イーモバイルのWiMAX

次世代高速無線通信規格のニュースを時々見ます。
携帯電話キャリア各社の推し進めるLTEや、WiMAXです。
LTEは、3.9G Phoneと呼ばれていて、100Mbpsに達するのがウリです。
でも本当に100Mbps出るのでしょうか?

はい、そんなわけありません。
断言します。出ません。
3?10Mbpsも出たらかなり良いかと思います。

今の携帯電話でWebを使うと、非常に”遅さ”が気になりますよね。
速度は7Mbpsとうたわれているにもかかわらず、ADSLより遅い。
実は、数百kbpsも出ていません。
“7Mbpsの高速通信!”と至る所に書いてあるのに、です。

理由は、1つの基地局を1人の利用者が独占できないからです。
一般的な携帯電話はマクロセルと呼ばれていて、1つの基地局が広大(マクロ)なエリアを管理しています。その分、電波は強くなりますが、1つの基地局がカバーする人口も増えます。
1つの基地局をつかう利用者が増えれば、どんどん速度は割り算で減ります。
(これは”通話”で起こると”輻輳”という状態になり、回線が制限されます)

“次世代の高速通信”という売り文句に過度な期待は禁物です。
100Mbpsなんて聞かされたら自宅のネット回線の代わりにしたくなります。
今より確実に速くはなる、程度に考えるのが賢明ですね。