熊谷に引越しました

久々のブログ更新。
普段はFacebookとmixiです。
mixiってロゴが変わってから ixi の部分が泣き顔に見えてきた。。

派遣先が変わったので、熊谷に引越しました。
変わったというか、変えたんですけどね。
変えられるタイミングを掴めたので変えた、ということです。
自分の会社の最大のオモシロ部分を今まで利用していなかったので、
ここにきてじゃあ使おうと、そういうことです。

なんで熊谷なのか、と聞かれたりします。
大抵の人から見ると、「土地」が何より気になるようです。
先に行っておきますが、私の会社は国家公務員並みに転勤族です。
私自身が転勤を苦に思っていないどころか楽しんでいる部分もあるため
結婚しても、子供ができても、転勤するでしょう。

技術派遣という働き方に身を置き、そして独身の私に言わせれば、
仕事内容、キャリアアップ、より多い派遣単価(私と会社の価値)が最優先です。
土地にはあまり興味がなく、優先度も低いものです。
したがって、熊谷にあった仕事が面白そうだから食いついた、というところです。
仕事内容がよく、お金が沢山もらえるお客さんというのは、
財務体質の良い、国際的に認知された、大きい企業が多くなるため、
税金や人口の効率のよい土地にあることが多いです。
(余談ですが、私の会社は派遣先の選定基準に資本率なども見ています)

ところで、派遣先を変えるということは、転職と同じです。
今までそこで作ってきた人間関係や、そこで積み上げてきた実績がリセットされます。
経験と繋がりは残りますが、やはり新人としてやり直す必要性があります。
立ち上げ期間の短縮は本人の頑張り次第ですね。

今回は、今までのアプリケーションを作ったりするIT寄りの仕事ではなく、
半導体製造装置の制御ソフトウェア開発という、製造機械を作る仕事となるため
今までとかなり違う畑に異動したことになります。
しかしながら、どちらもソフトウェアエンジニアに変わりはありませんので
共通する仕事の手法や技術があるはずで、それを自分なりにモノにしなければなりません。
そうやって硬く尖った技術を持たないと、エンジニアは40代で仕事がなくなります。

つい先日も、40代の大先輩と会いましたが、
尖ったものを持ってないから、高い単価の仕事が受けられず派遣に出られない、
しかし給与グレードが高いため、派遣に出ている若いエンジニアよりずっと高給取り。
そんな奴に単価の低い仕事をやらせる訳にはいかない、という負のスパイラルに陥っており
会社から非常に重い圧力をかけられていました。
「その状況が恥ずかしいと思えないなら、辞めろ」と日々言われるわけです。
本人に問題がなければそんなスパイラルに陥るわけがないのですけどね。
まあ長く復帰してしまうと、ペナルティで給与グレードが下がるので辞めるでしょう。
時代のせいにするか、自分のせいにするか、会社のせいにするか
人それぞれですが、誰のせいにしても苦労したり損するのは自分ですからね。

新しい仕事ですが、最先端の半導体製造装置なので
これまた要求精度が数ナノメートルとか1/1000℃とか航空宇宙の装置並に高く、
汎用のセンサやモジュールが使えるようなシロモノでは無いので、
事業所内に大学のような実験室があって、仮説と実験と実用化までを行なっています。
光学、化学、電磁気学、電機電子工学、熱力学、流体力学、制御工学、情報通信工学と
色々な技術を跨いで作られているため非常に難しいというのが今の印象です。
理論と現実との戦いです。