会社の先輩に聞かれた。
「兄貴の嫁さんのお父さんが亡くなったんだけど、葬式行くべき?」
通常、通夜は親しい人、葬式は多く関係者が行くべきとされる。
(忙しい人は出席できる方に出席する)
更に立場の問題で出席の義理が発生するのは、
一般的には、血族か3親等までの親族と言われている。
ここで先輩の兄貴は、先輩から見て2親等である。
兄貴の嫁さんは2親等の姻族なので、2親等になる。
なら、嫁さんのお父さんは3親等なのか?と思うが、
実は兄貴の嫁さんより先は「親族」ではない。
親族とは、6親等以内の血族、3親等以内の姻族、
そして自分の配偶者だ。
だから、兄貴の嫁さんのお父さんは親族ではない。
親しい関係でない限り、出席の義理は無いと言える。
配偶者の先を遠戚とする場合もあるが、民法上は他人だ。
こち亀で両津が中川の親戚と言う場面があるが、
法上は他人にも関わらず中川は弱ってしまう。
中川の立場と義理堅さを逆手に取った弱み握り方と言える。
配偶者が親族になる場合:
・おじ/おばの配偶者(3)
・兄弟の配偶者(2)
・甥/姪の配偶者(3)
・子の配偶者(1)
・孫の配偶者(2)
・ひ孫の配偶者(3)