コロナのファンヒータ

「コロナ製の石油ファンヒータは、500m以上の
 高地で使う場合はモードを切り替える必要がある」
ということを忘れていて、使用開始5年目にして切り替えた。
炎の色が変わり、部屋に変な臭いがこもらなくなった気がする。

方式にもよるが、石油ファンヒータは標高の高い場所では使えない。
灯油と空気の混合ガスを作って燃焼させるのだが
空気の薄い場所で使うと不完全燃焼を起こしてしまうのだ。
私の住んでいる塩尻市はだいたい海抜710mである。

余談だが、ファンヒータとストーブの熱効率はどちらも同じだ。
灯油の体積あたりの熱量が決まっているからだが、
暖まり方にかなり違いがある。
ストーブは自然対流なので部屋が暖まるのは遅いが、
赤外線を出すので、部屋の一部だけ集中的に暖める事ができる。
ファンヒータは部屋全体が早く暖まるが、一部集中はできない。
気になる燃費は、火力を細かく制御できるファンヒータの方が良い。
(ストーブを細かく制御するのはメンドクサイのも要因だろう)

冬は寒いため体積あたりの水蒸気量が減り、乾燥している。
灯油は燃やすと水蒸気が出るため、暖房と加湿を兼ねる。
化石燃料を使用するが、実は効率の良い暖房である。