ちょうど一年ほど前、
ナビのHDDが壊れかけているという記事を書いた。
それから数か月で完全に壊れてしまったのだが、
特に遠出することもなかったし、スマホで代替できた。
おまけに故障の原因は明白なので、自分で直せるからと放置していた。
しかし、カーオーディオを兼ねていたので音楽鳴らせないわ、
初めてのスキー場に行くのが難しいわ、ETCの連携はできないわで
結構不便を感じるのも事実。
友人乗せて高速を走る時に音楽鳴らせないなんて残念すぎる。
ついに直すことにした。
三洋のナビというと、ジャパネットたかたの社長がテレビで
「今回はこれ!ゴリラ!ゴリラ!ゴリラ!」と叫び、売りまくった
ポータブルで手持ちも出来るGorillaが有名だが、
実はその陰でMMNAVIという2DINサイズの据え置き型ナビも発売していた。
私のは、このMMNAVIのHDD採用型、NVA-HD1100というモデルだった。
フロントからHDDが比較的簡単に引き抜くことができるようになっており、
売りとしてはユーザが自力でソフトをアップデート出来ることだった。
(当時は、HDDかナビ本体を直接メーカに送り、一週間かかるのが普通)
普通、ナビのHDDは専用の暗号化やロックが施されており、
PCにそのまま繋いでも、何も読めなかったりするが
このナビの場合、HDDを引っこ抜いてPCに接続するとそのまま読めてしまった。
(アクセス制限がないので、気にしていた違法性もへったくれもない)
なお、このHDDはIDEの2.5インチであるため、
USB接続のHDDインタフェースキットが非常に便利である。
構成としては以下の通り、FAT32のパーティションが4つあった。
1:基本パーティション1
2:拡張パーティション1の論理パーティション1
3:拡張パーティション1の論理パーティション2
4:拡張パーティション1の論理パーティション3
1がナビのソフト、2,3がオーディオ関係、4がユーザデータという感じだった。
パーティションが読めりゃ、データも読める!
ぎゅんぎゅんいっちゃう?・・・ぎゅんぎゅんいっちゃう!
さて交換しようかなと、手持ちのIDE HDDやSSDを試してみたが
どーやら元々実装されている日立のHDD専用に作られているらしく
形状的に干渉してナビに差し込むことが出来なかった。
これはいかん。日立のHDDを手に入れなければ。
車載用のHDDなので、-20℃でも80℃でも動いてくれるような、
製品にも使われている高耐久品が欲しかったが
購入から8年以上経っており、補修部品の期限も過ぎている。
とりあえず動けば、と一般的なPC向けのHDDを楽天オークションで落札した。
1000円。安いが古い。何しろ日立製。もちろん中古。
HDDの容量が違うため、適当にパーティションをいじる必要があったが
なるべくデータのセクタを変えないようにしたかった。
EaseUS Partition MasterとEaseUS Todo Backup Freeでゴニョゴニョして
ナビに差し込んでみたら見事復活!!
しかし普通のPC用なので、先日長野に行ったら寒すぎて
起動に大変時間がかかった。
また壊れそうなので、仮復旧とする。。
なお、取り出したHDDは現在、使用不能。
地図や本体データの複製はマズイと感じて、物理フォーマットをかけたら
トドメを刺してしまった模様。回転すらしなくなり、完全に故障。
iPodと連携できないし、ステアリングコントローラーは使えないし
地デジは見れないし、音楽を流せば音質が悪いときているが、
せめて購入から10年くらいは、2015年までは使いたいものだ。