大学で、理工学部を出ている人が必ず持っている電卓。
それが関数電卓である。
普通の電卓とどう違うのか?
違いをあげればきりがないのでやめ。。
高校数学の式を入力するとそのまま答えが出てくる電卓って感じ。
三角関数や、指数対数、微積分の記号を入力するとか、
eが使用可能なので天文学的な桁数を扱える。
小数計算も、表示桁の倍精度で行っているので丸め誤差が発生しにくい。
とまあ、高校生に渡すと式を解く能力が無くなる電卓だが、
便利なので職場に持っていって使っている。
こいつは計算尺という道具を駆逐してしまったそうだ。
日常の計算にも便利だ。
一つの式を作ったら、その式の一部の数だけ変化させたい事がある。
それによる結果の変化を見るのだが、毎回、式を打ち込むのはしんどい。
関数電卓であれば、さっきの式を呼び出して、
カーソルを移動し、一部を書き換えればいい。
今の関数電卓は、入力/表示方式が3種類ある。
・標準方式
普通の電卓と同じ7セグが並んだもの
・数式通り方式
ドットマトリクスの行と、7セグの行の2段重ね。
打ち込んだ式が見易く表示され、使い回す事が出来る。
・ナチュラルディスプレイ方式(CASIO)
PCの数学ソフトの様に、手書きの見た目で数式を入力できる。
数式通り入力より正しい表現力を持ち、式の書き換えも楽。
今買うなら、ナチュラルディスプレイ方式が一番かと思われる。
ところで、関数電卓の中にはRPN方式という物がある。
RPNとは、逆ポーランド記法のことで、このように計算式を書く。
3+4 → 3,4+ (,はデリミタ)
3と4を足す と読める。
(4-2)×(6+9) → 4,2-6,9+×(,はデリミタ)
RPNでは四則演算の優先順位や括弧が必要なくなる。
RPNは学校でも教えていい気がする。