俺は恥ずかしながら株を少々やっております。
経済の勉強にちょうど良いのです。
株の値動きを知るには世の中の動きを知る必要がある訳ですが
株とよく似ていて株価に大きい影響を与える材料に「為替」というものがあります。
なので為替をある程度知っておくと、いろいろ役に立つかもしれません。
世間一般に(TVとかで)為替というと、外国為替で、特に円米ドル為替を指します。
これは、円が世界的にどれくらい欲しがられているのかを、ドルの値段で見るものです。
もっとも、普通は1ドル基準で円の価値で示されますが。(US$1.00 : \\120というように)
もしかすると、他国のお金を欲しいとか要らないとかそういう感覚がわかりにくいかもしれません。
例えば、今の日本の企業の多くは海外でも営業しています。その売り上げは日本円に換金して本国へ送金しなければなりませんが、それはつまり円の需要という意味になります。ドルで円を買う訳ですから。
こういった様々な需要が集まり、円とドルの価値が常に変動しています。それを行う場が外国為替市場です。外国為替市場で決定した値が、レートつまり為替相場になるわけです。
為替相場は、人気のある国の貨幣価値が高くなり、人気のない国の貨幣価値を安くします。
だから、貧しい国や危険な国、経済の発展していない国は、変動相場制になっていない事が多いです。すると貿易は出来なくなるし、国がつぶれてしまいます。
少し前の中国がそうでした。今でも似たようなもの?ですが。
ドルに対して円の価値が上がれば円高、円の価値が下がれば円安ですね。
円高になると、沢山の円で、同じドルを買うことができます。
円安になると、同じドルで、沢山の円を買うことができます。
だから貿易では、円高だと同じ円で沢山輸入でき、円安で輸出すると普段より多い円で売れるわけです。
あと、株の他に外貨定期預金もしています。
外貨定期の良いところは、利率が良い国(通貨)に定期預金できることです。
でも、先ほど挙げた「為替」の仕組みにより、円の価値が下がってしまうことがあります。
すると、円に換金した際「元本割れ」を起こすリスクがあります。
しかし、為替で得をすることも良くあることです。
円高の時に外貨を買い、円安の時に外貨を売るという鉄則を忘れなければ、大暴落でもしない限り悲惨なことにはなりません。この、買い時売り時をチェックするのは株の売買と同じおもしろさがあることでしょう。
外貨預金は、その為替のリスクの他に、手数料がかかります。
円で他の貨幣を買うのに手数料がかかるからです。
これは、普通1ドル当たり20銭?1円かかります。
つまり、1ドル120円として10万円分を外貨預金に預けたら約834ドルになります。
この際かかる手数料は1ドル1円として、片道834円です。
往復で1668円の手数料がかかることになるので、最低でも利率が1668÷10万=1.7%以上で無ければ間違いなく元本割れを起こします。もっとも、1ドル1円も取る銀行は古株の都市銀くらいですが。
為替と手数料のリスク。
しかし、それでも日本の数倍も利率が良いのです。
元本保証がないということは、あまり恐れることではないと思います。
尚、かならず円に換金する必要もありません。
例えば、500万円持っていたとしましょう。
年10%利率の元本継続だと、毎月4万円程度お小遣いがもらえます。
月2%利率の元本継続だと、毎月10万円程度お小遣いがもらえます。
当たり前ですが、お金持ちは利息だけで食っていけるのでお金持ちなのです。
お金のない人が、お金を動かして増やすのは難しいことだと思います。例外はあると思いますが。
ああ、酒のも