日ごろから良く言っているけど、AV家電とPCは構造すら近くても程遠いものだ。
だから、最近のPCメーカの戦略は方向性が難しい。
少なくとも、パソコンがテレビやビデオに取って代わるものだと信じている人は現実が見えていない。
詳しくは後日。
後日です。
家電は、ある用途に特化してあるのが特徴です。
対してPCはどんなことでもできるので、家電の機能も当然こなす事ができます。
しかしPCを、家電としての役割に特化すると、全体的に性能が下がってしまったり、特化して作った家電よりも悪い面が目立つようになりかねません。
同じことができる。とは、まったくおなじ恩恵を受けられる。事とは違いますよね。
家電である以上、安定性、省エネ、利便性、低価格、メーカ色が求められます。
例えば、PCに録画機能をつけたとしましょう。画質や音質は、家電のHDDレコーダと同じです。しかし、ここで予約録画をするとします。当然、どちらも同じようにできるでしょう。
さて、電源はスタンバイ状態になっています。
録画開始時刻になったとき、PCはキチンと起動して録画開始してくれるでしょうか?
僕は、このPCはかなり危ないと思っています。このPCを録画再生機としてしか使用していなければ大丈夫かもしれませんが、PCを動かす仕組みというのは使うたびに常に書き換えられています。生き物のように。従って、ネットをしたり、音楽を聴いたり、オフィススイートを動かしたり、ゲームをしたりしながら録画開始されたらどうなってしまうでしょうか?
専用に特化することは、安定性がものすごく高くなります。それを忘れて、アレもできるコレもできる、何でもできるから、全部こいつにまかせようという気持ちでいることは危険です。
仕事はそれぞれ独立してやれば、それぞれの効率がよくなって全体のコストダウン、パフォーマンスアップに繋がります。
スーパーコンピュータは並列処理という仕組みで動いていますが、並列処理とはつまり独立した沢山の処理機に仕事を分担させて、一つの仕事についての負荷を下げることです。
負荷がかかりすぎた機械は危険で、正しい動作をしてくれません。
PCを家電に特化させることはできますが、特化させたらそれはPCとして使用できないでしょう。
だから、PCが家電に取って代わることは無いし、それぞれ別の道を歩み共存していくのです。
あと、最近のわけわからんもの。
ネット冷蔵庫
ネット電子レンジ
ネット洗濯機
ネット掃除機
意味不明です。