■AFTを使う場合の注意
RAIDにWD20EARS使っているので、メモ書き。
AFTを採用したHDDの場合、
物理セクタに論理セクタの開始位置とサイズを合わせる必要がある。
というのは有名な話。
対策としては、Windows7 or WindowsVistaでもって
アロケーションユニットサイズ4096でフォーマットすれば
その点は問題ないという事になっている。
(アロケーションユニットサイズ=論理セクタサイズ)
ユーザにできる問題対策はこれくらいしか無い。
【補足】
DOSやWinXPはパーティションの開始位置がシリンダ境界である必要がある。
インストールも、OSの起動も、その条件でないといけない。
1シリンダ63セクタだから開始オフセットが63番目(32256)となり
物理セクタサイズ4096の倍数ではないため、アライメントがズレる。
ちなみに、SP2以降でその条件は撤廃されることとなる。
Vista以降の開始オフセットは何故か2048番目(1048567)となったが、
当然ながら先の条件が必要なWinXP SP1以前はインストールも起動も不可。
物理セクタ4k:1048576÷4096 割り切れる
物理セクタ256k(SSD):1048576÷256 割り切れる
■Intel Rapid Storage Technologyのバージョンは9.6以降が必須。
ICHでAHCIを使う場合は関係ある。
バージョンが古いと物理セクタサイズをマトモに返しません。
更に言うとSSDでTrimを使う場合にも。
現状の最新は10.1.0.1008 (2011/01/19)
■Windows7にKB982018を適用する。
物理セクタサイズを4096とOSに返すHDDのみ有効。
OSが物理セクタサイズ単位でアクセスするようになる。
WDのAFTでは物理セクタを「512」と表明してしまうので無意味。
http://support.microsoft.com/kb/982018/
↓念のため旧型もメモ Revision1.0
http://support.microsoft.com/kb/981208/
■あまりに遅い場合(読み書きがシーケンシャルで数MB/s)
WD特有の低速病の恐れがある。
HDTuneでベンチとって調べる事。