HDDレコーダを作るとしたら。

HD画質のテレビ放送を自由に録画する事を考える。
HDDレコーダが必要だが、家電のレコーダでは自由ではないし容量に限界がある。
そこでPCを使用する事を考える。なんつってもHDDが安い。

部品点数を少なくし省電力でHDMI端子を備えつつ、初期投資を低く抑えたい。
Fanを減らすため全体の発熱も低くあってほしいが、RAIDは必須。
すると、AMDの680か780チップセット+Athron X2あたりだろう。
Phenomだとパワーはあるが、そこまでのパワーは要らないと思われる。
PCであれば拡張性も汎用性も高いため、様々な使用方法・応用性が考えられる。
例えば、録画したデータを自動的にPSPで見れる形式に変換したり、
それをインターネット越しにオンデマンド視聴したりすることができる。
(もちろん、それを不特定多数へ公開することは違法だ。個人使用に限られる)

で、このPCにはWindowsXP Proを入れる。
その理由は、Windowsに対応した数多い機器を使用できるからだ。
Windowsに対応していない機器は無い。
例えば無線LANを使いたければ安いWin用USBポート無線子機をさせば済む。
映像機器ではD4端子キャプチャカードや、USBチューナが該当する。
アプリケーションとしては、Win向けの豊富なエンコーダや編集ソフトが使える。

最低でもD4端子キャプチャカードが搭載され、通常のBSデジ/CS110/地デジのチューナがあれば
HD画質のキャプチャが可能だ。通常の使用環境ではそれで十分だろう。

忘れてはならないが、WinXPは本気サーバにするとライセンス上問題がある。
ただのファイル共有程度ならWindowsのネットワーク機能を使用すれば良いが
本格的なサーバ機能が欲しかったら、VirtualPC等でLinuxを使うべきかな。

これで家電のレコーダと同じレベルになるはずだ。(応用性はそれ以上)
ただし、チューナ側のチャンネルはPC側から切り替えられないため
PC接続が可能なチューナを使用してD端子録画するか、
チューナ側に予約機能のあるものを使う。
これはチューナとPCの両方に設定が必要で面倒な予約方法となるが、
そこはEPGを使えば軽減されると考えられる。

まさにホームサーバの姿だ。
環境が整ったら、いずれやってみたい。