みきわめ

今日はみきわめの日

朝一で相手の保険会社から電話がきて、「全損デース」と言われました。
全損イタイ。
全損の場合の車両補償額は、中古市場価格 × 相手の過失割合 です。
今回は相手が85%悪いので、
原チャ7万円くらい? × 0.85 = 59500円
59500円しか戻ってきません!!理不尽ですよね?しかし、法律ではこの額が支払い義務ということになっています。

そこで、各種諸経費を加味して貰います。
整備費 + 販売証明書発行代 = 13000円
もらえるかどうかは超不明ですが。

全損したほうが絶対損です。
治療費はあちらさんから全額でます。
しかし、バイクが元に戻らないのは許せないので、他のトコロからちゅーちゅー吸い取ります。以下は、完全に皮算用なので実際とは違うと思いますがなるべく正確に計算した結果です。

人身・傷害事故の場合は通院か入院をするので、精神的・肉体的な苦痛への慰謝料が出ます。
慰謝料は、通院期間と通院実日数×2どちらかの少ない方に4200円かけた額になります。
つまり、実際に行ったのは3日ですが、通院したのは2週間であれば、
3日×2=6日
二週間→14日
少ないの方は6なので、6日×4200円=25200円となります。
任意保険からの支払いの場合、最近の判例ですと1.1倍した額になっているようです。ですから、
25200×1.1=27720円が実際の額に近くなります。
この慰謝料で穴埋めをうまくやらなければくいっぱぐれますね。
まあ、5万円以上は貰っておきたいところです。

そこで、期間は2週間(14日)として実通院日数を7日としたらどうでしょうか。
1週間に3?4日通う場合ですね。
7×2=14
2週間→14
どちらも同じ。ウホッ
14×4200円=58800円
58800×1.1=64680円
こんなに差が出てしまいます。全5日通院で2週間通うのと、全7日通院で2週間通うのでは全く二倍以上違う額になってしまいます。許せん。
算数が苦手な人はくいっぱぐれる良い例です。
むちうちがまだ治らないと言って何ヶ月も病院に通う人は、これを狙っているのです。
 備考
  3週間(全21日の期間)通う場合の行くべき日数
  21÷2≒11日
  つまり21日間の間に11日以上行けばくいっぱぐれない。
  88200円。

で、あとは損害賠償請求です。
損害賠償請求では、破けた服や破損したものを事故前の状態に戻すための額を請求できます。もちろん、相手も損害賠償をこちらにしていますが、今回は相手の車のバンパーが凹んだ以外になーんとも無いので、こちらからはバンパー修理代の15%しか支払われません。おそらく数千円程度…
1 携帯電話
 価格 約28000円
2 メガネ
 価格 約65000円
3 ウインドブレーカ
 価格 約1200円
4 革靴
 価格 約2000円
5 グローブ
 価格 約1200円
6 ズボン
 価格 約3100円
7 ヘルメット
 価格 約2800円
8 ノートパソコン
 価格 約250000円

新しいもの(1年以内)はほとんど新品の額が支払われますが、3年も昔のものですと1割り以下しか貰えなくなります。
今回は32万円程度を請求していますが、まあその85%で、古いものは減額。
90000円くらいしか貰えないでしょう。
メガネはきちんと全額出ます。体の一部ですから。

というわけで全部で21万貰えたら御の字なわけです。
事故なんてするもんじゃないぜ

あ、あと、自賠責保険は当たり前として、任意保険には入っておいたほうがいいです。相手が任意保険に入っていた場合、相手の保険会社の担当(事故のプロ)に良い様に言いくるめられてしまいますからね。
相手が自賠責保険に入っていなかったら、その場で相手は免停、罰金&逮捕です。
損害は泣き寝入りするしかないのかというと、一応国から補償を受けられます。非常にささやかなものですけどね。重症の場合はとてもじゃないですが治療費を払えません。