天気予報って、天気予報士がやるわけですが
最近はコンピュータで予測します。
コンピュータに各地の気圧や気温、風の向きや雲の状況を入れて予測させることができるのですが、一発でひとつの回答が出るようなものではありません。
例えば、同じ入力データでも、10回予測させると10通りの結果が出ます。しかし、結果は晴れ・曇り・雨ですので、6回晴れ・3回雨・1回曇りだったりするわけですね。この結果から、晴れという予報を出します。
しかし、チョット待ってください。3回は雨の結果が出ているわけですから、雨が降らないとは限りません。この天気予報では「晴れ」としてしまいましたが、精度としては60%です。残りの40%のうち、30%は雨が降るんです。
30%の確率で「晴れ」の予報が外れる。これが、降水確率です。
降水確率は「今の予報より雨になる可能性」なので、50%を超えると普通は「雨」の予報を出します。
降水確率60%で「晴れ」をあまり見ないのはそういうことです。