AMDとATI

MPUで有名なAMDが、カナダのビデオチップ大手ATIを吸収しました。
ATIはカナダの企業ですが、中で働いている人はアジアンが多いそうです。@カナディアン談
基本的に向こうの企業は残業をしないで帰るそうですが、ATIは仕事に追われて遅くまで残ることが多かったようです。

AMDは優秀なMPUを作ります。
MPUは、他のデバイスやメモリを通信制御するために、チップセットというLSI群に橋渡しをしてもらう必要があります。通常は主にノースブリッジ(メモリコントローラ)とサウスブリッジ(I/Oコントローラ)という2つの大きなチップをさします。(なお、AMDのアスラン64はメモリコントローラを内蔵したMPUです)
しかしAMDにチップセット部門が無いのか、AMD純正チップセットを見たことがありません。
リファレンスチップはあるのかもしれませんが…
普通はSiSやnVIDIAのチップセットがマザーボードにのっていて、これらがあって初めて使えるのです。

今回ATIを吸収したことにより、チップセットを自分で供給できるようになったのではないかと思います。
これは大きい変化です。AMDにとって強いイメージアップを意味します。

何故なら、AMDのMPUはチップセットの出来が悪いが故に、うまく安定動作させられるユーザが少ないからです。最近はかなり良くなったようですが、3?5年前は使うのが難しいMPUとされていたようでした。アスロン64でメモリコントローラが内蔵されたのはこのあたりの事情があったからとも思います。

それに対し、IntelはチップセットとMPUをセットにして開発、販売しており、何も考えずに安定動作させられました。くっつけりゃ動きました。リビジョン違いの大きい変化も少ないため、BIOSの設定も自動化がすすみ、簡単でした。
更にIntelは、チップセットにビデオ機能を持たせて、ビデオチップを別に追加せずに、それなりに使える安価なビデオ機能を提供しています。ビデオ機能市場の3割はIntelだそうです。

AMDがATIを吸収することは、今Intelがもっているそれらの強みを得ることになるのです。

非常に期待できます。
安心のAMD純正チップセット、ATIの内蔵ビデオ、そしてパフォーマンスの高いAMDのMPU。
個人的にATIビデオチップの絵作りが好きなので尚更です。

そうなってくると、AMDがIntelのように、純正マザーボードを作る可能性もあります。
楽しみですね。

職場で、誰かが遠くに出張や旅行してくると、買ってくるものがある。

アタリ付きのガムや飴だ。

アタリというか、ハズレなのだ。
10こあるガムのうち1つだけ激辛とか、そういうのだ。
んで、仕事中に周りの人を巻き込むわけだ。
ハズレをひいてもポーカーフェイスを保ち、我慢できなくなったら暴れだすのが通。
普段あまり話さない人を参加させると、コミュニケーションツールとして使える。

たまに100%ハズレな食べ物を買ってくる人もいる。
ラーメン羊羹とか、カレー味の歯磨き粉(マガレットジョセフィン製)である。
目に付くところに置かれていることが多く
「なんですかそれ?」とか言ってしまったが最後、当然巻き込まれる。
犠牲者が増えれば1人当たりの苦しみは減る。

ラーメン羊羹は鶏ガラ醤油スープを小豆に混ぜて作ったようだ。
半透明な茶色に、具が浮いていた。まずい。
後味が完全にラーメンなのだ。とてつもなく甘い。

カレー味は逃走した。

2件のコメント

  1. アスランXPの頃にAMD純正チプセトありませんでしたっけ?
    Gigabyteあたりから乗っけた母板だしてた気がするんですが。
    もっともジャンパ設定の上メモリとの相性がズタボロだったような。

  2. よく調べると、やはりリファレンスチップは作っているようです。
    というのも、アスロンからIntelバス非互換により、Intelのチップセットを使用できなくなったため
    独自のチップセットを用意する必要に迫られていました。サードパーティにチップセットの開発を促すために、リファレンスチップをつくったようです。
    尚、AMDはオープン志向のサードパーティ路線を推奨しているため、チップセットはサードパーティ製が普通になっているということです。もしママンにのっかってたとしたら、それはサードパーティの開発が遅れてしまったための措置か、先行販売的なもの、もしくは余ったチップの廉価版かと思われます。
    普通は、サードパーティが独自の高速化技術を組み込むため、サードパーティ製チップの方がリファレンスチップより高速になるはずです。

    Macintoshのように、1つのメーカが「完成品」として作り上げるものは比較的安定しており、信頼性もあるのは事実です。
    そしてAMDの路線は、PCとして使用するために組み立てる段階はさまざまな意味で自由な分、個体のクセをつかんだりする必要があるため難しいです。しかし市場の活性化にはつながるでしょう。
    こういう路線をとる理由は、もともとAMDがIntelの供給補佐であったためかもしれません。
    Intelに対してのアンチテーゼみたいな。

    カナディアンが言うには、ATIはカナダでも屈指の大企業だったから、アメリカの企業に買収されたのはちょっと悲しいそうです。誇りや国力を持っていかれたようなものなのでしょう。
    日本でも、トヨタを外国の企業に買収されたら大変なことになるんじゃないかな。
    日本経済は車の輸出が大きいし。