iPhoneと普通の携帯電話の違い

数日使ってみた感想である。
逆に言えば数日使った感想に過ぎない。
数日じゃ何も分からないし、事実に対して自己正当化もしない。
ぶっちゃけ、使い方やケータイに対するスタンスを変えないといけない
機種である事は間違いなかった。流石Apple。他社にこういう事は出来ないね。
う?ん。後悔はしていないけど、レビューはします。

印象としては以下の通り。

日本のケータイは、電話にいろんな機能がついたもの。
音楽プレーヤなどがついていても、ケータイのオマケって感じが拭えない。
何故なら機能は少ないし、Windowsでしか使えないとか。暗号化必要だし。
(録音機器であるau BOXは、それを払拭するために存在するのだろう)
自由なアプリは追加できないし、自分で機能追加も出来ない。速度遅いし。

iPhoneについては、iPod touchに広域通信機能がついたものという印象。
広域通信機能=ケータイ回線なので、電話がオマケでついてきました!みたいな。
だからケータイに見えない。ついでに電話としての詳細な設定は無い。
あれこれいじくって、自分に使いやすい”電話機”にする事は出来ないが
iPhone独特の機能に関しては設定項目が沢山ある。(キーボード設定など)
最大の特徴は追加できるアプリで、それ以外はバッテリのもちが気になるiPodである。

※電池のもちであるが、W-CDMAのケータイは3日もてば御の字だそうだ。
 いままでauだったから分からんかった。あとは地域性もあるかもしれない。

米国の携帯電話は、日本の携帯電話に比べると5年は遅れていると言われている。
5年前のFOMA(900iシリーズ)を思い出して欲しい。
公平性を求めるなら、それらとiPhoneを比較すべきだろうけど、
しかしここは日本なのであった。。。

■アプリが使える。
最大の”特徴”。
Appleが昔出していたPDAであるNewtonを彷彿とさせる。
あとは、俺自身がプログラムを書ける(はず)なのも。
買ったからにはやらないとな。。

■Exchange/GMail/Yahoo!/AOL/IMAP/POPが使える
これが最大の”メリット”。最早PCだ。これは大満足。
普通のケータイのPIMツールよりずっと強力で、PCとの連携もできる。
違いは「予定表/メール/アドレス帳」はネットワークで共有してしまえるところ。
PDAは「持ち出す」ものだが、iPhoneは「つないでおく」ものだ。
PCとiPhoneの2台で、どちらからでも予定の追加と削除が出来る。
同じような機能を持ったPSPやDSiが出ても良いと思うのだが。。
勘違いしやすいのだが、予定表/メール/アドレス帳は個別にアカウント設定をする。
だから、予定表はExcange、メール1はGMail、メール2はS!メール(i)という風に
使い分けられる。

■3G回線がなーんか遅い
3Gだとメールの手動受信に30秒以上かかる事がある。
PCメールと同じなのでDoCoMoのFOMAやauのWINと比べてはならないが、
おかげでEメールリアルタイムチャットは難しい。慣れが必要。
しかしSMSは便利、というか楽しい。
SafariでWebサーフィンも、3Gだと遅いです。見れるだけマシか。

■S!メール(i)のメール受信時に音とバイブが無い
まず、プッシュとフェッチの概念を理解する必要がある。
日本のケータイメールはプッシュだ。サーバから勝手に送られてくる。
逆に、一定時間毎にメール確認をするのがフェッチだ。

サービスによって挙動が変わる。
yahoo.comやmeなどプッシュ対応サービスであれば、音とバイブが鳴る。
リアルタイムに受信して欲しい場合はこちらしか無い。

一番使われていると思われる、標準のi.softbank.jpでは
まずSMSでSBからメールが着信が通知されるが、音とバイブが無い。
その後、手動受信か15分ごとのフェッチでメールを受信し、音が鳴る。
フェッチ時間はいくつか決められるが、リアルタイム受信は無理。
リアルタイムチャットが難しい理由はここにもある。

■他人のケータイに簡単にプロフィール送信できない
プロフィール送信機能は普通のケータイの方が使える。
サッと取り出して「番号交換しようよ!」を気軽に言えない。
Bluetoothで送れないし、赤外線も無いし、メールでvCard送信も出来ない。。。あう
解決策としては、QRコード自動生成アプリがある。
画面に表示して相手に読ませると、とりあえず名前、番号、メアドは送れる。

■SMSが良すぎる
iPhoneだとインスタントメッセージよろしく送れる。
画面はチャットしているような雰囲気で、メールチックではない。
文字は綺麗だし、送信も受信も速いし楽しい。
昔のauのおしゃべりCメールに近い。もう無いけど。。
ただし、現状MMSは送信できない。(iPhone OS 3.0で出来るようになるという)

■QRコードがそのままで読めない
AppStoreで、頑張ってるアプリがあるので使うとよろしす。
ま、普通のケータイでもアプリで読んでるわけだから問題無い。
問題は、カメラの機能が日本のケータイに比べると悪く、
マクロ撮影が出来ないのでコツが要ることだ。
ここらへん、日本のケータイに使われている各部品の
レベルの高さを実感する。最近はマクロにシームレス移行するAFもあるしなー。

■着メロは無いが、着うたなら自作し放題
だって…真の姿はiPodだもん!
余談だが、アドレス帳に居る人個別に設定できる。
他の機能が簡単さを目指しているのにここら辺細かいのが不思議。
妙なところに力を入れる辺りAppleらしいというか。

■着信ランプが無い
忘れていると思いますが、これが無いと意外に不便だったりします。
音を消して光で着信を知るタイプには致命的な仕様。

■ストラップ付けられない
カバーに、付けられるようになっているものがあります。
でも、ストラップは付けない方が良いかもしれません。画面に傷がつくかも。

■全損が怖い
Apple製品全般に言える事だが、修理はとても親切だ。
しかし使用者の過失や、事故でも全損した場合、日本のメーカと違って甘くない。
残念な事に、交換修理代は新規購入より高くなる。
これをサポートするのは共済システムAppleCareだが、保険なので安くは無い。
だいたい、価格の1/3程が必要になるが、安く見るか高く見るかは貴方次第。
ぼくの場合は、ケースと保護フィルムで本体を守る事にした。
ガジェットを落とすなんて、1年に2度もしないから。

■電子マネーについて
アメリカに銃が普及しているように、FeliCaがここまで普及してるのは日本だけです。。
機能として使えない事自体は仕方が無いでしょう。
でも、どこかがカードの入るケース作ってくれたら良いのに。
そういえば、SoftBankはSIMカードにFeliCaチップを埋め込む実験をしているそうです。
フリーダムだなー

5件のコメント

  1. QRコード生成のプロフィール読み取ってもらうのはすごい便利!愛用してる。

    着信ランプは別に画面全体が光るからよくない?
    裏返しにしてるとか?

    ストラップ付けられないのはつらいよねー。
    私カバーとか嫌いだから画面保護シールしかつけてないけど、結構持ってるときは怖い。

    SMSなんだけど、旦那との実験の結果、もし相手が圏外にいる時も送った方に「送信完了」は出る。だから届いたと思っていても実は届いていなかったりする。
    さらに相手が電波通じるところに出ても、すぐに届かない。結構時間がかかる。そして届いていることがわからないので、すれ違ったりする。
    地下鉄などでやりとりをしている場合は要注意!(メール受信とかしたりすると一緒に来たりする)

    これは知り合いからの情報なんだけど、
    「海外でWifiがうまく見つからなかったので、数分だけ3G回線でGmailを見た。そのままGmail画面を閉じずにsafariを終了。そして3G回線もつけっぱ。帰国したら目ン玉飛び出るくらいの請求が来たので、何事かとSBに行ったら、safariを閉じてもGmailが定期的に通信しちゃってるらしく、その間ずっと海外でのパケット通信が入った状態になっていた」
    とか。海外ではパケ放題は関係ないので、航空モードにしておくべきだね!

    9ヶ月使ってる私の感想としては、これはもう「持ち運びパソコンに電話とカメラがついちゃったもの」扱いデス。でも好きよiPhone。もう手放せない。
    長々とすいませんのー。

  2. ドリ系待ち。両方使ってみるテスツ

    メールに即時性と信頼性を求めるくらいなら電話します。
    でも、昔のスカイメールみたいにメール消失ってのだけはいただけませんねえ。

    余談ですが
    DoCoMoとSoftBankの3GのSMSは同じもので、国際規格です。
    本来は世界中の3GP同士でキャリアを越えて送受信できるのですが、
    日本のキャリアがお互いに送受信できない理由はよくわかりません。
    DoCoMoのケータイを海外に持っていくと、ローミングでSoftBankにSMSできるようです。