好意に甘えること

他人の好意に甘えることに疑問を感じないのは
大人として非常識(というか甘ったれ)ではないのかと
自分で思うこともあれば、指摘されることもあり。

ただその判断のラインは、人それぞれで結構違う。

こちらからのアクションで、相手に気を使わせてしまう事自体が
「大人なら避けるべき行動」という厳しい考えを持っている人もいる。
(他人に気を使って苦痛を感じる性格の人ほど、この傾向が強い)

逆に、人は持ちつ持たれつだから、甘えて、甘えてもらってで
良いと言う人もいる。

基本的に、大人たるもの、
他人のプライベートを邪魔してはならない、
相手が気にするなと言っても、自分は気にしなくてはならない、
相手の気遣いは遠慮するのが常識ってモンだ!という考え方がある。

俺は、人に気を使うのが苦手なので、あまり細かいところや
自分を犠牲にして苦痛を感じてまでは人に施すという考えに至れない。
だから、自分を犠牲にする人の「気遣い」や「好意」を
「遠慮するのが前提」に提案されるように感じるため、苦痛に感じてしまう。
(逆に、自分が気遣って色々面倒みてあげた事に対して文句を言われても
 言えない立場なのによく言うわ!素直な人で良いな、と思って終わる。
 特に俺から何かすることはない)

例えば結婚式のお車代や、上司のおごりなど
儀礼的な社交辞令であれば、断る方が失礼なため、素直に受け取れるのだが
遠くの知人や親戚の地に一泊で訪れる際など、
事前にそれを伝えると、相手が色々気を使って動いてしまい、身の回りのことまで全部面倒を見ようとしてくれることがある。
それを避けるために直前や当日に連絡し、ちょっと顔出すだけにするとかして、
相手の時間を潰させない工夫をすると、それはそれで何かもったいない気もする。
(相手の建前にも準備が要ると思うし)

あと、自分の意思で決めたことなら、1から100まで全部自分で面倒を見るべきだとは思うが
そこに他人を巻き込む以上、その人に全く負担を掛けないのは不可能だから
少しくらいはお互いに甘えても良いのではないの?とも思う。

めんどくさいが、今後も悩み続ける問題だと思う。