朝鮮の漬物として有名なキムチ。
このキムチが昔は赤くなかったことを知っている人は朝鮮の方でも少ないと思います。
キムチとは、朝鮮語で「塩漬け」の意味であり、唐辛子とは無縁の産物でした。
また、今では朝鮮料理=唐辛子という公式が付きまといますが、昔は朝鮮に唐辛子自体、存在しませんでした。
では、なぜ唐辛子が?
それは昔、秀吉が朝鮮出兵をした時に日本の貿易商が唐辛子を持ち込み、キムチをアレンジしたのが美味しかったからだそうです。
既にその頃の日本には唐辛子が存在しており、薬味として使われていました。
唐辛子の強烈な刺激が朝鮮の方の味覚に合って、現在に至るそうです。
日本人が「控えめな事なかれ主義」ならば、朝鮮の方は「短気な大袈裟行動主義」なので、国民性にマッチしたのかもしれませんね。