新人さんにドライな回答

新人さんは残業させちゃいけない。
と言うお達しが上から渡っている。
残業させられるのは、新人さんがやる仕事を
お客さんから取ってきた場合のみだそうな。

とどのつまり、新人さんはお金にならないのに
定時以上の教育費を出せないという事だ。

新人さんは早く主戦力になりたいと思っている。
新人さんの同期の中には、もう最前線で何時間も残業している。
そういう状況があるのだが、やっぱり残業はさせられない。

代わりに、ごめんね と言うリーダ。
そして
何でかって言うと、お金にならないからなんだよ と付け加える。

「どういう事ですか??」とキョトンとする新人さん。

リーダーは続ける。
君の分のお金を貰える段階に無いんだよ、お客さんからね。
なのに残業しちゃうと、利益が減るでしょ?

「え、あ、う。。」新人さん納得してない。

人数と工数を使った受注契約や、お金の事については、
きっとまだわからないのだろう。

自分はまだ使えないから、売れないから、お金は出せないってことだな。
と、暗に受け取っているようだった。それなら問題は無い。

何だかちょっと可哀想な気分になったが、仕方が無い。
ドライな現実が、当人を襲うのも社会人の辛さなのかもしれないね。