新型のMacBookProにThunderboltが搭載されました。
Thunderbolt とは、USB3.0やFireWire800、eSATAに代わる
新世代の周辺接続(インターコネクト)規格で、
Intelが以前から開発していたLightPeak技術を実用化したものです。
毎度のことながら新型Macは新技術の実験場ですね。
LightPeakとは、その名の通り本来は光ファイバを用いて
100Gbpsの超高速通信をする技術なのですが
色々問題があるようで、DisplayPortを使った銅線での仕様となりました。
それでも10Gbps x 2chという帯域を持つので、
現状最速といわれているUSB3.0の2倍程度も高速です。
具体的には、1秒間に1.25ギガバイトを転送する事ができます。
DisplayPortを使っているので、映像/音声も同時に転送可能で、
10Wのバスパワーもあります。
また、USBと違い、複数の周辺機器を接続するためにハブが要りません。
ハブも登場するかもしれませんが、通常は機器を「数珠つなぎ」します。
例えば、PC – モニタ – HDD – プリンタ という風に、直列に繋げるのです。
これを「デイジーチェーン方式」と呼び、配線が最小限で済みます。
Thunderboltは、多目的用途のインターコネクト規格ですので
今時のPCに付いている以下のポートを兼ねる事ができます。
USB、FireWire、eSATA、DVI、VGA、HDMI、LANなど。
今後の実績が期待されます。