客の立場

一人でいるときや、友人と遊んでいるときと
職場で仕事をしているときでは
心構えや気遣いがかなり違うと思う。

仕事をしている人は考え方がシビアになり勝ちだが
そうでない人はいい加減でもよい気楽さでいられる。

だから、普段では問題にならない物事が
仕事中では大問題になることもよくあるのだ。

これが同じ仕事をしている人同士ならば良いのだが
客と店員であると別なのだ。

客は、完全に友人と遊んでいるときと同じ考え方でよく
店員は、シビアに考えて仕事を完遂しなければならない。
だから店員は客のせいで大迷惑にあうことも多い。

だが、店員が客に対してシビアさを要求することは間違い。
逆に、客が店員の立場に遠慮することも間違い。
そんなことを始めたら、一部の人しか利用できなくなるからだ。

俺が思うに、一般人を相手にするサービス業が
一番感情をコントロールするスキルが要求される。

以前、日通に引越しを頼んだ際に、荷物の量にミスが発生して
ドライバーと相談した結果、数時間後に日通にTELすれば
後でもう一度取りに着てくれることになった。
その後、日通にTELしたら、係長が出て
「はぁ?あんた何言ってんの?できませんよ。無理ですよ。
 だーって、もううちトラックありませんもん。」
とかいきなり言われてブチギレた事があった。

確かに忙しい時期でイラついてたのかもしれないが
そんなのは客が考慮すべきことではない。

ピザを頼むときに、
このピザは手間がかかりそうで大変だからこっちにしよう
等と考えてはいけない。

契約は、お互い、自分の得だけ考えるからこそ成立する。
それを忘れたらどんな仕事であれ、いずれ失敗する。