ケータイキャリアを識別する信号音

携帯電話に電話をかける時、
呼び出し音の前に会社を識別できる信号音が鳴る。

ここ何年も携帯電話の電話番号が枯渇しており
携帯電話専用の090、2002年から開始された080番号の他に、
PHS専用の070が余っているので携帯電話に振り分けられる事が決まっていた。
そして、今年初めて070番号の使用が開始される。

PHSを唯一売っているWILLCOMは、今回信号音を新設することになった。
WILLCOMの売りとして、WILLCOM同士では通話無料というのがあり
かける相手が070番号なら無料とすぐに分かるのも利点だったが
前述の対応により、他社でも使われることになってしまったため
識別するための仕組みが必要になったようだ。

■docomo: 「ドコモ♪ (声)」
■au: 「プップップップッ」
■SoftBank: 「プププッ、プププッ」
■EMOBILE: 「プー、プー、プー、プー」
■WILLCOM: 「ププープー、ププープー」

なおauは99年のcdmaOne導入時から信号音が存在していた。
これは、auの交換機が端末を探している間に鳴る音であり、
ユーザビリティとは関係ないものであった。
タイミングが悪いとプップップップップッ…と20秒くらい鳴り続け
当時は「相手にかかるのが遅い」と、嫌われる理由になっていた。

上記の理由から、auの場合は信号音が鳴っている間は、相手に着信していない。
au以外のキャリアは、会社をアピールするためにわざと鳴らしているため
信号音が鳴っていても、既に相手の端末は呼び出し中であることに注意したい。