自作PCのよさ

今日は朝から腹壊して起き上がれず
午前半休で午後出社しました。
スーパーのお惣菜は半額シールより新しさで選ぶべき。
たまに当たる危険性を秘めている。

さて、表題の件です。
普通の人は、PCを作るなんてまず考えないでしょう。
自作PCが存在する事は知っていても、
「自分にはスキルが無いから」
という感じでメーカのPCを買うと思います。

僕は、その行動はとても懸命で正しいと思います。

というのも、自作PCのメリットって作る楽しみくらいしかないからで
安定して静かに動き、故障しにくい所を本意とするのであれば
メーカPCの右に出る物は無いのです。

次のようなメリットを挙げる人は未だ多いですが
今やまったくそんな事はあり得ません。
・人件費が浮くから安い
・お金をかけず高性能に作れる

というのも、メーカPCには保証というものがありますが
自作PCにはありませんし、パーツ保証も一週間の初期不良のみです。
どのパーツがおかしいかすぐにわかる人でないと、それすらサポートされません。
自己責任の世界というわけです。
なので、例えば数ヶ月程度で壊れてしまった場合
メーカ保証なら無料で完璧に直った状態で戻ってきますが
自作はパーツの買い直しが必要で、更にそのパーツを取り替えても
本当の原因は別にあって、直らないどころかまた壊す!という事がザラにあるのです。
つまり、場合によっては原価だけでメーカPCよりもお金かかります。
(これは自作初心者の登竜門かもしれないな)
で、玄人に質問したりしてゆっくり色々な事を覚えていくわけですが
あまりに質問しすぎたり、自己責任の範疇の質問をしたり
最悪、直接設定等を頼んだりするのは非常によろしくないことです。
それならメーカのPCを買ってもらった方が、周囲はずっと幸せになれます。
自分で解決できない問題が目白押しになることが予想できなければ、自作は出来ません。
誤解を恐れずに言えば、自作は問題や故障の連続と戦い続ける事に
時間とお金を割いて喜びを味わえる人でないと出来ないのです。

しかしだからこそ、パーツ一つ一つを吟味したり
自分のマシンに付け替えたりしてチューンしていく面白さがあります。
バラのパーツを、パーツごとに取っ替え引っ替えできるのは自作ならでは。
そういう意味では、パーツを引き継ぎつつ性能アップを図っていけるため
長期的に見ると1パーツにかけるコストは低くなります。
(もちろん、故障なんてすぐ直せる人の話ですけどね)
また、特定のテーマを絞って限界まで挑戦するという面白さもあります。
例えば、『水冷にする』とか『騒音0dBを目指す』とか『超小型にする』です。
自作でしか搭載不可能なへんてこパーツやオーバースペックなパーツを
導入して自己満足に浸るというのも良いですね。
つまり、自作PCってのはLEGOと同じ『お遊び』です。

今、パソコンのプラットフォームは2種類あります。
(マザーボードとCPUの組み合わせと思って下さい)
IntelとAMDです。
Intelの方が大きく、数も売れており安定しています。
AMDは、Intelに対抗するために価格を安めに抑えています。
性能差は、それほどありません。時と場合により変わります。
ただ、パワーのコストパフォーマンスはAMDが勝ちます。
でないと売れないからです。

しかし、AMDプラットフォームは安定させるのが難しく、
幅広い知識や技術力が必要で、パーツ側の条件もシビアです。
必要な情報も広まりにくいですし、Windowsを使う際には
専用のドライバを入れないと全く性能を出せない事もあります。
マイナーな環境を使うにはマイナーな情報に精通する必要があるのです。
だからこそ、マゾな自作野郎に人気があったりします。
うまくチューンすると非常にコストパフォーマンスがよいマシンに仕上がるからです。

そいう部分に魅力を感じざるを得ない方、ぜひやってみて下さい。
全部自己責任で、誰もサポートしてくれないかもしれませんが。
2ch自作板の質問スレッドに行けばなんかわかるかもしれませんよ。