昨日、都知事選が行われ、舛添さんが当選しましたね。
ところが前日の雪の影響で大変に投票率が下がり、
19時の段階で約34%。最終的に50%に満たなかったようです。
合議制の議決機関である国会や議会では定足数や評決数といって、
一定以上の出席者数と有効票数が議事や議決の前提となります。
これを逆に捉えれば、あえて参加しないことで、議事そのものに
反対の意を表明することが出来ることを意味します。
が、公職選挙法の選挙は定足数がありません。
例え投票率が1%でも選挙は有効となります。
知事選ではなく、国政選挙である衆院選であろうと同じです。
議事に反対することはできず、ボイコットしても、無効票を投票しても、
有効票を投じた人に結果を委任するという意味になります。
投票率が低いと、その選挙の正当性が揺らぎます。
流石に1%だったら誰かが物申して裁判沙汰になると思います。
そのため選挙によっては、最低投票率を設ける事があります。
この投票率は無効票も含んだもので、5割程度に設定されます。
最低投票率は、ボイコットを誘発する事になるため、導入は慎重に行う必要があるようです。