コネクション

コネクション、略してコネですが、どういう印象をお持ちでしょうか。
SEECOMはコネに、”社会には必要なものである”というイメージを抱いているわけですが、人によってはコネにずるい印象を持っている人もいると思います。
なぜずるいと思ってしまうのか、それはやはり、実力や努力がそれほどなくとも、他人に頼ることで利権を得られる理由がそこにあるからだと考えられます。従って、プライドの高い方はコネを使わずに生きる道を選びたいと思われるかもしれません。

ですが、コネを使う方ではなく、使われる方の立場を考えてみませんか。
例えばあなたがある会社や組織の責任者で、今は人を雇いたい。でも、どこの馬の骨か分からんようなやつを雇いたくはないし、だからと言ってそれを通していたら人を雇えない。さあどうしよう。
そういうときにコネは重宝します。つまり、もう素性や人間性が割れている安全かつ期待ハズレのない人を呼ぶ、という意味で使えるものなのです。このコネは組織にとっては保険となり、雇われる人にとっては安心感に繋がります。

コネを作りやすい人。人間性。
基本的にあったかくてマメなヤツは良いコネをつくりやすいんじゃないかと。
だから、他人に相談を持ちかけられても、自分には関係ないし面倒だからっておざなりな返事しかできない人は話にならん。人間性は最低といえます。
そういう時、面倒で、多少自分の作業に支障が出たとしても、話にのってあげたりできる人は素敵だと思います。本当に忙しいなら「ごめん今すごく忙しいんだ」と言えればいいのです。これで信頼と人徳を得ることができます。

また、やたら行動力のある人はチョコマカうごいて著名人や金持ち、有能な友人をいっぱいつくるのが利益をもたらすコネになる事を知っています。友人が自分を高めるステータスとなるわけですね。
でもこういう人は嫌われます。

つかまあプライドの高いヤツはコバンザメに例えてコネを嫌がるが、結果的にコネをうまく使えば努力や能力に関係なく利権を得られるのも事実で、そこにある手段を使わないのはただのバカ。んでもって、道徳のある人なら少なからずコネはできていくという話でした。

ちなみに政界をやっていくにはコネとカネが必要不可欠で、総理大臣になった小泉首相はコネとカネを人一倍持っています。小泉首相は所属する自民党の総裁ですが、総裁といえど自民党の陰の総裁(いわゆる組織で一番影響力のある人)には勝てません。何故ならその人のコネがあるから今の自分があるからで、その人の利権を汚すような政策(つまり党にとって損な政策)は当然できません。自民党が現在のような巨大な組織になったのは、民間企業との繋がり(コネ)のお陰なので、彼は無駄なお金の流れを止める本当に難しいことをやろうとしてるってことですね。

▼自分でとっちまった
15000.jpg

2件のコメント

  1. だいたい同意します。
    ボクはコネもその人の持っている力の一つだと思います。
    「コネなんて」という人は多分自分にないから負け惜しみ的に行っているのだと思います。
    ペーペーの学生のボクにはコネはありませんが,あれば大いに活用するべきだと思います。
    (オトナの)世の中,所詮キレイ事じゃないってコトよ。

  2. もっと言えば、芸術の世界、絵やマンガ、歌や音楽などでもコネは重要なウエイトを占めているかもしれません。
    ヴァイオリンやピアノで成功する人も、腕だけで判断しきれる部分は少ないと思うからです。

    事実、昔(20年くらい前)はスチュワーデス(フライトアテンダント)になるには運輸省のコネが必須でした。