親戚の家2日目

 今日は早起き。 & チロの散歩。
 ふん、所詮は犬。散歩に行くときは現金に喜びます。

 さて、今は彼岸ですから、仏様にお線香をあげなければなりません。平成6年(12歳の頃)、爺さんが逝きました。この家の仏様は、爺さん一人です。お墓も平成6年につくられたもので、とてもキレイ。家としては、姓が違うので他人の墓になります。母から見ると父親の墓ですが、俺には自分の姓の墓が既に用意されているので遠い存在に見えるのです。この爺さんには超ちびっこい頃に大変お世話になったし、この田舎と親戚が好きなので、姓の違いを一番感じる時でした。姓が違うということがここまでギャップとして感じるなんて。結婚するときに姓を変えたがらない人が多いと聞きますが、理由が分かった気がします。なんといっても親と自分の家が変わるわけですからね。こういうことを特に大事にする皇族ともなると、親といえど娘に簡単には会わせて貰えないですし、娘に「様」をつけて呼ばなければなりません。けじめというやつなのでしょうか。

 今回、親戚の家に来たのは理由がありまして、バイクを俺の会社の研修期間中に預かってもらうつもりだったのです。伯父はバイクに乗りますし、付き合うのに神経を使わない人なので、気楽に頼めました。俺のバイクに乗せてみると、「これすっごく曲がりやすいね。カクンって曲がれる!」と言っていました。俺のバイクは新車ですし、設計も新しいからかななんて。
 俺も、伯父のバイクに乗らせてもらいました。実を言うと、高校直前の春休みにも伯父の原スク(アクシス50)に乗せてもらったことがありました。しかし…そのアクシス50は俺の暴走行為により小学校の壁に激突。俺も吹っ飛びました。当然廃車。昔は、原付きにヘルメットは必要ありませんでしたからヘルメットを被ってはいませんでしたが、無傷。腕に擦り傷を作ったくらいです。そんな過去を思い出しながら、伯父の乗っている2st100ccスクータ、リード100に乗りました。2st100ccはハンパじゃないです。とにかく速い。スクータだけあって加速が良いです。スロットル開けると、7秒で70km/hにまで加速します。でも、頑張っても85km/hまでしか出ませんでした。それに、このバイクは曲がりにくいことこの上ないです。倒しても倒れないというか。もしかしてタイヤのエアが無いのかと思いましたが、伯父に聞いてみると5年間入れてないそうです…。コレはヤバイだろ。その後、自分のバイクに乗り納めしました。

 今日はショッピングセンターへ出かけます。皆そろってというのは本当に凄いことだと思います。俺にとって、家族皆そろって行動するということは非常に難しいことだという認識があります。うちは俺を含め、みんな住む場所すらバラバラですからね。「家族」という言葉で、血の濃さの関係以外の意味はあまりよく分かりません。ですがこういうところにいると、なるほどなと感じますね。車さえあれば家から10km圏内にショッピングセンターがあれば生活ができます。ショッピングセンター内のミスドがなんと肉まん105円(税込)。だが、罠が待っていた。
 叔母「ほらSEE(実際は本名です)、肉まんとりなー」
 俺 「おういえ…ぐぅ、あつっ!あぢぢぢぢ!なにぃ!?くく、とれん!」
 叔母「あははは」
 従妹(妹)「あたしがとってあげる!」
 俺 「すまんたのむ」
母方の親戚の血液型にはA型が少ないのです。男女問わずO型の人の近くは居心地が良いので好きですが、B型の人も異性であれば好きです。そういうことが、ここに俺の居場所を作っているのかもしれません。自分の居場所は、他人が思っている以上に自分でそこに在ると信じてこそ存在すると思いますから。

 ところで、引っ越しの日がまだ決まっていなくて、引っ越し屋さんから今決めないと3月中にできなくなりますよと電話が掛かってきました。引っ越しの日は、俺の会社からの連絡を待たないと確定しないのですが、もう待ってられなくなったので勝手に決めました。今日は祝日なので連絡できませんし。というわけで29日です。
「29に荷物搬入するからね、もう決めたからね、変えられないからね。」
と一方的に会社へメールしておきました。連絡が遅いのが悪い。こういう時、昔の俺なら日付調整や中間立場独特の責任を自分で背負い込んでいましたが、バカらしいので責任者に責任をとってもらうことにしています。