Googleから、Webブラウザがリリースされました。
レンダリングエンジンにWebKitを用いているそうで、
となればSafari並みの速度が期待されるわけで、
CSS2にも一番対応が進むわけで。
巷には
やれ「囲い込み」だの「ユーザ獲得」だの
「MSと全面対決」だの
そんなニュースが飛び交っていますが
幾ら何でも煽り過ぎです。。。
「囲い込み」とか、「MSと全面対決」できる前提が無い。。。
前提ってのは、Windowsの様な”誰もが当たり前に使うOS”に
ただ一つ”標準搭載”されていて、勝手に起動して
ユーザが何も考えずにいつの間にか使っていることです。
Macの世界のSafariは、この前提があるから
超後発の割に普及しているのです。OSXに標準搭載ですからね。
長らく使われているFirefoxを考えれば、Safariの普及率は異常です。
そもそも、Windowsは普通のPCで、それ以外は特別な用途のPCという
考え方が一般的にあるので、好んで他のブラウザを使う理由も無く
ネットを毎日何時間もするようなオタクしか関心を示さないです。
そしてオタクは自分の常識を世間の常識と勘違いするかもしれません。
ニュースがそういった勘違いから生まれたとは思いたくはないのですが。
もし、GoogleがGoogleOSなる物を作り出し、
しかも使い勝手がよく、運の悪い事に普及してしまったなら
GoogleブラウザはMSと全面対決できるでしょうね。
LinuxのディストリをGoogleが出し
パッケージ管理も使い易さ最優先で独自に作ったなら、
MSに対抗と言える気もします。
NetPC向けで、無料でセキュアなOSとなるわけですから。