ウォークマンを見直す

昔から携帯音楽プレーヤを使っているが、
今ではiPhoneでそれを補っている。

しかし、iPhoneはあくまで電話機だ。
高機能・高性能ゆえに何でもできてしまうが、
いくつか欠点がある。

例えば、

ビデオなら、Android機種の方が対応ファイル形式が多く、画面も大きい。
オーディオとしては、ウォークマンの方が音質が良く、対応ファイル形式が多い。
電話機としては、普通の携帯電話の方が形状が使いやすくボタンが押しやすい。
アプリなら、NetBookや軽量型ノートパソコンにはかなわない。
カメラは、同じ大きさのコンパクトデジカメに画質や感度でかなわない。
GPS機能は、測位の速度・精度ともに専用機やカーナビにはかなわない。
(iPhoneのGPSはAGPSなので、基地局と通信しないと迷子になる)

何が言いたいかというと、餅は餅屋だということだ。
様々な要素がそれなりに満足できる結果、その集大成がiPhoneである。
しかし、1台で何でもできるというのは諸刃の剣で、決定的な問題を抱えている。
なにしろバッテリーがもたない。本当にもたない。
1年も使えば、ますます寿命が縮んでいる事に気付く。

こと、長時間使い続ける機器をiPhoneで代用するのは勇気のいることだ。
外出で長時間の移動中は音楽を聴き続け、バッテリーがなくなった頃に
外出先で電話が必要になり、しかも重要だったりする。
自動車ならば充電できるが、あいにく電車での移動が多いので
充電器と予備バッテリを持ち歩く習慣にも慣れてしまった。

この問題を解決する一番良い方法は、機能で機器を分けてしまうことだ。
音楽なら、携帯音楽プレーヤ。カメラなら、コンデジ。というように。
1つ使えなくなっても、他の機器は使えるという冗長性も確保でき、
こと、電話のような重要なライフラインを残せるメリットがある。
しかし、機能が重複する機器を複数持つのはいただけない。
持ち運びで無駄が多くなり、使い勝手が悪くなる。

SONYのウォークマンNW-A860。
これには、並々ならぬ魅力を感じている。

ウォークマンの良いところは、音楽専用機器であるところだ。
・音質向上技術が詰め込まれており、音質が良い。
・外出中でもストレス無く聞ける機能が多い。
・非常に小さくて、丈夫。
・長時間再生できる。
・パソコンとの親和性が高い。
・デザインが良い。