チベット騒動

概要としては、
中国は、毛沢東の「自分たちが世界の中心」思想を持っているので
チベットにとても貢献している、と思っている。
(事実、経済的には貢献しているはずだ。
 しかしその元手は、日本を含めた外国からの援助だったりするのだが。。)
逆に、チベットからしてみれば、侵略された!と思わざるをえない。
中国の言う「解放」は、他国の「侵略」だ。
昔の大日本帝国軍を思い出させる。
また、今のイラクとアメリカのようでもある。

今回の問題は、この暴動の原因としてどちらが先に火をつけてしまったかだ。

チベット騒動についての報道は世界中で行われているが、
お国によって全然違う内容だったりする。

日本や韓国では、チベットと中国の両方が批判される報道が流れている。
米は、どちらかというと中国を守っている報道が多い。
欧州の報道では、ひたすら中国をバッシングしている。

理由は次の通りだ。
東アジアは中国に支配されてきた歴史があるのだが、中国との外交もある。
地理的にもとても近く、文化的にも影響が強いので理解できなくも無いのだ。
そして、アメリカは経済的に中国に期待しているし、やはり外交もある。

問題は欧州である。
欧州の特に工業国は、基本的に発展途上国の経済発展や文化発展に否定的だ。
かつての高度経済成長期の日本もかなりバッシングされた。

というのも、欧州は歴史的に早く文明が発達したプライドがあるのだと思う。
例えばドイツを例に挙げる。
ドイツはかつて工業大国であり、技術力をウリにした国であった。
かの有名なドイツの大恐慌も、ルール工業地域の価値下落が原因な程だ。
ドイツは発展していた。ところが産業は人件費が安く無ければ成り立たないのだ。
では、その後ドイツはどうすれば良かったのかと言うと、金融でやって行くしかなかった。
当時の日本のような安い国へ投資して、次の技術大国になってもらい、お金を回収する。
ドイツに技術力自体は残るが、工業製品は高級志向やブランド志向で売るしかなくなる。
国際的に売れるような、安くて品質の良いものを作れる程、生産コストを抑えられないのだ。
そして、昔のような大規模な産業としてはやって行けなくなる。
この状況は、技術大国と呼ばれた国としては面白く無いだろう。
そして今、日本の次は中国である。(だから日本も、工業が廃れる可能性は高い)

更に、中国は資本主義型の社会主義国だ。
どういう事かと言うと、経済は資本主義なのだが、
民主主義国ほどの自由は、国民に与えられていない国なのだ。
(一人っ子政策とか、日本でやったら大暴動だ)
共産主義国家である

特に、中国が国内でウソの報道をしているのと同じように
欧州では中国について悪い報道しかしない。
例えば、都合の悪い部分はカットしたり、
中国人と、その他の東アジア人の区別がつかないと思ってか
インド警察の鎮圧光景を中国警察だと言ったりしている。

そして更に、欧州各国が五輪の辞退や一部不参加を宣言し始めてしまった。
ココまで来ると、何か目的があってやっているとしか思えない。
まるで、この事態を盛り上げたがっているようだ。

なんだか、ダライ・ラマの見解と、中国政府の見解を一つとっても
ダライ・ラマは民主主義国から見ると、「民」という感じで正しく見える。
中国政府は、社会主義的な手法(弾圧と制御)が常識になっているので
民主主義国から見ると異常に見える。(が、彼らには正しい)
中国はそういう意味でとても不利なのだ。

中国側は、チベット問題を大きくしたいわけが無いし
わかっていても解決できない事情に悩んでいる事だろう。
ココに来て五輪という一大イベントもある。

恐らくは中国自体を快く思ってなく、むしろ最近の経済発展をねたんでいる。
よりにもよって五輪など、おもしろく無いという考え方があるのではないか。
チベット問題をネタに、どんどん膨らませれば悪いイメージを植え付けられる。
なんせ中国は遠い国だ。普通の人には実際なんてわかりゃしない。
何かのプロパガンタなのではないかと、俺は感じてしまう。

別口だが、ネットの世界では中国を批判する発言が多い。
これは、ネットが元々、情報公開を原則に成り立っているのに
中国政府は逆に情報を封鎖して混乱が起きないようにしているからだと考えられる。