あるようでない、ないようである

あるようで、ない。
ないようで、ある。

誰にも言えない秘密、趣味、クセ、性格(性癖)。
世間にはそれが溢れかえっていると思っている。

今日は全部「かもしれない」で通す。

それを表ざたにするのが怖いから、社会通念上問題ない状態を保とうとする。
しかし、隠し続けるのは難しい。意識していないと思わぬところで大公開してしまうかもしれない。
カミングアウトともいう。でもカミングアウトは同性愛用語だ。
まあ、いいや。

そして俺は、お姉ちゃんを好きになる弟や、お兄ちゃんが好きな妹、その上下逆も少数ながら存在すると信じている。親に恋するやつも居るかもしれん。しかし、いろいろな意味で恐ろしくて誰にも言えないのだ。

少し変な話だが、思春期には、ホルモンバランスが狂いまくる。すると、顔立ちが女の子みたいな男の子にちょっとドキドキする男も居る←俺。
後で、何でやねん俺のバカ!って思うんだけど、今考えるとあれは俺がすこし女の子になってたのかもしれない。おっぱいコリコリでメチャ痛かったしね。懐かしい。

んで、思春期に何かのはずみで思わぬ性癖や知らなかった自分の気持ちを呼び覚ましてしまい(もしくは気の迷いのような勘違いを真実だと思い込んでしまい)、大人になっても続くかもしれない。
すると、誰にも言えない秘密が生まれるかもしれない。
でもそれは、自分が幸せになることだから悪いことじゃないと思う。
残念ながら(?)俺はそうならなかったが。
秩序という倫理社会はそれを許さないかもしれない。
誰にも言えない。言う必要も無い。

あってほしい。

そういう現実が。
きっと世界はもっと面白くなる。楽しくなる。俺にとって。

だからこそ、あってほしいな。