白鳥は危険

よく公園の池に放し飼いにされている白鳥であるが
俺は奴らがあまり好きではない。
というのも、見た目の美しさに対して非常に凶暴な動物だからだ。
もしあなたが川や池で白鳥を見つけても、近づいてはならない。

奴らは臆病ではなく、攻撃は最大の防御を地でいく生物だ。
まず自らのテリトリーに入った人間を警戒し、威嚇してくる。
鳴いたり、鼻息を荒くしたり、くちばしで音を立てる。

そして琴線に触れると、走って追いかけてくるのである!
羽を広げ、長い首を前に突き出し、猛然と追いかけてくる。
これは怖い。全力で逃げざるを得ない。

もし捕まったらどうなるか。
皮膚をガブッと噛まれ、大けがをするのである。
威嚇されたり、追いかけられた人なら見ただろうが、
奴らのくちばしの内側にはギザギザの歯の様なものがあるのだ。
あれで突っつかれれば命の危機ですらある。

基本的に、大型の鳥はあまり刺激しない方が良い。
同じサイズのほ乳類を刺激する危険性とそう変わらないのだ。
こと白鳥においては、獰猛性を認識すべきである。

なお、最悪の場合の対処法としては、
長い首を捕まえて遠くに投げると良いそうである。
(怪我は必至だが…)