auの魅力

最近auの魅力が灰色になってきている気がする。
昔は、『つかえるサービス』は何でもauが先行していた。
例えば
・CDMA方式を利用したインフラの整備
・vCard利用のアドレス帳など、標準を守る体制
・社内システム全国統一化
・ショップブランド化
・世界標準のWAP+cHTMLブラウザを実装
・本格的で実用的なE-Mailの実装
・データフォルダのしくみ
・実質的にちゃんと動くムービーメール
・その後につづくメール機能の拡張
・他社の良いトコ取りの割引サービス(家族割など)

もちろんJava等、サービス対応が遅れたり、
対応してもあまり使えないものだったりする事もある。

おそらくはCDMA方式に切り替えたのが
一番大きい賭けだったのかもしれない。
広告が凄かった。トゥトゥプマシェリーマーシェーリのCMだ。
それまでのデジタルに対してcdmaOneというブランド名で
突っ走ったはいいが、調整が甘く、すぐ切れたりした。
そこで調整を見直し、cdmaOne2というブランド名で広告をうった。
もうわけが分からない。
だが、クチコミでcdmaOneは建物に強いだとか
電波がとても強いとか、(両方の所有者が)ドコモがダメでも話せるだとか
そういう話が飛び交った。
これはやはり技術の勝利だと思う。
そこに「ガク割」をぶちこんだ。
当時「ガク割」があるのはauだけで、確かに安かった。
1年目でも全然使わなければ1000円に満たない月額にする事も可能であった。
1年目は使わなくても5千円以上は必ずかかるような時代であったのにだ。
(相場を作っていたのはドコモ。ドコモは高いと今でも言われる所以かも)

とにかく
そういう冒険的なことをやっていたIDO=auは好きだった。
何よりcdmaOneのインフラが、かなり良質だった。

今auは硬派なサービスで戦う気はあまりなく
コンテンツ事業で収益を伸ばしている。
これは、ユーザが増えれば既得権益的に儲かるのだが
auの戦略のオモシロさに魅力を感じていた俺としては
なんだか昔の殿様商売だったドコモを見ている気分である。

ただ、最近面白いなと思ったのはauOneだ。
Googleのサービスを利用できるようにしている。
カレンダーやメール、ブログ等がある。
例えばgmailの迷惑メールフィルターは恐ろしく強力なので
迷惑メールに悩まされるezweb.ne.jpから解放されるかもしれない。
しかし、これもやはりコンテンツサービスだ。
味気なさを感じてしまう。

2件のコメント

  1. auが唯一、他の携帯より劣ってる点は、
    海外へかけるグローバル電話です。
    ただ、実際にその機能が必要な人は少ないですが…
    あとは、デザインっていうか、まだまだ分厚いの多いかな。
    私は、デザインはやはりSoftBankが好きー♪シンプル大好きです(*^ー^*)

  2. auはW-CDMAじゃないからね。
    他社が3Gになる前はauも海外利用をプッシュしてたんだけど。
    世界はW-CDMAの方向みたい。

    昔(2001年頃)からauは、通話よりパケットを使う人に安かったんだ。
    でもね、WINに切り替えてから、やたら高いんだ。
    計算してみたら、DoCoMoの方が安く済むかもしれないんだよね。
    時代は移ろうものだよ。

    くりこし通話料5千円以上あまってて、パケ代は定額上限。
    支払いは毎月8000円前後。
    WINにする前は毎月4000円前後だったんだけどな。
    何だろこのアンバランスは。

    とりあえず、今はいろんな料金プランやオプションを毎月変えて調節していますわ。

    機種は、とにかくモッサリしてるやつが苦手。
    ボタンをビビビと押したら遅れなく画面が切り替わって文字入力してくれないとね。
    FOMAは結構モッサリしてるものが多い気がする。