Outlookにも、MacOSXのSpotlightみたいな
高速なメタ情報検索機能が欲しい。
MacOSXのMailはそれが非常に優秀で、メールボックスは1つなのに
検索機能だけで振分けと同じことができる。
iTunesみたいに、ファイルは放り込めば勝手に管理してくれる感じかな。
見るときだけ綺麗に整頓してくれる。
WindowsVistaは、これをウリにしているらしいが
1つの操作法しか受け入れられないようなユーザに
メタ検索でExplorerの効率的な使い方ができるのだろうか。
この機能は、ファイルマネージャを殆ど使用しなくなる可能性すらある。
(ここではフォルダをいくつか開いて、ファイルにたどり着く操作のこと)
どういうことかというと
Webサーフィンに慣れている人は、ブックマークを使用することすらあれど、
毎回必ずブックマークからWebサイト閲覧するわけではないだろう。
GoogleやYahooという検索エンジンが、ブックマークの代わりになるからだ。
気象情報が知りたければ、”tenki”と検索すればいい。
いくつもの気象情報サイトをブックマークを溜め込む人は少ないだろう。
同じことがデスクトップ(すなわちドメスティックなPC内)でも起きるのだ。
ハードディスク内には、頻繁に利用されるファイルとそうでないファイルがある。
頻繁に利用されるファイルを検索すれば、少ない操作でそれを利用できる。
具体例をあげよう。
MP3を大量にHDDに保存してあり、しかも深い階層のフォルダにあるとき、
突然、あのアーティストの曲が聞きたい、と思ったとしよう。
ユーザはそのアーティストの曲が存在することは知っているが
どの場所にあるかまでは把握していない。
常にアクセスできるように、全てのウインドウの右上に検索ボックスがある。
ここにアーティストの名前を入れると、1文字入力するたびに0.1秒で検索が完了し
フローティングウインドウにドカドカと使用頻度順でリストアップされる。
表示内容はファイルの種類でフィルタリングすることもできるので、
まさに一撃でそのMP3に辿り着けるのだ。
さらに、エージェント志向を取り入れると面白い。
ユーザの利用する頻度の高いアプリやファイルを、
自動的に(その場の表示でのみ)整理して、気を利かせてくれたりする。
もちろん、ユーザが望めばの話だが。
メタ情報検索は、OSが専属秘書となるために必須の機能なのだ。