パーツ換装はよくやるが、今回は中核部分のアップグレードである。
具体的には、CPU、マザーボード、メモリの3点セットを交換する。
これにより完全に新しい機種として生まれ変わる。
私のメインマシンは、2007年に新規一括で自作したもの。
あれから6年の間、故障や性能低下によるパーツ交換を重ねた結果
上記3点セットと、ケース、DVDドライブ以外は全て
ほぼ最新と言えるパーツに替わっていた。
更にCPUを2.6GHzから3.6GHzまでクロックアップすることで
古さを感じさせず延命することができていた。
だが、ここでひとつ問題が起きてしまう。
6年前のマザーボードを使用していることで
ほぼ最新と言えるパーツが本来の性能の半分しか発揮できず
宝の持ち腐れ状態になってしまっていた。
6年も経つと、ハードウェアの事情が色々と変化しているもので
ただマザーボードが古いというだけで様々な問題があった。
例えば、高性能なUEFIではなくBIOSが採用されてて融通きかないとか
今では当たり前のUSB3.0も無いのでPCI-Eに増設が要るとか
当時一般的ではなかった1TB以上のHDDでRAIDを組むと遅くなるとか
メモリ規格もPCIなど各種バス規格も、あらゆる面でボトルネックとなった。
自動車でいうなら、
「足回りを固めたので、次はエンジンを交換しないとね」
という時期にきていた。
じゃあ何時やるか?今はやめとこ!と1年ほどタイミングを見計らっていたが
先日、狙っていたマザーボードとCPUが、年末セールのセットで安かったので
ついついポチってしまった。
【簡単な構成】
マザーボード:ASUS H87-PRO
CPU:Intel Core i7 4770K
メモリ:DDR3 8GB
ビデオカード:AMD RADEON HD 6870 (OverClock)
サウンドカード:Creative SoundBlaster X-Fi
I/Fカード:玄人志向のなんかUSB2.0と1394のやつ
HDD1:東芝SSD 120GB
RAID
HDD2:Seagate 2TB/7200
HDD3:Seagate 2TB/7200
以下にアップグレード前後の性能比較結果を書いてみる。
まずはWEI。
今回変更していないパーツのスコアまで上がっているのは、
マザーボードに性能を頭打ちにされていたため。
メモリのスコアが上がっていることにも注目。
今どきのCPUにとって、メモリはボトルネックになるので速度は重要だ。
今回、速度も容量も上がったので、ちょっとした操作でも違いを体感できる。
次にHDD性能。
マザーボードを変えたためSSDの性能が劇的に向上している。
ここには無いが、RAIDの速度もぐっと向上した。