今売ってるテレビにはいくつか種類がある。
・ブラウン管(CRT)
・液晶(LCD)
・プラズマ(PDP)
?プロジェクタ(映画のように、スクリーンへ投影する)
?プロジェクション(テレビ筐体内部で画を投影する事で大画面を作る)
それぞれ一長一短あるのだが、画質では次の通りとなる。
1三管式プロジェクタ(RGB独立した目玉が3つあるプロジェクタ)
2ブラウン管
3プラズマ
・プロジェクション
・液晶
3管式プロジェクタとは、学校や会社の会議室の天井などに設置されているのを見たことがある人はいると思う。光の三原色をスクリーン上で直に混ぜるので、色合いが自然でコントラストが素直。これの画質は映画を超えると言われている。ただし、最近の安いプロジェクタは普通、液晶透過式である。安く単純な構造で作れるので流行っているが、画質はプロジェクションテレビと同程度である。
ブラウン管は言わずと知れた普通のテレビだが、画面の表面で画が作られ、光の深さも自由、これ以降の方式のテレビの弱点がない。強いていうならば、ブラウン管は背後に大きなスペースが必要である。空間事情に厳しい日本では、これは深刻な問題といえる。
プラズマは、ドットあたりの表示品質自体はブラウン管よりも良い場合がある。しかし、1ドットのサイズ(表面積)を小さくできないので、大画面しか作れない。下手をすると同じサイズの画面ならば、解像度で液晶に負ける。
プロジェクションテレビは、最近は家庭では見かけなくなってしまった。よく、イベントや街角でテレビを積み上げて一つの画を表示させることで大画面をつくることがあるが、その時に使われることが多い。いかにも後ろから投影されているようなテレビで、画質にハリが無く、シャープさにも乏しく、部屋が明るいと見にくく、艶やかさも無い。だが、一番安く大画面を作れる。だってなちだもん。
液晶は、構造上の問題で近づいて見てはいけない。たくさんのトンネルがくっついた蜂の巣のようなもので、全てのトンネルの向こう側が見えていないと画にならない。これがいわゆる液晶の視認角である。液晶をナナメから見たときにメチャクチャなことになるのは、液晶最大の問題といえます。
現在では、テレビが欲しいと思ったらこれらの中から買うことになるのだ。
しかし、以前から噂されていた新方式の二つのテレビがお目見えしてきた。
リアプロ方式と、SED方式だ。こいつらは製品化すると非常に実用的であり、魅力いっぱいのモノになる。
解説していこう。
リアプロとは、リアプロジェクションテレビの略であり、先述したプロジェクションテレビと同じものだ。ぜんぜん新しくないといえばそうであるが、内部の部品や構造がまったく新しくなってきている。以前と画質がまったく違うのである。全てにおいて洗練されたリアプロは、現在は欧米で人気があるが、更に改良されて日本市場に出る。
おそらく来年には電機屋さんで見ることができるだろう。大きい表示パネルを作る必要が無いために、歩留まりが良く、とにかく価格が安い。しかも、技術が上がってHDTV(ハイビジョン)の高解像度を実現できるようになっています。これからの家庭用HDTVは日本の会社が作ったリアプロに決定です。今のプロジェクションテレビはテレビゲームに使っても普通焼き付きません。パソコン用のディスプレイとしては向かないですが、テレビとしては最良の選択になるかもしれませんね。
50インチでも30万円で買えるような安値にできるでしょう。新製品が楽しみです。
SED方式はリアプロと違い、まったく新しい方式です。似たようなものはすでに製品化されていたこともありますが、かなり違うものといえます。言葉で説明するのは無理なので概要だけ言うと、まず液晶並みに薄いことです。そして、CRTのように表面の蛍光板で像を作る方式なのです。ドットごとのクッキリした液晶の良さと、CRTの素性の良い色の深さ・光の深さを兼ねそろえ、しかも液晶以上の省エネ。
2007年には店頭で見られると思います。しかし、値段はヤバイ。絶対ヤバイと思う。
テレビには向きませんが、パソコンのディスプレイとしては最良の選択ですね。
SED方式の良いところは、液晶がクソに見えてしまうことですね。
液晶にツヤツヤキラキラなパネルを取り付けてコントラストを上げたがる愚かな人が多く、一時は売っているパソコンの液晶画面の殆どがピカピカツヤツヤになってしまったこともあります。あれは一見画面が綺麗に見えますが、綺麗に見えるだけで、中身を伴っていません。具体的に言うと、液晶本来の性能を殺して、厚化粧で見る人を騙してると言う事です。外光を反射することで、本来とは違った画になりますが、そっちのほうが綺麗に見えてしまうんですね。本来とは違った画なのに。
その悪しき慣例を払拭してくれるのがSED方式です。
SED方式は表面で発光しているので、液晶のような画面のショボさがありません。表面がつや消しのパネルですが、非常に艶やかで美しい像を得られます。うまー
また、放送受信用のSEDテレビではツヤツヤの保護パネルをつけると思いますが、それでも美しいと思いますよ。
薄くて小さくて細かくて美しくて省エネならばSEDです。
そんなわけで、テレビを買おうと思ってる人はリアプロをお待ちください。きっと満足できると思います。
ウチは30年前の14インチブラウン管TVが現役ですよっ。
すげぇなぁ、日立…。
うちのテレビも最近のDVDを見ると映る物が全部細長くなっちゃうなぁ
それはDVDプレーヤの出力が間違ってる気が…
ふつうはビスタサイズにしておかないとテレビで画像がゆがみます。
http://osx-navi.main.jp/movie/size.html