うちのブレーカーは20Aだった。
料理の熱源に電気を使う家の場合、20Aでは中々つらい。
3つ以上の家電を使うことはできないからだ。
洗濯機を回しながら掃除機をかけている間は、
エアコンはもちろんポットや炊飯器、電子レンジも使うことができない。
時間のかかる家電は同時に動かして時間を短縮したいものだが。
できれば30Aにして、停電の不安から解放されたい。
東京電力によると、契約アンペアは、
1年間でピーク時を基準に設計されているらしい。
つまり、真夏と真冬の一番電気を使う時の契約にするのが正しい。
電気の契約は1年なので、1年間に2回以上は原則変更できない。
発電所から家庭のアンペアブレーカーまでは東京電力の管轄になるため
普通の契約変更は無料。
今、「普通の契約変更」と書いたが、
契約アンペアの変更について調べていて知ったことだ。
昔と今では、電線から住宅への電気の供給方法が違うのである。
今の住宅では「単相三線式(単三)」が当たり前なんだそうだ。
これつまり電線から200Vをもらい、2つの100Vに分けて使う方式で、
電力は昔の二倍近くまで耐えられるらしい。
ブレーカーを40A以上にしたかったら、単三でないとダメだそうな。
単三の家のブレーカには、配線が上下に3本ずつ、
合計6線が接続されているので、見ればわかる。
1980年代までに建てられた家は、「単相二線式(単二)」が多い。
これは電線から100V1本とアース1本を引っ張って利用する方式。
引き込み線の太さの都合で、30Aが限界となる。
また、アパートや小型マンションの部屋は、
IHコンロが付いていなければ今でも単二が普通である。
単二の住宅に最新家電を導入しようと思ったら、
電柱からの引き込み線、配電盤、壁の中の配線の張り替え、
コンセントの交換など、大工事で費用もかかる。
(中古の家をオール電化するときは大抵この話が出てくる)
しかし80年代の家でも、単三の家は沢山ある。
例えば12帖程度のリビングには200Vの大型エアコンが必要となるため、
80年代の住宅公団の建売住宅でも単三となっている。
話を戻す。
アパートなのでまず大家さんにTELした。
借り上げ社宅のため部屋の契約書が手元にないので
名前も知らない個人の大家さんにいきなり電話してみた。
「はい、□□でございます」
「(アパート名)の○○○号室のseecomと申します。はじめまして」
「はい、初めまして。seecom様でございますね。どんなご用件でしょうか」
「ブレーカーの契約アンペアを変えたいので許可を頂きたく」
「あ、はいはい、結構ですよ。ご連絡ありがとうございます。
変更の仕方は分りますか?東電の電話番号とか…」
「もう電気の検針票があるので分ります。ありがとうございました」
次に東電にTEL…しようかと思ったが
お客様番号とか住所、電話番号などなど
いろいろ入力するために長電話になりそうなのが嫌だなぁと
Webサイトを見たらWeb窓口があったので、そこから申し込んだ。
記号的な英数字の羅列を声で伝えるのって大変なんだ。
YをIと混同させないために「ヤンキーのY」と言い直したり。
案の定、入力項目が沢山あった。電話なら20分くらいかかったかも。
ブレーカーの変更工事は無料で、土日祝もやっている。
申し込みと同時に希望日と希望時間も指定するので、送信したら待つだけ。
数日後
工事予定日はちゃんと事前に電話をくれた。
既存のブレーカースイッチを取り外して、最新のスイッチをつけてくれた。
その際停電するけれど、仕方がない。
おかげさまで、エアコンと洗濯機をつけたままコーヒーを飲めるようになった。
最近、生活環境が変わったこともあり、インターネットプロバイダを変更した。
OCNから、ASAHIネットに鞍替えしてみた。
1997年にNiftyServeに入会し、気が付けば@NIFTYに。
2003年にOCNに鞍替えし、その通信品質と安定性に満足していたが
最近頻発してきたサービスの事故など、不安定さが気になっていた。
DNSサーバやメールサーバが突如死んだりする。
また、YouTubeへのアクセスが異様に遅かったり、
あるOCNユーザがやらかして、OCNからのアクセスが規制されて
他の大勢のユーザも迷惑を被ることもよくあった。
そんなわけで、お試しのつもりで変えてみたのだ。
OCNは最低料金プラン(\250)で1年の移行期間をとる予定だ。
Bフレッツは複数のプロバイダと契約して使い分けたりできるのが良いね。