うみねこEP2

起きたら15時だった。
ずっと『うみねこのなく頃にEP2』をやっていたからだ。

犯人かどうかは殺してみれば分かる。
生きれば有罪、死ねば無罪。有罪は死刑。
容疑者はどちらにしろ、殺されてしまうのである。

悪魔の証明という言葉がこの作品には何度も出てくる。
何度も出てくるので、おそらく答えに繋がるキーワードだろう。
悪魔が実際に居るということは、見たと言う人がいれば証明される。
だが、居ない事の証明は誰にも出来ない。
誰も見た事が無いだけかも知れないからだ。
『見た』は証明を100%満たすが、『誰も見ていない』は満たせないのだ。
これは小学生のイジメ問題にもよくある事象だ。
例えば学校の水槽が割れていたとする。
「Aさんが水槽を割ったのを見た」と言う人が居れば
Aさんがどんなに「やっていない」と言っても証明不可能だ。
本当の犯人を捕まえる以外に証明する方法は無い。
だがそれは限りなく難しいだろう。
Aさんは確かに、水槽の近くに居たのかもしれない。
そしてそれを他の人から見ると、割ったと誤解しただけかもしれない。
それでも犯人はAさんになってしまうのである。

そんな魔法のような話。