春、ToHeart、Leafと言うと高校時代を思い出すです。
高校時代の写真は、ほぼ全てデジカメで撮りました。
なので写真は今のPCにしっかり保管されていますが、とっても画質が悪いです。
入学当初のものなら、IXYとAPSで撮影した写真も少しありますけど。
(当時デジカメは「使えないオモチャ」でした。そういえば今APSってどこぞ)
高校1年の頃は、RICOHのDC-3という低価格デジカメ(5万)で撮影していました。
単三アルカリ電池4本で20枚くらい撮ると限界。35万画素。固定焦点。
スライドスイッチ画質切替え、4MB内蔵メモリ。1cmマクロ撮影。
当時は、発色の良い部類のカメラでした。でも画は汚いんです。
RICOH独特の曲線を持った横向きカメラで、デジカメらしい機体でした。
Finderのある機種では、高級なオペラグラスで撮影するような格好です。
最近こういうのが無く、いかにもカメラっぽいのばっかで寂しいです。
また、同レベルの独特なデジカメとしては、
AppleからはQuickTakeというColorSync対応で独特な横向きの製品が。
CASIOからはカメラ部分を回転したりセパレートできるQVシリーズという、
日本でのデジカメ火付け役が売られていました。
今のデザイン事情としては、最新の技術だろうが旧来のデザインで包みこみ、
「典型的、オーソドックスさ」が無いと売れないのかもしれませんね。
ハイテクシューズよりも単色の布スニーカーが売れる理由みたいな感じで。
高校2年の頃は、FujifilmのFinePixをだいぞーが買ったため、
100万画素超えということで画質が全然良く、そっちがメインに。
メガピクセルカメラという言葉がひたすら使われていた時期です。
しかし、この頃はプリンタの性能もあまり良くなく(720dpi)、
画像の解像度はVGAで十分だったため、VGAサイズの写真ばかりです。
その後、同じくFinePix2700をkyohが買ったため、
それで撮影した写真が多くなりました。
どいつもこいつもFinePix、FinePixってよう。
画質がどんどん向上して、俺のDC-3がガラクタ同然じゃまいか。
今にして思うとFinePixシリーズはすんごい売れたのだろーな。
大学2年の夏、ケータイより画質の悪いDC-3に見切りをつけて
新しいデジカメを買いました。ミノルタのDiMAGE Xtです。
1秒未満で起動する350万画素のカメラで
3倍ズームを備えながらレンズが飛び出ないという、
デジカメにしかできない、鏡を使った潜望鏡機構を本体内に備えていました。
(フィルムカメラでもありますが、レンズを小さく出来ないので格好悪いです)
さらに画角(ズーム倍率)に関係なく15cmまでのマクロ撮影を行えます。
なので、コンパクトカメラなのに「らしくない」写真を撮る事が出来ました。
ただ画作りがミノルタらしいというか、派手さや鮮やかさの無い写真になります。
今となっては、ガワの銀色とか美しいし隠れた名機だったのかもしれませんが、、
やっぱりオーソドックスな形が勝ち残るのでしょうかね。
デジカメとフィルムカメラは、互いに違うメリットがあるので、棲み分けが出来ます。
しかし、コンパクトカメラは別です。
コンパクトカメラの用途はスナップなので、手軽に撮れてすぐ見れることが最重要。
写真の芸術性や技術など求められませんし、それなら一眼レフの方が有利です。
フィルムのコンパクトカメラは、デジカメに食いつぶされました。
でも、時々思うんですよ。
日本の技術力の代表格って、実は機構設計の精度だったりするんです。
つまり、電子部品とかではなく、ギヤやカムが可動する機械です。
日本の金型は世界一と言いますが、そのおかげだと勝手に想像しています。
コンパクトのフィルムカメラはギヤと制御システムの固まりです。
それが無くなると日本のうまみの一部を失うのかな。。と。
デジカメの可動部品なんて、せいぜいレンズ(とシャッター)くらいですよね。
これは、音楽機器のメディアがICメモリになったことに似ています。
カセットテープやビデオテープなど、複雑な機構による精密な動作と
振動を抑えた高速な動作は、日本のお家芸だったはずです。
DVDプレーヤとか、HDDレコーダとか、振動とか殆ど関係ないし。
内部の画像処理で高品質にするとか、そういう売りばかりになるし。
基礎部分でメーカのばらつきが無くなるというか、なんというか。
ケータイの機種がメーカに寄らず普遍的で、
どれもデザイン以外の差が無くなってしまいつつありますが
なんだかそんな気分です。ツマラン。