部門の飲み会

俺は6/1付けで部門が転属になった。
転属と言っても、昨年度まであった1つの大きな部門が分割されたもので
別部門だからという理由で融通が利かなくなることはない。
つまり、部門=部署の完全なる切り分けはお金だけであって、人事は(水面下で)ミックスされている気がする。
中小企業独特な、体質ではないだろうか。

実は、俺が転属した部署、そして俺が新しく参加しているプロジェクトには他派遣会社からの新人がきていた。俺にとってはいわゆる同業他社というやつで、骨肉を争う敵でもあるのだが、職場ではそんな事気にせずに仲良くやっているものだ。一緒に飲みながら派遣業界の文句を言うとかね。変な仲間意識すらある。
そして、みんな飲み会が大好きなので、その新人さんや、また別に去っていく人もいて、その人たちの歓送迎会を今日執り行った。

だが、その新人さんは来なかった。理由はよくわからなかった。
ただ1つ分かっている事は、その人は技量的な問題で近く返却されるということ。

今にして思えば実に3週間しか居られなかったことになる。
例えば皆さんはVCでBOOL型とbool型の違いが分かるだろうか? 
また、ダイアログについて、モーダルと非モーダルの違いを説明できるだろうか?
そういった予備知識的な事が足りなかったようである。新人にそれを問うのはキツいかと思うが。
それが技術派遣の世界だ。

とどのつまり、プロジェクト(派遣先)的には、俺はその人の代わりなんだ。
飲み会の主賓は、その新人さんから、俺へと変化した。少々心が痛む。

でも、飲み会中はめっちゃビールかっくらったぜー
でへへへ?
指輪について問いただされた。ていうか、部長が恐い。
「SEEくん。ウチに残れてよかったね」
「はいーせめてもうすこしは○○さん(派遣先名)に居て学びたかったので」
「え?○○? え?○○なの?」
「う、あ、えと、部長と仕事したかったので!」
「よし!」

ハーゲンダッツチーズケーキ味をカッくらいながら帰宅。