!そんな遠回しな言い方じゃ無理だろ無理!

とか、心の中で怒り狂ってると、オッサンの連れがやってきた。
連れってのが奥さんなんだ。

すると俺の発言を奥さんに聞かせて笑ってんの
「『そっちが構うなら席ずらしますよ』だってさー」って。
感じ悪すぎる。

これが長野クオリティか。
遠回しな言い方を好むのが常識なのかもしれない。

県庁の星は、フジテレビが織田裕二で作る映画の一つだ。
柴崎コウも出演している。

超エリートの県庁職員である織田裕二が、とある民間癒着の大プロジェクトを実現するために仕事をこなしていく。本人の知らないところで事態が変わってきてしまい、勝ち組だったはずの自分が負け組に…
といった導入だ。

民と官の意識の違いを、おもしろい程露骨に表現している映画だった。

でも、この手のストーリーは超王道のありがちなもので、見る人によってはつまらないかもしれない。
どういう事かというと、
→主人公やその環境の説明
→主人公が難解な悩みにとりつかれる
→第三者の出現
→主人公は第三者との関わりにより、悩みとは全く関連性のないところから解決の手がかりを見いだす
→無事、悩みが解決し、大団円。

日本によくある王道ストーリーである。
特に、全く関連性のない所から、自分の悩みを解決するところがそれだ。他人に直接教えて貰うわけではなく、自分で「ハッこれだ!」と気付くことがカッコイイという感じの。

3件のコメント

  1. 2006年上半期

    日曜:
    ◆「牙」:テレビ東京(8:30?)
    ◆ARIA The ANIMATION 第2期:テレビ東京(25:00?)
    ◆スクールランブル二学期:テレビ東京(25:30?)

    月曜:
    ◆シムーン:テレビ東京(25:30?)

    火曜:
    ◆銀魂:テレビ東京(放送時間は未定)
    ◆エア・ギア:テレビ東京(25:00?)

    水曜:
    ◆NANA-ナナ-:日本テレビ(23:25?)
    ◆.hack//Roots:テレビ東京(25:30?)

    木曜:
    ◆ゼーガペイン:テレビ東京(18:00?)
    ◆ザ・サード?蒼い瞳の少女?WOWOW(24:30)

    土曜:
    ◆ツバサ・クロニクル 第2シリーズ:NHK教育

    曜日不明
    ◆XXXHOLiC:TBS
    ◆ああっ女神さまっ 第2期シリーズ:TBS
    ◆ウィッチブレイド:TBS
    ◆涼宮ハルヒの憂鬱:テレビ埼玉
    ◆ひぐらしのなく頃に:テレビ埼玉
    ◆BLACK LAGOON:テレビ埼玉
    ◆機神咆吼デモンベイン:WOWOW

    見そうなやつだけ
    振り分けよろ

    っていうか多すぎだYO!!