蒼穹のファフナー

蒼穹のファフナーというアニメがある。

空想科学のロボットアニメであるが、子供と大人の人間ドラマでもある。
厳しくつらい現実が真実だ。それにただ耐えろ。という押し付けのアニメでもある。
これを見ていたんだけど、どーもエヴァっぽい。っていうか構成とか同じ流れの時がある…

人間とロボットが生態融合して戦うのは他にもあるが、そこに「知らないうちに完全武装された街」「押し付けられた現実」や「真実を隠そうとする大人や組織」「正体不明の生命体のような敵」が入ってきて、更にキャラクター構成やカメラアングル、ネタまで似てしまった。
ガイナックスは本当に空想科学のケレン味の塩梅がうまい。たぶん、これを他のどこがやろうとしても、わざとらしかったり、安易過ぎたりしてコケると思う。アニメに使われている科学は100%ウソなので、いかにそれっぽく見せるか。これがケレン味になる。
ガンダムもケレン味が丁度良かった。それは周知の事実だと思う。

んで、エヴァを見直した。

そうだ、これも一つの世界
僕の中の可能性、今の僕が僕そのものではない、色んな僕自身がありえるんだ。
そうだ、エヴァのパイロットではない僕もありえるんだ。
#そう思えば、この現実世界もけして悪いものじゃないわ。
現実世界は悪くないかもしれない。でも自分は嫌いだ。
#現実を悪く嫌だと捕らえているのは、君の心だ。
#現実を真実に置き換えている、君の心さ。
#現実を見る角度、置き換える場所。これらが少し違うだけで、心の中は大きく変わるわ。
#真実は人の数だけ存在する。
#だが、君の真実は一つだ。狭量な世界観で作られ、自分を守るために変更された情報。歪められた真実。
#ま、ヒト一人が持てる世界観なんて、ちっぽけなもんや。
#だけど、人はその自分の小さなモノサシでしか、物事を計れないわ。
#与えられた他人の真実でしか、物事を見ようとしない。
#晴れの日は気分良く
#雨の日は憂鬱。
#と、教えられたら、そう思い込んでしまう。
#雨の日だって楽しいことはあるのにね。
#受け取り方一つでまるで別物になってしまう脆弱なものだ。人の中の真実とはな。
#人間の真実なんてその程度のものさ。だからこそ、より深い真実を知りたくなるがね。
#ただ、お前は他人に好かれる事に慣れていないだけだ。
#だからそうやって、他人の顔色ばかりうかがう必要なんてないのよ。
でも、みんな僕が嫌いじゃないのかな…
#アンタばか?あんたが一人でそう思い込んでるだけじゃないの。
でも、僕は僕が嫌いなんだ…
#自分が嫌いな人に、他人を好きに、信頼するようになれないわ。
僕は卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で…
#自分が解れば、優しくできるでしょう?

僕は僕が嫌いだ…
でも、好きになれるかもしれない。僕はここに居ても良いのかも知れない。
そうだ、僕は僕でしかない。僕は僕だ。僕でいたい。僕はここに居たい。
僕はここに居てもいいんだ!

ありがとう。

2件のコメント

  1. ファフナーだけどエヴァにそことなく似てるのは演出家の影響です。エヴァで業界上ナイショでシゴトしてた人がやるとああなっちゃうらしい。
    監督的には打ち切って2を作りたいらしいです(汗