自然環境破壊

自然。
自然を守ろう。

って、自然って何なのさ。

植物を守ろう。動物を守ろう。
山を守ろう。川を守ろう。

人工の反対語という意味なら、
人が介入していない状態を指す言葉だろうけど。

でも人だって動物。
地球という名の箱庭の中で自然発生したものでしょ。
なら、人のする事、人の思考も、人として自然だよね。
全ての物体、波、空間が、
ありのまま身勝手にそこにあることが自然。

人間が生きると、その過程で様々な物を吸収し、排出する。
それは自然発生した人間がした、自然なこと。

例えばね、人がきっかけで温暖化が進んだとします。
気温がどんどん上がり、今までになかった現象が発生します。
地球の大気組成が変化して、赤道付近の海が沸騰するでしょう。
人は生きていけませんし、今とは程遠い景色となる筈です。

でも、太陽系の地球の隣にある惑星、金星はそんな星です。
金星は「自然」ではないのでしょうか。

さて、ココで問題です。

「自然を破壊する」ってどういう意味?

僕が個人的に考えた答えはね、
人間が生きるために必要な環境が無くなるような変化を、
自ら起こす事です。

ちょっと話がそれるけど。
ワサビという植物は、自分の周囲に毒をまき散らし殺菌している。
自分の成長を助ける菌も殺すため、大きく育たない。
ワサビは自分で周囲の環境を破壊して、ある意味自爆しているわけよ。

人がワサビを清流で育てるのは、その毒を流して大きく育てる為。
自然の摂理に逆らっているけど、自然破壊とは呼ばれないっすね。