SMAF MA5

 MA5対応のケータイを手に入れたのでちょっとmmfを作ってみる。
 mmfというのは、YAMAHAのSMAFというケータイの着信メロディファイルの拡張子です。基本的にauとボーダはSMAFの音源を搭載しているので、同じ音が出ます。MA○というのは、音源チップのバージョンみたいなものです。 MA1は4和音のFM音源、MA2は16和音のFM音源です。MA1でMA2のmmfを再生することはできませんが、逆は可能です。
 MA2は2001年頃だったかな。その頃のケータイは16和音が普通でした。この音源は、16和音のFM音源とADPCMという録音された音を流すだけ(音階は付けられない、着うたみたいなものです)のPCM音源を搭載していました。ADPCMは、例えば曲の中に効果音でリズムを入れたりするのに使います。2つの音源を搭載するから、MA2なんですね。
 2002年頃には40和音の音源であるMA3が一気に広まりました。ドコモの一部機種もMA3を搭載しています。MA3は、32和音FM音源と、ADPCM音源と、8和音のPCM音源の3つが合体しています。PCM音源を内蔵したことで、mmfにサンプリングした音色データを入れて音階をつけることができるようになりました。これにより音質が一気にグレードアップ。その代わり、mmfのサイズがでかくなります。

 そして、2004年にMA5が出ました。MA4を飛ばして5。MA3に、ヒューマンボイス音源とアナログシンセサイザを追加して64和音になりました。もはや最強です。mmfを作るのは大変ですが、自由度が増していますので音の表現力に圧倒的なパワーがあります。ヒューマンボイス音源と書きましたが、実はMA5は喋ります…いろんな声で。

 で、RozenMeidenなんか。MA5で。